Panama:Best of Panama Wrestling 1988の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 3本勝負:プリンス・アイランドI vs.サンドカン(9/?/88) |
@3本勝負:プリンス・アイランドI vs.サンドカン(9/?/88)
LAパーク(PII)vs.スペル・パルカ(サンドカン)対決。
サンドカンが不意打ちで缶を叩きつけ流血。
そのままラフに追い立て1本取る分かりやすい展開で引き込みましたね。
2本目はプリンスIがダイナミックな反撃。
単純明快な展開が功を奏していて割れるような歓声が生まれています。
3本目はダイブをポイントで挟む王道の構造。
大技ベースで温め最後の決着まで、
しっかりと攻防の効果が繋がれました。
最後ギブ・アップしたと勘違いしてジャベを解いてしまうのは
少しルチャらしい曖昧さですが、ケチが付くほどではありません。
素晴らしいライバル対決でした。
ぎりぎり好勝負。
A3本勝負:プリンス・アイランドI vs.プリンス・アイランドII(?/?/88)
サンドカンはマスクを失いプリンス・アイランドIIに改名し、ライバル対決再びです。
まったりオーソドックスな攻防でスタート。
その攻防自体はまあまあですが、
場外、エプロン使って機運を作っていくのは上手い。
特にプリンスIIのタイミング取りが良く、のせられました。
プリンスIIがトペの要領で場外のプリンスIに飛びつき
サンセット・フリップでフィニッシュ。
これは大迫力で納得の〆でしたね。
2本目はお互いコーナーで宙返り着地見せたりと様式美モードを混ぜつつ、綺麗なトペコンからフィニッシュ。
1本目と同じくリングアウト・フィニッシュにしたのは構造上も良かった。
3本目。
落ち着いたシーンの攻防は決まる感がなく間延びした感がありますね。
ビッグ・マッチの迫力はありつつ時間をもう少し絞りたかったか。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:2/?/23)