50-60年代のプロレス:Best of NWA 1953の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 3本勝負:ウォーレン・ボックウィンクルvs.ビリー・ヴァルガ(5/23/53) |
①3本勝負:ルー・テーズvs.ハンス・シュミット(1/16/53)
シュミットが荒々しい打撃。
アクションだけでなく身振りも豊かで
魅力的なヒールになっていますね。
ただテーズが安易にヒール・ワークにやられるので、
折角の地力が十分に活かされていない内容になっています。
最後も映像がカットされているのか劣化で途切れたのか
突然場外での殴り合いにシーンが変わって
両者リングに戻れない程ヒート・アップしノー・コンテスト。
この2人の試合としては期待外れ。
平均レベル。
(執筆日:5/?/20)
②3本勝負:ウォーレン・ボックウィンクルvs.ビリー・ヴァルガ(5/23/53)
フライング・ヘッド・シザースといった見せ場の華やかさと
サブミッションで締め上げている時の力の伝達力。
良いですね。
ベースラインのクオリティもさることながら2本目の出来が秀逸。
1本目を取られたヴァルガが
警戒心と危機感を持って挑む様子を
見事にレスリングに反映させています。
オールド・スクールは牧歌的な所がありがちですが、
フェイス/ヒール要素なしでのここまでの緊張感は中々見たことがありません。
テンポ・コントロールもできていて見事。
最後はドローなので行くところまでは行かずですが、
腹パンし合う最後の絵面は良かった。
MOTY候補。
ぎりぎり好勝負です。
(執筆日:1/?/22)
注目試合の詳細
なし試合結果
①3本勝負:ルー・テーズvs.ハンス・シュミット(1-1)(ノー・コンテスト)(1/16/53)②3本勝負:ウォーレン・ボックウィンクルvs.ビリー・ヴァルガ(1-1)(時間切れ)(5/23/53)