wXw:Best of wXw 2013の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | タッグ王座#1コンテンダーズ・マッチ:リーダーズ・オブ・ザ・ニュー・スクール(ザック・セイバーJr.、マーティ・スクール)vs.ジョニー・ガルガーノ、ケヴィン・スティーン(4/27/13) ワールド・トライアングル・リーグ:関本大介vs.ビッグ・ヴァン・ウォルター(10/5/13) |
@ショットガン王座戦:イリア・ドラグノフ(ch)vs.トビー・ブラント(8/18/13)
wXwが新しいジャンルとして作ろうとしている
MMA的要素を含むアンビション、ショットガン・スタイル。
2人とも技の決め方、受け方の技術は足りませんが、
そのスタイルに対して共通するものが見えているようで
常に行われるアクションは魅力的で
様々な技によるヒート・アップ要素も成功しています。
若手ならではの独特の感性が光った情熱的な試合。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:10/?/13)
Aタッグ王座#1コンテンダーズ・マッチ:リーダーズ・オブ・ザ・ニュー・スクール(ザック・セイバーJr.、マーティ・スクール)vs.ジョニー・ガルガーノ、ケヴィン・スティーン(4/27/13)
まずはセイバーとガルガーノが
グラウンドで素早い切り返し合いでセットアップ。
スティーン流のユーモアを挟みながら
それぞれ細かく連携のテクニックを見せます。
スティーン/ガルガーノは目新しいので
どこまでのものになるかと思っていましたが、
しっかりと形になっていますね。
LotNSと互角にやりあう展開でしたが、
まったく遜色ない素晴らしい化学反応が出来ていました。
文句のつけようのない素晴らしい試合でした。
文句なしに好勝負。
(執筆日:8/?/17)
Bワールド・トライアングル・リーグ:ドリュー・グラックvs.ザック・セイバーJr.(10/4/03)
単なるリーグ戦とはいえ団体を背負ったカード。
じっくりとグラウンドで攻防。
印象的なものから技術的なものまで幅広く魅せる。
彼らのレスリングを存分に堪能できるのは嬉しいものの
20分一本勝負にも関わらず、
残り3分くらいまでほとんど展開しないのは残念。
細かなアクセントは色々あったんですけどね。
残り3分からもレスリングからの絵作りなので、
打撃の打ち合いから演舞という限られたアクションで
試合時間ぎりぎりのフィニッシュ。
良くも悪くも彼らの一面に特化した内容。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:2/?/20)
Cワールド・トライアングル・リーグ:リコシェvs.ザック・セイバーJr.(10/5/13)
リコシェの円弧を描くハイ・フライに
ドイツの観客も大盛り上がり。
良い雰囲気の中、場外戦では
柵に登ってムーンサルトを放つサービスもあり。
投打締、幅広い攻防となりましたが、
両者の間に何も不具合なく
素晴らしい攻防を生み出し続けました。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:8/?/17)
Dワールド・トライアングル・リーグ:関本大介vs.ビッグ・ヴァン・ウォルター(10/5/13)
ビッグ・マン同士インパクトがあるので
着実な積み重ね構築でも
積み上げられる一段一段は普通のレスラーより高い。
関本がロー・キックも交えて脚攻め。
積み重なった汗が打撃を放つ際に飛び散ります。
ただ沸点はそこまでなく、20分時間切れは良くも悪くも必然。
ここでコイントスで勝負を決めようとしたのはナンセンス。
両者も抗議してオーバータイムに落ち着くのですが、
最終的に採用されない前振りとしてもひどい。
それはともかくオーバータイムになると温存していた
派手な大技をぶつけあって
溜めていたボルテージを一気に爆発させました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:8/?/17)
EWTL公式戦:ジョナサン・グレシャムvs.ジョン・クリンガー(10/5/13)
軽量級のテンポ感に合わせたクリンガーの受け。
クリンガーが攻め側に転じますが、
ノリの良い、ただ時に暴走するwXwの観客を
上手く手綱を引いてコントロールしていますね。
見ている側の感覚を的確に揺さぶる攻防です。
攻防には体格差を反映させていないですが、
それでも小さいグレシャムが張り合う様は
体格無視のデメリット以上に盛り上がることも確かです。
意欲的な攻防で団体を背負った対決ならではのものを見せました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:12/?/21)
Fワールド・トライアングル・リーグ決勝:関本大介vs.ジョナサン・グレシャムvs.ザック・セイバーJr.(10/6/13)
こういうカードだとどうしても関本とセイバー、グレシャムの
体格差が試合の枠組みに入れざるを得ず規定されますね。
ただ関本を排除しなければいけない意思があるのは良いのですが、
攻めが弱く排除できるに値するものかは疑問。
この絡み含めて攻防のグレード感が思ったより高くなかった印象があります。
3人目を排除しないと試合が決まらないという意思が
しっかりあるのは3ウェイの基本の部分として素晴らしいのですが、
それ以外は普通のクオリティにとどまりました。
平均的な良試合。
(執筆日:8/?/17)
Gタッグ王座戦:AUTsiders(ビッグ・ヴァン・ウォルター、ロバート・ドレイカー)(ch)vs.ホット&スパイシー(アクセル・ディーターJr.、ダ・マック)(11/16/13)
ドレイカーは体格がある方ですが、出しゃばらずポイントで主張。
ウォルターが攻め比率高くしてバランスを取っていますね。
とはいえ両チームともトップ・タッグではないので、まずまずのクオリティ。
それが激変したのはマックの孤立に続くディーターの孤立シーン。
鉄柱にぶつけられたディーターがアクシデントで流血し、
そこをウォルターがまた鮮烈に印象付けて特別な試合へと転じます。
双方それぞれ終盤はカードを使い切って盛り上げましたが、
それでもディーターの流血を活かしきれず。
マックがディーターの負担を軽くしようとする演出をするには個のスキルが足りず。
セコンドでも律儀にルールを守ってエプロンで立っている場合じゃないですね。
試合時間設定の31分も少し長すぎて
流血による効果が維持できなかった。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:2/?/20)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ショットガン王座戦:イリア・ドラグノフ(ch)vs.トビー・ブラント(8/18/13)Aタッグ王座#1コンテンダーズ・マッチ:リーダーズ・オブ・ザ・ニュー・スクール(ザック・セイバーJr.、マーティ・スクール)vs.ジョニー・ガルガーノ、ケヴィン・スティーン(4/27/13)
Bワールド・トライアングル・リーグ:ドリュー・グラックvs.ザック・セイバーJr.(10/4/03)
Cワールド・トライアングル・リーグ:リコシェvs.ザック・セイバーJr.(10/5/13)
Dワールド・トライアングル・リーグ:関本大介vs.ビッグ・ヴァン・ウォルター(10/5/13)
EWTL公式戦:ジョナサン・グレシャムvs.ジョン・クリンガー(10/5/13)
Fワールド・トライアングル・リーグ決勝:関本大介vs.ジョナサン・グレシャムvs.ザック・セイバーJr.(10/6/13)
Gタッグ王座戦:AUTsiders(ビッグ・ヴァン・ウォルター、ロバート・ドレイカー)(ch)vs.ホット&スパイシー(アクセル・ディーターJr.、ダ・マック)(新チャンピオン!)(11/16/13)