南アフリカのプロレス:Best of South Afuricaの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 3本勝負:スティーブン・リーガルvs.タイガー・ダリバー・シン(?/?/87) |
@3本勝負:スティーブン・リーガルvs.タイガー・ダリバー・シン(?/?/87)
どういう経緯かは良く分かりませんが
87年の南アフリカでWorld of Sportsのカードが実現しました。
タイガーは華麗なマット・テクニックを披露。
体格もあるためパワフルな動きも出来ますね。
一方でリーガルはまだ若く線が細いものの
そのせいもあって完成されていない部分を逆に利用してメリハリをつけています。
やられっぷりが良く、ダウン時間の間隔も良いですね。
南アフリカという事に配慮してか余計なダウン・カウント・ルールがなく、その感覚の鋭さが際立っています。
2本目は追い込まれたリーガルが相手をダウンさせ煽る展開。
それだけかと思いきや
R制の仕切りを利用してタイガーがリベンジする展開も組み込み激しい乱戦としています。
1本目のフィニッシャーのクロス・ボディを活かしてフィニッシュ。
3本目は短め。
場外を使うことで分かりやすく最終局面に持ち込んでいます。
複雑で時にチープなエンディングを生み出すWorld of Sportsルールですが
南アフリカという事情がその欠点を削ぎ落とし、
そこに演者の高いモチベーションを加え、素晴らしい試合に仕上げました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:11/14/11)