TOP他大陸のプロレスWXW →WXW:16 Carat Gold Day Two 3/7/09

WXW:16 Carat Gold Day Two 3/7/09の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約3時間10分です。

@2回戦:ブライアン・ダニエルソンvs.ザック・セイバーJr
 ずたぼろ箒を相手に華麗にアメドラが舞いました。
 しかし引き出すものが何もないので煽りがほとんどで構成されています。
 それにしても丸め込みとはいえ世界一のレスラーを素人に負けさせるブックを平気でかく
 プロモーターはなんて恥知らずなんでしょう。
 悪くない試合。

A2回戦:スティーブ・ダグラスvs.関本大介
 前日もそうだったけれど関本は気後れしすぎ。
 ヒールも演じられない、試合運びも実を伴っていないダグラスに合わせて試合は空気。
 終盤の攻防もある種間抜けに見えます。
 関本のペイレイ・キックというレア・シーンだけが見所かな。
 少し悪い試合。
 ここで関本も敗北してしまった。

Bライト級王座戦、4コーナー・エリミネーション・マッチ:エミル・シトッチ(ch)vs.ダン・パイザンvs.クリス・セイビンvs.トミー・エンド
 手抜きな構築で一気にパイザンが抜け
 ヒールのセイビン、シトッチが協力してエンドが捕まるという展開に。
 結局シトッチが抜けるなら中途半端にセイビンを裏切らせず
 1対2で続ける方が筋としては良いのですが
 何かアクションを起こさないと続けれないのがきついです。
 エンドが攻めを任せられないんですよね。
 その後も試合は作れていますが終盤の盛り上げもできず、なるべくしてセイビンが脱落し幕。
 悪くない試合。
 試合後高岩がエンドを襲撃。

C2回戦:ドレイク・ヤンガーvs.ビッグ・ヴァン・ウォルター
 最初にヤンガーが軽量級の動きを仕掛けるも
 次の瞬間には普通にフォア・アームズを打ち合っていて構図にはせず。
 ウォルターが塩たっぷりに優位に立つ展開から
 無駄にエプロンでのアイアン・クロー・スラムが決まり
 続いて場外でのテーブル葬。
 その後終盤ですが締めまで良くないですね。
 丸め込みで終わらせるなら体格差でやらないと。
 散漫且つ低クオリティすぎる。
 ひどい試合。
 試合後カルテルがヤンガーをリンチしようとするも
 スティーブンス、ストーンに追い払われる。
 スティーブンスがマイク・アピールした後
 場外のカリハンに襲いかかっていき次の試合へ。

Dサミ・カリハンvs.エリック・スティーブンス
 そのまま場外乱闘が前半になるんですが
 カリハンはあのキャラでヒールやっているのに
 乱闘で劣勢になりがちな場面がこの試合に限らず見られますね。
 まだ中途半端な状態ですね。
 リングに戻ってからも試合の進め方が曖昧で
 カルテル介入によるチープ・フィニッシュによりエンド。
 少し悪い試合。
 ゲスト同士で頑張ってくれないときつい。

E2回戦:タイラー・ブラックvs.Shingo
 脚攻めの起点をエプロンの攻防で作る所など上手さは感じますし
 脚攻めを引っ張って作っていくのもWXW勢にはできない芸当。
 また2つばかし攻防が崩れたものの終盤は
 タイラーのシンデレラ要素が出て素晴らしい物に。
 只終盤へのターニング・ポイントで両者ダウンを挟まない等
 観客の”中で”盛り上がらせる余裕を持っていないのが残念ですね。
 これができていれば特別な雰囲気を纏う可能性もあったように思います。
 中々良い試合。

Fカルテル、高岩竜一vs.マーティン・ストーン、ダグ・ウィリアムス、アブソリュート・アンディ
 これは良かったですね。
 全員が打撃中心で統一されていたので安定していましたし
 ベビー、ヒールという意識も試合運びもしっかりできていました。
 只観客がリング際までいる性質上最後は
 4人が場外に出るともう入れ替わりもなく
 リングに残った2人で決着しないといけないのですが
 この高岩とストーンの攻防にはもう一頑張り欲しかったですね。
 それでも予想以上の内容でした。
 平均的な良試合。

GWXW王座戦:バッド・ボーンズ(ch)vs.ブライアン・ダニエルソン
 サプライズで前回大会の決勝がWXW王座戦として再び。
 観客は心変わりをしたのか飽きたのか
 アメドラにはブーイングよりも歓声が送られてますね。
 それを意識してかアメドラは余り観客を煽らず。
 しかしそのせいでボーンズの強さをスケール・アップしきれなかった印象がありますね。
 終盤もボーンズがアメドラにやられた事をやり返したり
 コーナー・トゥー・コーナーの技を出すのはボーンズのキャラには合っていないように思われます。
 これでは前回程の物には辿り着けませんね。
 只メインとしてのクオリティにはなっています。
 アメドラの腕攻めなんかは見事で
 ボーンズも抵抗しないのは残念ながらリアクションは良かったですしね。
 平均的な良試合。

総評
 注目の2人が脱落というがっかりする立ち上がり。
 ラスト3試合は良かったけれどもそれを払拭する程ではない。
 (執筆日:5/13/09)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@2回戦:ブライアン・ダニエルソンvs.ザック・セイバーJr
A2回戦:スティーブ・ダグラスvs.関本大介
Bライト級王座戦、4コーナー・エリミネーション・マッチ:エミル・シトッチ(ch)vs.ダン・パイザンvs.クリス・セイビンvs.トミー・エンド(新チャンピオン!)
C2回戦:ドレイク・ヤンガーvs.ビッグ・ヴァン・ウォルター
Dサミ・カリハンvs.エリック・スティーブンス
E2回戦:タイラー・ブラックvs.Shingo
Fカルテル、高岩竜一vs.マーティン・ストーン、ダグ・ウィリアムス、アブソリュート・アンディ
GWXW王座戦:バッド・ボーンズ(ch)vs.ブライアン・ダニエルソン(新チャンピオン!)