NKPW:Impact 3/21/09の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚組み約1時間50分です。
(?は韓国人で名前が分からない選手)
@キム・ナンソクvs.タエ・ユン・ハン
キムはK-DOJOに参戦していた割りには
技のセレクトがスタイルを考えてない歪な物過ぎる。
体も見れたものじゃない。
2人とも技の使い方は良くない。
ロープ・ワークを多用し技もそれなりに出ているので見れなくもないが。
悪い試合。
A(?)vs.(?)
ハイ・フライングにWWEを意識したヒールを+。
ヒール・レスラーもどきはヒール・ムーブや大仰なリアクションを見せレフェリー気絶スポットもありました。
しかし試合の進め方は展開からカウントの返し方まで出鱈目。
場外ムーンサルトの自爆は受け手が気づかなかったようにも見える。
脚を首に絡めるツームストンなんてものもありましたね。
無駄に技に手を加える素人思考です。
ひどい試合。
ヒールが勝利しました。
B3ウェイ・ダンス:風香vs.キム・チヘイvs.KAZUKI
試合はKAZUKIvs.風香とKAZUKI、風香がヒールとして組む事で
何とか形をつけようとした内容。
キムがデビュー戦という事を考えるとこれ自体は自然ですが・・・
キムが凄い。
試合を作るという意識がまったくなし。
受ける気なしで攻めっぱなし。
シングルになっても変わらずカウント3を拒否し続け
最後はレフェリーがカウント3を入ったことにして強制終了です。
シュートを仕掛けた、というより只負けを拒否した感じ。
副業という事で地のエゴっぷりが爆発、
どこぞのものとも知らぬ日本人に負ける事が嫌だった、って所でしょう。
ひどい試合です。
CCIMA、横須賀享vs.斉藤了、堀口元気
前の3試合がどうしようもないので
堀口のHAGEネタで暖めたりヒールで孤立させたりと
1つ1つゆっくりと観客をのせていきました。
連携技も繰り出されましたが、
ドラゲーならもう少し圧倒できる物が繰り出せたはず。
平均レベル。
Dライト級王座戦、3本勝負:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.ピティ・ウィリアムス
こちらは良い意味で観客を気にせず2人の魅力を出していきます。
なんら変わった事をしてないし長くないながらも
導入としてはぴったりのレスリングから始まり
ヒールの味付けからフット・ワークを活かした構築です。
連続技によるリズムのつけ方も良いですね。
これぞプロの仕事と感心しました。
しかしBMEであっさり終了。
惜しいなと思っていたら3本勝負だったんですね。
気を取り直しかけるも、ここで2本目がロープ悪用のカバーですぐ終わるのですが
これがこの2人とは思えないぐらい見せ方が悪く、
試合への集中が途切れてしまいました。
3本目もヒールのピティが支配するシーンから始まり
3本勝負という形式に上手く対応できていませんでしたね。
ばら撒きで思った程取り戻せず
最後も良い攻防こそあったものの
巻き込まれ役を与えられた下手くそレフェリーがちょこまか動くので台無し。
平均より少し上程度。
ENKPW王座戦:西村修(ch)vs.ユン・ガンチルvs.エッキー・エクスシュタイン
時間を持たせるために軽くエッキー、西村の絡みもあるけれど
基本的には日本人、ドイツ人に苛められながらも
韓国人がその苦境を乗り越え王座を奪い返す、という内容。
結果だけで成立しているストーリーなので終始退屈です。
ひどい試合。
何故か高岩竜一、征矢学vs.力抜山、キムは収録されておらず。
総評。
韓国のプロレスという資料としては面白さは軽くあるけれど・・・。
(執筆日:8/14/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@キム・ナンソクvs.タエ・ユン・ハンA(?)vs.(?)
B3ウェイ・ダンス:風香vs.キム・チヘイvs.KAZUKI
CCIMA、横須賀享vs.斉藤了、堀口元気
Dライト級王座戦、3本勝負:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.ピティ・ウィリアムス(新チャンピオン!)(2−1)
ENKPW王座戦:西村修(ch)vs.ユン・ガンチル(新チャンピオン!)vs.エッキー・エクスシュタイン