TOPアメリカン・プロレスAEW 2022年 →AEW:All Out 9/4/22

AEW:All Out 9/4/22の分析


名勝負 タッグ王座戦:スワーヴ・イン・アワ・グローリー(キース・リー、スワーヴ・ストリックランド)(ch)vs.ザ・アクレイムド
好勝負 エディ・キングストンvs.石井智宏

初代世界トリオス王座トーナメント決勝:ジ・エリート(ケニー・オメガ、ヤング・バックス)vs.アダム・ペイジダーク・オーダー(アレックス・レイノルズ、ジョン・シルヴァー)

AEW世界王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.CMパンク

@AAA世界ミックスド・タッグ王座戦:サミー・ゲヴァラ、タイ・メロ(ch)vs.オーティズ、ルビー・ソーホー
AFTW王座戦:ホック(ch)vs.アンジェロ・パーカー
Bオール・アトランティック王座戦:Pac(ch)vs.キップ・セイビアン
Cエディ・キングストンvs.石井智宏
 チョップの打ち合い。
 一つ一つその見せ方微調整して魅せます。

 技の使い方は教科書に沿った綺麗な見せ方。

 観る側の呼吸にも合ったリズムなので、
 偏執的ながら綺麗に見える狙い通りの内容。

 前回の試合を踏まえてより彼らの色を出すことに成功しています。

 ぎりぎり好勝負。


@カジノ・ラダー・マッチ:ザ・ジョーカーvs.アンドラーデ・エル・イドロvs.クラウディオ・キャスタニョーリvs.ダンテ・マーチンvs.ペンタ・エル0M vs.レイ・フェニックスvs.ルーシュvs.ウィーラーYUTA

A初代世界トリオス王座トーナメント決勝:ジ・エリート(ケニー・オメガ、ヤング・バックス)vs.アダム・ペイジダーク・オーダー(アレックス・レイノルズ、ジョン・シルヴァー)
 ペイジとダーク・オーダーの仲良しながらも価値観に違いがある部分を描き、
 オメガとペイジの因縁もまた織り込まれます。
 狙い通りストーリー・テリングが芳醇。

 一方のアクションの部分ではオメガが本調子でないものの
 しっかりフォローするバックスが見事でしたね。

 またトリオならではの派手なお祭り要素が
 オメガに無理なくトップ・エースとしての見せ場を用意しています。
 負荷を抑えて迎えた終盤ではペイジとの一騎打ちで重厚な攻防をこなしました。

 トリオだからこそ、トリオにしか出来ない絵で最高の盛り上がりを生み出して〆。

 初代王座戦にふさわしい内容でした。

 文句なしに好勝負。

BTBS王座戦:ジェイド・カージル(ch)vs.アテナ
CFTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)、ワードロウvs.モーター・シティ・マシンガンズ、ジェイ・リーサル
Dパワーハウス・ホブスvs.リッキー・スタークス

Eタッグ王座戦:スワーヴ・イン・アワ・グローリー(キース・リー、スワーヴ・ストリックランド)(ch)vs.ザ・アクレイムド
 SIOGは見栄えする動きが戦略的に相手を引っ掛ける動きとしても両立しているのが素晴らしい。

 アクレイムドは人気沸騰中。
 セコンドのビリー・ガンの存在と
 シザース・ミー・ポーズを生み出したのが大きいですね。

 勿論攻防のパフォーマンスも良く、
 盤石なSIOGに押し切られないだけの印象作りも出来ています。

 王道なライン作りでエピックというべき雰囲気を生み出しました。
 
 アクレイムドは惜しくも散りましたが、
 この内容は今後のキャリアを変えるだけの一戦でした。

 エネルギーに満ち溢れたファイトでMOTN。

 ぎりぎり名勝負です。

F暫定女性王座戦:トニー・ストームvs.ドクター・ブリット・ベイカーDMDvs.ヒカル・シダvs.ジェイミー・ヘイター
Gクリスチャン・ケイジvs.ジャック・ペリー
Hクリス・ジェリコvs.ブライアン・ダニエルソン
Iダービー・アレン、ミロ、スティングvs.ザ・ハウス・オブ・ブラック(マラカイ・ブラック、ブロディ・キング、バディ・マシューズ)

JAEW世界王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.CMパンク
 シカゴ開催ということでパンクへは大きな歓声。
 Dynamiteでの前戦を踏まえたワン・メイク・ドラマ。

 まずはパンクが速攻を仕掛けG2S。
 この間合いの測り方は良かったですね。

 場外乱戦の鉄柱攻撃からパンクが流血しモクスリーのターン。
 血染めの顔芸交えて大技一つ一つで盛り上げました。

 シカゴだしこういう試合の作り方もあり…と
 リアルタイムで見てたら思えたんでしょうね…。

 試合後の顛末知った後で見てしまうと複雑でしかありませんが…。

 モクスリーのテンポ・コントロールは見事で
 最後のフィニッシュの仕方も印象的でした。
 
 試合としてはメインに値する合格点。

 ぎりぎり好勝負です。

 試合後MJFが遂に復活。
 期待感が高まりましたが、これもまた…。

 試合数多すぎ問題はあるものの今年を代表する大会の一つです。
 (執筆日:9/?/22)

Rating:★★★★★

注目試合の詳細

なし

試合結果

@AAA世界ミックスド・タッグ王座戦:サミー・ゲヴァラ、タイ・メロ(ch)vs.オーティズ、ルビー・ソーホー
AFTW王座戦:ホック(ch)vs.アンジェロ・パーカー
Bオール・アトランティック王座戦:Pac(ch)vs.キップ・セイビアン
Cエディ・キングストンvs.石井智宏
@カジノ・ラダー・マッチ:ザ・ジョーカーvs.アンドラーデ・エル・イドロvs.クラウディオ・キャスタニョーリvs.ダンテ・マーチンvs.ペンタ・エル0M vs.レイ・フェニックスvs.ルーシュvs.ウィーラーYUTA
A初代世界トリオス王座トーナメント決勝:ジ・エリート(ケニー・オメガ、ヤング・バックス)(初代チャンピオン!)vs.アダム・ペイジダーク・オーダー(アレックス・レイノルズ、ジョン・シルヴァー)
BTBS王座戦:ジェイド・カージル(ch)vs.アテナ
CFTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)、ワードロウvs.モーター・シティ・マシンガンズ、ジェイ・リーサル
Dパワーハウス・ホブスvs.リッキー・スタークス
Eタッグ王座戦:スワーヴ・イン・アワ・グローリー(キース・リー、スワーヴ・ストリックランド)(ch)vs.ザ・アクレイムド
F暫定女性王座戦:トニー・ストーム(新チャンピオン!)vs.ドクター・ブリット・ベイカーDMDvs.ヒカル・シダvs.ジェイミー・ヘイター
Gクリスチャン・ケイジvs.ジャック・ペリー
Hクリス・ジェリコvs.ブライアン・ダニエルソン
Iダービー・アレン、ミロ、スティングvs.ザ・ハウス・オブ・ブラック(マラカイ・ブラック、ブロディ・キング、バディ・マシューズ)
JAEW世界王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.CMパンク(新チャンピオン!)