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30年代のプロレス:Best of US 1930sの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

①NYSAC世界ヘビー級王座戦:ディック・シカット(ch)vs.ジム・ロンドス(6/6/30)
 (カットあり)
 ロンドスが身長で劣る中で
 グラウンドで身長差を乗り越えた戦いをしたり
 俊敏さで翻弄したりします。

 しかしそれをデフォルメして明瞭化させる年代ではなく、
 琴線に触れるとは言い難い内容。

 それでも悪くないですし、
 クライマックスのシカットが詰めて投げていく中で、
 ロンドスがひっくり返す攻防は演出として良かった。

 平均より少し上。

②統一世界ヘビー級王座戦:ブロンコ・ナガースキー(ch)vs.ヴィンセント・トぺス(2-0)(8/11/37)
 (カットあり)
 ヘッド・ロックをフィニッシュ・サブミッションかのように
 扱ったオールド・スクールな攻防。
 
 小刻みに抵抗する動きを入れていてリアリティーがあります。

 ブロンコが見事なタックルを見せて盛り上げましたが、
 対するトぺスのアピールが不十分でそのまま2-0フィニッシュ。

 カットされているせいかもしれませんが、
 もう少しトぺスの攻め手も見られると良かった。

 平均より少し上。

③統一世界ヘビー級王座戦:ブロンコ・ナガースキー(ch)vs.ジム・ロンドス(11/18/38)
 密度の高い基本サブミッションによる攻防。

 ブロンコが定番タックルやフロント・ヘッド・ロック・ネック・ブリーカーで攻め込む中、
 ジムがアーム・ブリーカーから一発逆転に導いていく
 クライマックスも熱かった。

 かなり初期の時代ですから、
 50年代プロレスから更に幅が狭く、
 そこの限界を感じるものの
 この試合の位置づけ通り当時のトップ・クラスの内容ではないか、と
 信じさせる見応えがありましたね。

 中々良い試合。
 (執筆日:5/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

①NYSAC世界ヘビー級王座戦:ディック・シカット(ch)vs.ジム・ロンドス(6/6/30)
②統一世界ヘビー級王座戦:ブロンコ・ナガースキー(ch)vs.ヴィンセント・トぺス(2-0)(8/11/37)
③統一世界ヘビー級王座戦:ブロンコ・ナガースキー(ch)vs.ジム・ロンドス(新チャンピオン!)(11/18/38)