TOP他大陸のプロレスWXW →WXW:Dead End VIII Day Two(Noah:European Navigation) 6/22/08

WXW:Dead End VIII Day Two(Noah:European Navigation) 6/22/08の分析


名勝負 なし
好勝負 #1コンテンダーズ:ナイジェル・マッギネスvs.ブライ アン・ダニエルソン

2枚組み約2時間30分です。

@エディ・エドワーズvs.バーンド・フォー
 フォーがどうしようもないので
 エドワーズが途中からヒールを発現しましたが悪い試合には変わりない。

A杉浦貴vs.クリス・ヒーロー
 ヒーローはWXWのロスター内では最大のスターなのに
 杉浦ごときに完封される内容で興醒め。
 ブッカーが指示したのか、
 それとも杉浦がヒーローを知らな過ぎたのか。
 おそらく両方でしょう。
 悪くない試合。

 試合後アブラスがヒーローに襲いかかり
 それをラウディンが救い出す形で次の試合へ。

Bタッグ王座戦:スティーブ・ダグラス、アブソリュート・アンディ(ch)vs.クリス・ヒーロー、マーク・ラウディン
 ヒーローが前の試合のダメージもありダウンしているので
 途中までは1対2のロンリー・バトル。
 そこからヒーローが復活して、という展開ですが
 ここからが冗長でしたね。
 ヒーローの金属柱に登ってのムーンサルトが一番の見所でした。
 少し悪い試合。

CKENTAvs.クラウディオ・カスタニョーリ
 CCのスタイルは07年に比べて体格差が薄まっているので
 KENTAに余裕があるように見えてしまいますね。
 それを除けばKENTAはROHに参戦している事もあって
 上出来なレベルに仕上がっていると思います。
 終盤の一進一退の攻防も良かったですし
 中々良い試合。

Dリラックスド・ルールズ:ジェイ・ブリスコvs.サムタック・ジャック
 エプロンへのトルネードDDTが決まると
 観客席に戦場は移行し場外乱闘に。
 依然に比べると照明がついていて格段と見やすくなっていますね。
 只特に目を見張るスポットも無かったです。
 平均レベル。

E#1コンテンダーズ:ナイジェル・マッギネスvs.ブライ アン・ダニエルソン
  黄金カードがドイツで実現。
 WXWには勿体無いカードです。
 さて16カラット・ゴールドの衝撃から間もないため
 アメドラがヒールとして迎えられナイジェルはやむなくベビーに転向。
 このせいでアメドラとナイジェルの充実度に大きな開きが出てしまい
 完成度がそれ程高まらなかった結果
 終盤の一進一退の攻防も中々の物ながら
 ROH程の伸びを見せることができず。
 しかしこの試合も素晴らしい試合には違いないのです。
 まず観客の反応が良いですね。
 アメドラに対しわざとBoring、You can't wrestleコールを起こす程入り込んでいる。
 元々WXWの客は過剰なチャントをする等
 騒ぎたいだけな部分もあるという事を考慮しても相互の一体感は素晴らしかった。
 次に2人に差が出来たのはナイジェルの劣化より
 アメドラの大きな飛躍の方が大きいためだという事。
 アメドラは独創性を向上させると共に、
 観客も思うが侭に操るようになって、
 もはや新境地に辿りついたといって良い。
 特に中盤で見せた「ニー・ドロップを落としチン・ロック」だけで構成しようという
 大胆不敵且つ挑戦的な試みを見事に成功させている点は脱帽。
 盛り上がりなんか関係なしでヒールのアメドラvs.ヒールのナイジェルをやって欲しいなぁ。
 ぎりぎり好勝負。

F小橋建太、塩崎豪vs.バッド・ボーンズ、ビッグ・ヴァン・ウォルター
 小橋再来という事で盛り上がってますが
 やはり初来独ほどの特別な空気はありませんね。
 また試合も様々な形でチョップを見せるというファン・マッチに過ぎないです。
 受けは塩崎が担当しますし、
 でかいだけのウォルターが入っている事で
 脚を引っ張ると共にボーンズの色が薄れてますから。
 これで黄金カードからメインを奪うのはきついな。
 平均レベル。

総評
 黄金カードはクオリティだけで見るとやや期待外れに入 るかもしれないが
 その内容はまさに必見です。
 他もそれなりに見所はありますし
 WXWの中では良い大会です。
 (執筆日:9/27/08)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

E#1コンテンダーズ:ナイジェル・マッギネスvs.ブライアン・ダニエルソン
  ナイジェルはベビー、アメドラはヒールとして迎えられる。
  アメドラが握手を求めナイジェルも応じる。
  アメドラがコーナー上でストレッチすればナイジェルもコーナー上で横になる。
  アメドラが腕を取りナイジェルを倒す。
  観客はわざとBoringコールを起こす。
  ナイジェルが腕を取り返し腕にヒップ・ドロップ。
  仕切り直し。
  ナイジェルが腕を取る。
  アメドラは払いのけるとドロップ・キック。
  これ見よがしにアピール。
  仕切り直し。
  ナイジェルがフロント・ヘッド・ロック。
  アメドラはロープに押し込むとクリーンに離れる振りをしてソバット。
  スナップ・メアから背中に蹴りを入れる。
  カバーするもカウント1。
  腕を取る。
  ナイジェルが取り返しヘッド・ロック。
  ロープに振られるやショルダー・タックルを決め背中を蹴りつける。
  アメドラがコーナーに逃げて仕切り直し。
  観客からはチキン・コール。
  四つに組もうとする。
  ナイジェルがすぐにリスト・ロックに持っていく。
  アメドラが払いのけてヘッド・ロックを狙う。
  すぐにナイジェルがリスト・ロックに返す。
  アメドラがブリッジから払いのけヘッド・ロックを狙う。
  すぐにナイジェルがリスト・ロックに返す。
  観客からはNigel's gonna kill you。
  ナイジェルは腕を持って投げ捨てると変形のキー・ロック。
  アメドラがカバーの体勢に持って行く。
  カウント2。
  アメドラがアッパーカート。
  ナイジェルが耐え切ったのを見ると後ずさり。
  ロープから半身を出し離れろと言う。
  観客からはYou can't wrestle。
  ナイジェルは組むとクラバートからアッパーカート。
  ショルダー・タックルを決めロープに走る。
  アメドラのボディ・シザースを防ぐとスリング・ショットで落とす。
  アメドラは近づいてきたナイジェルを引き摺り下ろすと腰からエプロンに叩きつける。
  階段にもぶつけリングに戻す。
  頭部にニー・ドロップ。
  チン・ロック。
  ナイジェルは起き上がるとバック・ドロップに返す。
  しかしアメドラは離さない。
  解くとニー・ドロップを決め、再びチン・ロック。
  観客はわざ とBoringコールを起こす。
  解くとニー・ドロップを決 めチン・ロック。
  ナイジェルは逃れるとサンセット・フリップ。
  丸め込みの応酬。
  アメドラはカウント2で返すとスナップ・メアからニー・ドロップ。
  チン・ロック。
  ナイジェルがジョー・ブリーカーに切り返す。
  ふらついたアメドラにクローズラインを放つ。
  アメドラは避けるとスナップ・メアからニー・ドロップ。
  チン・ロック。
  ナイジェルはロープに振るとスリーパー。
  アメドラはバック・ドロップに切り返す。
  ニー・ドロップからチン・ロック。
  アメドラが脚をロープにかけ威力を強化。
  ロープに振られるとショルダー・タックルを決める。
  ふくらはぎにのると鼻フック。
  カウントを数えるレフェリーにI have till 5。
  ナイジェルは起き上がるとチョップ。
  アメドラがアッパーカート。
  張り手も叩き込む。
  ナイジェルが張り返す。
  アメドラは脚を取って倒すとニー・ドロップからチン・ロック。
  ナイジェルは立ち上がるとコーナーへ。
  アメドラは離れずアッパーカート。
  蹴りも叩き込む。
  ナイジェルがチョップ。
  アメドラはスナップ・メアからニー・ドロップ。
  ダイビング・ニー・ドロップへ。
  しかし避けられ自爆。
  ナイジェルがアッパーカート。
  アメドラも打ち返す。
  アッパーカートの打ち合いも最後はアメドラのサミングで終わる。
  ナイジェルをコーナーに振る。
  ナイジェルは直撃を避けるとカウンターでバック・エルボー。
  そして3点倒立からドロップ・キックを決める。 
  クロス・チョップを叩き込んでいく。
  コーナーに振ろうとする。
  アメドラが振り返す。
  3点倒立にいったナイジェルの顔面にドロップ・キック。
  続けてニー・ストライクを決める。
  ナイジェルをコーナーに振り突進。
  ナイジェルは避けるとラリアットを振り下ろす。
  カバーするもカウント2。
  タワー・オブ・ロンドンを狙う。
  アメドラはサミングで防ぐとミサイル・キック。
  腰を振ってみせる。
  その隙に回復したナイジェルがラリアット。
  カバーするもカウントは2。
  アメドラをコーナーに振る。
  アメドラはコーナーを蹴って裏に回ると腕を取って倒しキャトル・ミューティレーション。
  エルボー連打へ。
  そして再びキャトル・ミューティレーションに戻ろうとする。
  ナイジェルが同じ方向に飛びカバーの体勢にもって行く。カウントは2。
  アメドラが蹴りを入れていく。
  受け止められるもそれを利用してトライアングル・チョーク。
  ナイジェルが何とかロープを掴む。
  アメドラはI have till 5。
  ナイジェルをコーナー上にのせるとスーパープレックスを狙う。
  ナイジェルはアメドラを押しロープを跨がせるとダイビング・ラリアット。
  カバーするもアメドラの脚がロープにかかる。
  アメドラはロープを掴んで追撃を防ごうとする。
  ナイジェルが中央に引っ張ろうとする。
  アメドラはロープを放すと延髄切りへ。
  ナイジェルは避けるとエルボー連打。
  そしてロンドン・ダンジョン。
  アメドラがロープに脚をかける。
  ナイジェルがアッパーカートにクロス・チョップ。
  ロープに走る。
  アメドラがカウンターのローリング・エルボー。
  ナイジェルがそれを利用してリバウンド・ラリアットへ。
  アメドラは受け流しタイガー・スープレックスの体勢に。
  ナイジェルがコーナーに押し込んで叩きつける。
  アメドラはすぐに諦めて解くとロー・ブロー。
  そしてインサイド・クレイドルで1,2,3!

試合結果

@エディ・エドワーズvs.バーンド・フォー
A杉浦貴vs. クリス・ヒーロー
Bタッグ王座戦:スティーブ・ダグラス、アブソリュート・アンディ(ch)vs.クリス・ヒーロー、マーク・ラウディン
CKENTAvs.クラウディオ・カスタニョーリ
Dリ ラックスド・ルールズ:ジェイ・ブリスコvs.サムタック・ジャック
E#1コンテンダーズ:ナイジェル・マッギネスvs.ブライアン・ダニエルソン
F小橋建太、塩崎豪vs.バッド・ボーンズ、ビッグ・ヴァン・ウォルター