TOPアメリカン・プロレスAEW 2020年 →AEW:Revolution 3/1/20

AEW:Revolution 3/1/20の分析


名勝負 タッグ王座戦:ハングマン・ペイジ、ケニー・オメガ(ch)vs.ヤング・バックス
好勝負 なし

@ダーク・オーダーvs.SCU
Aジェイク・ヘイガーvs.ダスティン・ローデス
Bダービー・アレンvs.サミー・ゲヴァラ

Cタッグ王座戦:ハングマン・ペイジ、ケニー・オメガ(ch)vs.ヤング・バックス
 バックスの動きの見せ方は完全にコントロールされてますね。
 全速力は簡単。制動するのはより難しい。
 キャリアを重ねた今だからこその動きです。

 そして丁寧に紡いできたペイジのバックスに対する不穏な感情。

 リスペクトのある攻防と棘のある乱戦を一つの試合の中で両方楽しめます。

 チーム間だけでなくチーム内も感情が渦巻く。
 ヒートアップするペイジをオメガが抑えようとしたり、
 逆に控えめなオメガにペイジがイラついたり。
 バックス内もニックとマットでスタンスは細やかに違いがあります。

 六通りの感情の交錯による最高峰のストーリー・テリング。

 アクションも上質な連携技は勿論のこと、
 スポットだけで押さずに焦らしを入れたり、
 タッグの構成の作り、空間の使い方、
 あらゆる要素で一級品のものを見せています。

 花道の攻防、スパイク・ツームストンによるペイジのKOシーンで
 ドラマも最高潮に爆発させてフィニッシュ。
 最後ペイジがニック、マットそれぞれに
 パックショット・ラリアットを叩き込み、
 ペイジ一人で勝ったような演出をしたのは
 まだTo be Continued?って感じで
 進展がなかったとこぐらいでしょうかね、不満点は。

 文句なしに名勝負。
 (執筆日:3/?/20)

D女子王座戦:ナイラ・ローズ(ch)vs.クリス・スタットランダー

EMJF vs.コーディ
 MJFがスカして観客を煽ります。
 そこから道化としてやられて、と更に煽り。

 ワードロウの使い方といい
 一要素に振り切り過ぎてバランスはやや悪いですね。

 キャラの魅力は全開で楽しいんですけれども。

 MJF大流血を経て後半戦。
 ここも同じく、スポットに寄っていますが、
 ミッド・カードとは思えない程ビッグ・スポット連発で盛り上がりました。

 平均的な良試合。
 (執筆日:5/?/22)

FPac vs.オレンジ・キャシディー

GAEW世界王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.ジョン・モクスリー
 弾みをつけて場外乱戦に移ると観客席へ。
 双方のお得意な形ですね。

 ジェリコがモクスリーの眼帯部分を攻撃、テーブルにパワー・ボムを決め主導権を握ります。
 ジェリコの煽りは相変わらず上手いので問題なく進行。
 肉体的負荷を抑えつつ表現ができています。
 モクスリーの眼帯部から流血は
 ちょっとやり過ぎで嘘っぽさもありましたけれど。

 不穏間を出していたジェリコのセコンド介入⇒追放、という
 定番の展開で筋道を立てると最後はモクスリーのアピール力で押し切り。

 化学反応と呼べる程のものはなかったですが、
 TVプロレスとして的確に合格点を叩きだした内容です。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:3/?/20)
Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ダーク・オーダーvs.SCU
Aジェイク・ヘイガーvs.ダスティン・ローデス
Bダービー・アレンvs.サミー・ゲヴァラ
Cタッグ王座戦:ハングマン・ペイジ、ケニー・オメガ(ch)vs.ヤング・バックス
D女子王座戦:ナイラ・ローズ(ch)vs.クリス・スタットランダー
EMJF vs.コーディ
FPac vs.オレンジ・キャシディー
GAEW世界王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.ジョン・モクスリー(新チャンピオン!)