wXw:Best of wXw 2022の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ボビー・ガンズvs.アクセル・ティッチャー(8/6/22) 阿部史典vs.マーシャ・スラモヴィッチ(9/30/22) |
@16CGT1回戦:ジョナサン・グレシャムvs.ボビー・ガンズ(3/4/22)
グレシャムの流れるような動き。
ホームのボビーがそれを切る形は
しっかりお互いのポジションを踏まえた噛み合わせと言えます。
ただボビーの進め方は見えづらく地味でしたね。
好調のグレシャムがばっちり仕上げ、トーナメント初日のメインを務めあげました。
中々良い試合。
AAMBITION 13準決勝:阿部史典vs.入江茂弘(3/5/22)
阿部はシリアスなグラウンド・テクを見せながらも
ひょうきんな顔芸も混ぜ込んでいて
キャッチのユーモアに通じるセンスを見せていますね。
入江も石頭ギミックなど活かしながら同じ世界観で活躍。
魅力的ながら6分という試合時間は短いですね。
6分でやるならユーモア完全排除で突っ走って欲しかった。
平均的な良試合。
BwXw統一世界王座戦、60分アイアン・マン・マッチ:トリスタン・アーチャー(ch)vs.アクセル・ティッチャー(6/3/22)
アクセルのレスリングのボディ・コントロールは見事ですね。
トリスタンはロープ・ブレイクを多用してこずるさアピールしていますが、
ベーシック・スキル+αのα部分が見えず物足りなさがあります。
ダイブを食らって劣勢になったトリスタンがベルト攻撃でDQ。
1本失うもKOしたアクセルに技を重ね、すぐに3-1。
アクセルが主人公特性を見せながら3-3に追いつき30分経過。
ここからは次の1本を巡る長い戦い。
部位狙いや場外乱闘、打撃戦など
色々な要素を散りばめているのですが、
散文的で目的性に欠けましたね。
トリスタンの特性を考えると
60分ではなく30分アイアン・マン・マッチにして
TVプロレス的演出でしっかりリード・ラインを引いた方が良かったでしょうね。
もしくはR制にしてしまうか。
平均的な良試合です。
Cボビー・ガンズvs.アクセル・ティッチャー(8/6/22)
レスリングの中に印象的な場面を織り込み
激しいアクションに移る前に
トップ・ファイターならではの火花を散らします。
意味性で持ってしっかり表現できていますね。
中盤に部位攻めが加わりますが、
テクニカル且つバランスよく織り交ぜられます。
その後もテンポ・コントロール、技の使い方、
どの面とっても上質で総合力の高さを見せつけた一戦でした。
王座戦でもなく見落としがちですが、これは良い試合でした。
ぎりぎり好勝負。
D阿部史典vs.マーシャ・スラモヴィッチ(9/30/22)
阿部がエプロンのマーシャを思いっきり蹴り落とし、
観客席の前で打撃の耐え合いを展開したりと
やりたいこと気持ちよく行っていますね。
マーシャは劣勢に追い込まれながらも
求められている気の強さを見せ、
綺麗な流れで理想的な熱狂を生みました。
10分とコンパクトですが、これが見たかった!と言わせる内容。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:10/?/22)
注目試合の詳細
なし試合結果
@16CGT1回戦:ジョナサン・グレシャムvs.ボビー・ガンズ(3/4/22)AAMBITION 13準決勝:阿部史典vs.入江茂弘(3/5/22)
BwXw統一世界王座戦、60分アイアン・マン・マッチ:トリスタン・アーチャー(ch)vs.アクセル・ティッチャー(4-3)(6/3/22)
Cボビー・ガンズvs.アクセル・ティッチャー(8/6/22)
D阿部史典vs.マーシャ・スラモヴィッチ(9/30/22)