WXW:16 Carat Gold 2011 Day Two 3/12/11の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 2回戦:デイビー・リチャーズvs.ザック・セイバーJr |
2枚、約2時間55分です。
@4コーナー・マッチ:バッド・ボーンズvs.アックスマンvs.リコ・ブシドーvs.トミー・エンド
2人の間の動きのジタバタっぷりは言うに及ばず
交代させ方の拙さは目も当てられないレベルです。
特にリコが駄目。
ひどい試合です。
Aジョン・ライアンvs.ジェイク・スキレット
ライアンがプロレス教室を行うほどジェイクは低いレベル。
いや正確にはライアン自体に教える気はなく
(教える能力もないのだけど)スカッシュしてますけどね。
ひどすぎる試合。
Bコルト・カバナvs.マーティ・スカル
試合がまともに始まらない上に、
展開への理由付けもいまいちでカバナのだるいコメディーです。
最後まで本腰入らず。
ひどい試合。
Cカーニッジvs.2フェイス
いきなり大技でスタートすもそれをコントロールできる訳もない。
空白と無味の技が只存在しているだけの退屈な内容に。
とにかく早く終わって欲しいと終始思っていました。
ひどすぎる試合です。
D2回戦:ビッグ・ヴァン・ウォルターvs.マーク・ハスキンス
ウォルターに小馬鹿にされたハスキンスの奮闘ぶりが見所。
真っ向から向きあうシーンによる感情移入よりも
工夫された反撃の仕方に良さがありましたね。
ウォルターは苦戦した延長上に最後のフィニッシュがのっていない印象。
関本と同じく難しい所がありますね。
平均より少し上。
Eエル・ジェネリコ、エミル・シトッチvs.アダム・コール、カイル・オライリー
コールがヒールという事でROHとは一味違った色合いになっています。
オライリーが引っ張られてちょっと逸脱してましたね。
シトッチは貢献度が低く、ジェネリコも特に印象の残るファイトではありませんでした。
流石に最後は盛り上がったが、カードからすると粗い内容でした。
平均レベル。
F2回戦:サミ・カリハンvs.佐々木義人
同じテンションでいける、と思いきや
佐々木は打撃を食らって本当によろけていますね。
まあそれはともかく試合運びはそんなに悪くなかった。
スーパープレックスが早すぎたものの攻防も良い物でしたからね。
後々の事もあるのだろうけどカリハンは必ずしもストレッチ・マフラーで締める必要はないですね。
特にこの試合に限って言えば唐突でした。
平均より少し上。
G2回戦:鈴木鼓太郎vs.潮崎豪
序盤は真面目なレスリング。
手馴れたもの同士なので安心して堪能できますね。
ただそれぞれを代表するアーム・ドラッグとチョップは思ったよりアピールできず。
リングが小さい事、場外において観客との間に柵がない事が原因ですね。
中盤も弱いですね。
立場の違いをもっと活かせるはずなのだが、
良くも悪くも2人ともNoahスターで一致してしまっています。
打撃の打ち合い、丸め込みの欧州から強引に持ち上げ、
クライマックスらしい攻防に持っていったものの本来の力は発揮しきれず。
平均的な良試合。
H2回戦:デイビー・リチャーズvs.ザック・セイバーJr
まずは丁寧に序盤を形作ります。
1つ1つの意味合いは薄いものの、
どっしりと構えているので積み重なって静かに雰囲気が出来上がります。
セイバーが早い段階でぐったりとした体勢を取るのでやりづらい形でしたが、
そんな状況でもゆったり対応できるのが今のデイビーですね。
気持ちをコントロールしながら蹴りを打ち込んでいきます。
セイバーも今ひとつ格好がつききれていないものの蹴りで対抗。
小さい攻防で試合を大きく動かしていきます。
セイバーの耐え表現と疲労表現は少々稚拙ながら
サブミッションによるプラス1のクライマックスは大成功で
かなりボリュームのある攻防で鬩ぎあいをやり切りました。
ぎりぎり好勝負。
IWXW統一王座戦:関本大介(ch)vs.ジョニー・モス
体格が似ている事もあって同じ事を張り合う展開でスタート。
しかしその互角な攻防が何故崩れるのか
特に説明もないまま主導権が片方に移りスローな進行となります。
終盤になると再びタフな打ち合いで形にしていきますが、
今回も最後フィニッシュと結びつけ切れていません。
悪くない試合。
総評
全体的にいまいちだったが2つの試合が成功している。
特にデイビーvs.セイバーJrは現状で理想的な内容で見て損はない。
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:6/4/11)
注目試合の詳細
H2回戦:デイビー・リチャーズvs.ザック・セイバーJr握手を交わす。
牽制の蹴り。
デイビーが押し込み蹴りを放つ。
セイバーがかわし蹴りを放つもガードされる。
セイバーが組み付き抱っこされる形でフロント・ヘッド・ロック。
デイビーがロープに逃げる。
デイビーが蹴り。
崩れたセイバーを中央に持ってきてレッグ・ロック。
腕を取る。
セイバーが前転で逃れレッグ・ロック。
アーム・ロック。
デイビーは起き上がろうとして倒されるもヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
セイバーがリープ・フロッグからロープに走る。
飛びつきアーム・バー。
デイビーがロープに逃げ場外で間をおく。
セイバーが腕をとって転がしかぶさる。
デイビーがアーム・バー。
ソバット。
バック・ドロップ。
起こすと蹴り倒す。
脚を絡めブリッジ。
ロープに振るとバック・エルボー。カウント2。
ヘッド・ロック。
ソバットを決めてきたセイバーにドロップ・キック。
カバーに行く。カウント2。
起こそうとする。
セイバーがエルボー。
エルボーの打ち合い。
デイビーが蹴りを連打。
蹴り倒す。
間をおくとニーからブレーン・バスター。カウント2。
キャメル・クラッチ。
セイバーが起き上がりエルボー。
デイビーは打ち返すとソバット。
ロープに振る。
ハンドスプリングにいったデイビーにスライディング・キック。
エルボーの打ち合い。
デイビーがソバット。
ロープに走る。
セイバーが追いハイ・ニー。
スプリングボード式ニー・ドロップ。
胸を蹴り飛ばしカバー。カウント2。
フルネルソン。
きられるもジャーマンへ。
着地されるも丸め込む。カウント2。
コーナーのデイビーにドロップ・キックを狙う。
デイビーはかわして自爆させるとコーナー上で吼える。
ミサイル・キック。カウント2。
バックを取る。
セイバーがバックに回る。
デイビーがバック・エルボーを打ちロープに走る。
股下を通る。
対応されるもはたいて延髄切り。
バック・ドロップ。カウント2。
起こしてバックを取る。
セイバーがバック・エルボーを打ちロープに走る。
デイビーがカウンターで蹴り。
セイバーが吼えはたく。
顔へのはたきあい。
頭部へのスピン・キックを打ち合う。
両者ダウン。
同時にビッグ・ブーツ。
もう1発。
エルボーの打ち合い。
胸に蹴りを打ち合っていく。
ソバットの打ち合い。
セイバーが蹴りをかわしハイ・キック。
ロープに走る。
デイビーが打ち上げ蹴り上げる。
ロープに走りコーナーのセイバーに蹴り。
ハイ・ニー。
コーナー上に載せチョップ。
スーパープレックスを狙う。
セイバーがヘッド・バッドを打つ。
デイビーは下りるも蹴りを打ち込む。
雪崩式バック・ドロップ。
カバーするもカウント2。
ソバット。
ロープに走り胸に蹴り。
起こしてジャーマン。カウント2。
パワー・ボムを狙う。
セイバーがサンセット・フリップ。カウント2。
デイビーがコーナー上に上る。
セイバーがヘッド・バッド。
トップ・ロープに立とうとする。
デイビーがヘッド・バッドで落とす。
シューティングスター・プレスへ。
セイバーが両膝を立てて迎撃。
リバース・ハリケーン・ラナ。
ドラゴン・スープレックスにつなげるもカウント2。
ボディ・シザースで転がしアーム・バー。
デイビーがジャックナイフ固め。カウント2。
デイビーはセイバーの蹴りをかわすと突進。
セイバーはかわして鉄柱に激突させると腕にダイビング・ニー。
アーム・バーへ。
ロックを引き離す。
デイビーが回転して逃れアンクル・ロック。
セイバーが丸め込む。カウント2。
デイビーがラリアットを狙う。
セイバーがカウンターで腕に蹴り。
デイビーは耐えてラリアットを打ち込むも弱い。
セイバーが蹴りへ。
かわされるもそのままスピン・キックにつなげようとする。
デイビーが受け止めアンクル・ロック。
逃れようとするのでロープに走り胸に蹴りを打ち込む。
パワー・ボム。
カウント2で返されるも頭部を蹴り飛ばす。
カウント2で返されるもアンクル・ロック。
体勢を変えようとする所を防いでレッグ・ロック。
セイバーはたまらずタップする。
試合後握手を交わす。
試合結果
@4コーナー・マッチ:バッド・ボーンズvs.アックスマンvs.リコ・ブシドーvs.トミー・エンドAジョン・ライアンvs.ジェイク・スキレット
Bコルト・カバナvs.マーティ・スカル
Cカーニッジvs.2フェイス
D2回戦:ビッグ・ヴァン・ウォルターvs.マーク・ハスキンス
Eエル・ジェネリコ、エミル・シトッチvs.アダム・コール、カイル・オライリー
F2回戦:サミ・カリハンvs.佐々木義人
G2回戦:鈴木鼓太郎vs.潮崎豪
H2回戦:デイビー・リチャーズvs.ザック・セイバーJr
IWXW統一王座戦:関本大介(ch)vs.ジョニー・モス