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WWC:The Life and Times of Abdullah the Butcher の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

Wrestling Observer製作。初作品です。
2枚、約3時間20分です。

本編は2時間に及ぶシュート・インタビュー。
4つぐらいに分かれていますが話題ごとのチャプター、サブ・メニューはありません。
ドラゴン・ゲートまで話題は多岐に渡っている様子。

@カルロス・コロンvs.アブドゥーラ・ブッチャー(WWC Anniversary 9/21/85)
 アビーの調子が悪く最初は全然手を出しません。
 意外に空気を読めない感のあるカルロスが
 レフェリーに隠してパンチを打ったり噛みついたりします。
 その後もまるで冴えず退屈な内容です。
 最後はレフェリーが巻き込まれた後で
 唐突に場外に繰り出すと観客席の方へ。
 むしろこれが見所になるかもしれませんがカメラは追っていきません。
 ひどい試合。
 (執筆日:9/17/09)

Aアブドゥーラ・ザ・ブッチャーvs.ジャイアント馬場(WWC Anniversary 9/20/86)
 テーブルに叩きつけてからアビーがリングに戻るとリングアウト。
 3分ほどの乱戦でした。
 まあ馬場が良いラフ・ファイトを見せてはいたけど余りに短い。
 悪い試合。

Bアブドゥーラ・ブッチャーvs.ジャイアント・ウォーリアー(WWC)
 前半はアビーが一方的に叩きのめしてウォーリアーに血を流させ、
 後半はウォーリアーが当たっていないドロップ・キックや無理のある巴投げなどで攻撃。
 ガラクタ過ぎる内容で、ひどすぎる試合です。

Cアブドゥーラ・ブッチャーvs.ブルーザー・ブロディ(WWC)
 ブロディの大振りの打撃対アビーの凶器攻撃。
 良い異形のぶつかり合いですね。
 雰囲気がありますよ。
 しかし当然のごとく5分ほど、不透明決着、乱戦の構築の気はなし、です。
 平均レベル。 

Dウォー・ゲームス:アブドゥーラ・ザ・ブッチャー、グリズリー・ムーン、アイアン・シーク、チッキー・スター、ハーキュリース・アヤナvs.カルロス・コロン、TNT、ブルーザー・ブロディ、グリズリー・ムーン、ダッチ・マンテル、インベイダーI(WWC 80s)
 ウォー・ゲームスですが本家と違って全員入場した状態で始まる上、
 手錠がやたら吊り下げられているのでそれに繋がれるとボコられるしかなく、
 考えなしの膠着乱戦となっています。
 この時点ではシークがカルロスのライバルに位置づけられているようで終盤はシークがカルロスを痛めつけるシーンばかり映っていましたね。
 WWCは延々と同じ乱戦を繰り返すので最終決着戦ではなく見事なアンチ・クライマックスでした。
 ひどい試合。

 アビーのレストランを紹介するビデオが収録されています。
 またDVDで使われた曲をまとめたサウンドトラックCDもついています。

総評
 力が入っている事は伝わってくるのですが、
 インタビューに興味がなければ完全にスルーで問題ないですね。
 (執筆日:8/5/10)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@カルロス・コロンvs.アブドゥーラ・ブッチャー(ダブル・リングアウト)(WWC Anniversary 9/21/85)
Aアブドゥーラ・ザ・ブッチャーvs.ジャイアント馬場(リングアウト)(WWC Anniversary 9/20/86)
Bアブドゥーラ・ブッチャーvs.ジャイアント・ウォーリアー(DQ)(WWC)
Cアブドゥーラ・ブッチャーvs.ブルーザー・ブロディ(ノー・コンテスト)(WWC)
Dウォー・ゲームス:アブドゥーラ・ザ・ブッチャー、グリズリー・ムーン、アイアン・シーク、チッキー・スター、ハーキュリース・アヤナvs.カルロス・コロン、TNT、ブルーザー・ブロディ、グリズリー・ムーン、ダッチ・マンテル、インベイダーI(WWC 80s)