TOP他大陸のプロレスwXw →wXw:16 Carat Gold Tournament Night Three 3/4/12

wXw:16 Carat Gold Tournament Night Three 3/4/12の分析


名勝負 なし
好勝負 イリミネーション・マッチ:ビッグ・ヴァン・ウォルター、関本大介、2フェイス、キム・レイvs.アックスマン、佐々木義人、カールステン・ベック、ロバート・ドレイスカー

@準決勝:エル・ジェネリコvs.ジョニー・モス
A準決勝:ザック・セイバーJr. vs.トミー・エンド
Bクリス・ラッシュ、アーロン・インセインvs.ジェイ・スキレットvs.ジョナサン・グレシャム
Cバッド・ボーンズ、アブソリュート・アンディvs.ドレイク・ヤンガー、マイク・シュワルツ
Dジョン・ライアンvs.ノーム・ダー

Eワールド・オブ・スポーツ:フィンレーvs.ジョニー・キッド
 仕草で感情を表現し、
 掴み掛る際に仕掛けを施し、
 接触してからは体勢の取り方に気を使っている。
 ディティールに意味のあるベテラン同士ならではのレスリング。
 vs.サミに代表される怖いフィンレーとは違った
 楽しみながら技術を披露するフィンレーが見られます。
 キッドも中々良い感じに技を打ち込んでいましたね。
 3本勝負の構成で特に優れたものは見られないが
 ワールド・オブ・スポーツは概ねそういうものだし、
 3本のフィニッシュに関してそれぞれ軽く色分けされたのは良かった。
 エキシビション・マッチを超えるものではないが素晴らしい内容。
 好勝負に少し届かず。 

Fイリミネーション・マッチ:ビッグ・ヴァン・ウォルター、関本大介、2フェイス、キム・レイvs.アックスマン、佐々木義人、カールステン・ベック、ロバート・ドレイスカー
 良い選手も悪い選手も詰め込まれたカードですが
 8人タッグということでスピーディな試合運びを志しており、
 ワン・フォー・オールの中でそんなに波はないですね。
 むしろ荒々しさが全員に共通してあり軍団対決の趣が予想以上にありました。
 一方で数珠ブレーン・バスターのようなスポットや
 ベックの馬鹿げたキャラ・アピールのようなアクセントもありましたね。
 次々と脱落して行き残るはウォルター、関本vs.アックスマン、佐々木。
 ここからが本番。
 関本、ウォルターはど迫力のタッグで
 もうドリーム・タッグ、今年のベスト・タッグといっても過言ではない。
 佐々木は関本と相変わらず熱いぶつかり合いを見せました。
 ただ控えに入った時にもう少し応援すべきでしたね。
 普段組んでいないとはいえそこはしっかり演じて欲しかった。
 アックスマンは孤立しながらも驚異の粘りを披露。
 返しすぎかなとも思いつつ関本、ウォルターと極限まで食いついくシーンは最高でしたね。
 文句なしに好勝負。

Gダグ・ウィリアムスvs.マイケル・ダンテ

Hリーダーズ・オブ・ザ・ニュー・スクール(ザック・セイバーJr.、マーティ・スカル)vs.リッキー・マルヴィン、エミル・シトッチ
 最初のレスリング。
 セイバーとマルヴィンはお互い源流が違うせいか
 技術のぶつかりあいはないがやることは一致している。
 シトッチとスカルが流れるような攻防を見せた後、
 ニュー・スクールが縦横の動きの連携技で盛り上げます。
 アピールを取ることで次に何をするのか
 相手に理解させる時間を与えているため
 全体的にもっとスピーディに完成度を上げられる印象がありました。
 終盤もそれぞれのカラーに合った攻防かは疑問なものの良質な攻防を潤沢に用意しました。
 中々良い試合。

I決勝:エル・ジェネリコvs.トミー・エンド
 まずは殴り合いでスタートして一気に盛り上げます。
 ジェネリコもエンドも拳で打ち合えるようになったんだ、とちょっと感心。
 ペースを速めて比較的早い段階から決着を狙いに行きます。
 かと思いきや抵抗して技を決めさせないシーンを挟んでペース・ダウンさせたのは上手い。
 エンドがややラフ気味に仕掛けたことで観客が二分され両者に応援が飛びます。
 これは理想的なシチュエーションでしたが
 その反応込で動けていなかったのは残念ですね。
 ちょっと観客おいてけぼりの攻防でした。
 ハードな技を叩き込み合いながらドラマチックな仕草を加えて盛り上がりました。
 トータルではまだまだ完成度は不十分だが
 敢えてのアーレス乱入スポットも機能していて中々良い試合でした。
 
総評
 トーナメント外含め相当に充実していますね。
 そして関本、ウォルターが3日続けてショーをスティールしました。
 3日すべて手に入れるべきお勧めの大会です。
 (執筆日:7/16/12)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@準決勝:エル・ジェネリコvs.ジョニー・モス
A準決勝:ザック・セイバーJr. vs.トミー・エンド
Bクリス・ラッシュ、アーロン・インセインvs.ジェイ・スキレット、ジョナサン・グレシャム
Cバッド・ボーンズ、アブソリュート・アンディvs.ドレイク・ヤンガー、マイク・シュワルツ(ノー・コンテスト)
Dジョン・ライアンvs.ノーム・ダー
Eワールド・オブ・スポーツ:フィンレーvs.ジョニー・キッド(2-1)
Fイリミネーション・マッチ:ビッグ・ヴァン・ウォルター、関本大介、2フェイス、キム・レイvs.アックスマン、佐々木義人、カールステン・ベック、ロバート・ドレイスカー
Gダグ・ウィリアムスvs.マイケル・ダンテ
Hリーダーズ・オブ・ザ・ニュー・スクール(ザック・セイバーJr.、マーティ・スカル)vs.リッキー・マルヴィン、エミル・シトッチ
I決勝:エル・ジェネリコ(優勝!)vs.トミー・エンド