wXw:16 Carat Gold Tournament Night Two 3/3/12の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | wXw統一王座戦:ビッグ・ヴァン・ウォルター(ch)vs.関本大介 |
@ドレイク・ヤンガーvs.マイケル・ダンテ
A2フェイスvs.ジェイ・スキレットvs.キム・レイvs.ロバート・ドレイスカー
Bアックスマンvs.ノーム・ダー
Cサミ・キャリハンvs.マーティ・スカルvs.ジョナサン・グレシャム
D2回戦:リッキー・マルヴィンvs.トミー・エンド
マルヴィンが円熟味あるレスリングの動き。
エンドがそれに応えられるものを提示していないものの
マルヴィン1人だけで魅力として成立している。
中盤はエンドが腕狙い。
マルヴィンが身振りでwXwのやや雑な反応を整えます。
観客をどかさずエンドの傍にいる状況で
マルヴィンが2回スプリングボードのダイブ。
その迫力あるスポットで一気にひきつけ雪崩式技まで加速させました。
終盤になるとエンドは鋭い蹴りと見事なジャーマンで
これまでの出遅れを一気に詰め、素晴らしいコンビネーションを見せました。
もっと見ていたかったと思わせる内容。
好勝負に少し届かず。
Eバッド・ボーンズ、アブソリュート・アンディvs.ダグ・ウィリアムス、ジョン・ライアン
F2回戦:ザック・セイバーJr. vs.佐々木義人
序盤は佐々木の直線的ファイトと
セイバーのテクニカルな腕狙いがずれていますね。
セイバーの腕狙いにより序盤にも関わらず勝敗が近くなったところで一変。
自分が良いと思えばその行動に出るようになって
自分の武器を真っ向からぶつけて倒しにかかるようになります。
これぞ、ある意味ではBJストロング・スタイル。
序盤と違ってセイバーの腕狙いの織り交ぜも成功している。
ちょっと佐々木が押し切られて本来の持ち味を完全に出し切れなかった感があるのが残念です。
中々良い試合。
G2回戦:エル・ジェネリコvs.カールステン・ベック
H2回戦:フィンレーvs.ジョニー・モス
IwXw統一王座戦:ビッグ・ヴァン・ウォルター(ch)vs.関本大介
まずは王座戦らしくオーソドックスなレスリングの流れ。
ショルダー・タックルも敢えて耐えての打ち合いとせず
関本がそれを受けて膝を突く形を取っています。
ウォルターが場外投げから腰に蹴りを叩き込みハードに攻める展開。
関本が挑戦者ということで一歩引いた立ち位置で試合に臨んでいるのが良いですね。
こてんぱんに痛めつけられる中で立つのも辛そうな様子も普段見せませんが中々のもの。
関本がアルゼンチン・バック・ブリーカーを決めるシーンなどを挟んでパワー・バランスをゆっくり戻すと
そこから耐えあいの打ち合い。
普通の世界から入ってきたストロングBJだからこその面白さがありますね。
大ボリュームのある攻防で関本のボディ・リフトなどのスポットも
ウォルターの相手をKOさせようとする攻めも素晴らしかった。
文句なしに好勝負。
総評
1日目と同じくトップ・レスラーが素晴らしい仕事。
トミー・エンドが存在感を増してきたのも良かったし、
メインはドイツのMOTY候補です。。
(執筆日:7/16/12)
DVD Rating:★★★☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ドレイク・ヤンガーvs.マイケル・ダンテA2フェイスvs.ジェイ・スキレットvs.キム・レイvs.ロバート・ドレイスカー
Bアックスマンvs.ノーム・ダー
Cサミ・キャリハンvs.マーティ・スカルvs.ジョナサン・グレシャム
D2回戦:リッキー・マルヴィンvs.トミー・エンド
Eバッド・ボーンズ、アブソリュート・アンディvs.ダグ・ウィリアムス、ジョン・ライアン
F2回戦:ザック・セイバーJr. vs.佐々木義人
G2回戦:エル・ジェネリコvs.カールステン・ベック
H2回戦:フィンレーvs.ジョニー・モス
IwXw統一王座戦:ビッグ・ヴァン・ウォルター(ch)vs.関本大介