TOP他大陸のプロレスWXW →WXW:16 Carat Gold Day Three 3/9/08

WXW:16 Carat Gold Day Three 3/9/08の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

3枚組み約3時間45分です。

@準決勝:クリス・ヒーローvs.ブライアン・ダニエルソン
 ほとんどヒーローが腕を攻め
 後手に回ったアメドラはヒーローの鼻に打撃を入れたりとヒールを演じます。
 最後の打撃の打ち合いが結末にふさわしい
 37分に及ぶ消耗戦だったのは確かですが
 数年前に克服したはずの両者の欠点が出て
 どうにも面白みにかけてしまうのが残念ですね。
 アメドラにこれといった一本筋も見えませんでしたし。
 結果、好勝負にわずかに届かず。

Aダグ・ウィリアムス、マーティン・ストーンvs.エミル・シトッチ、ジミー・ジェイコブス
 体格で劣るジェイコブス、シトッチが
 小ずるさで渡り合う、といった両タッグの違いを
 見せながらしっかり試合をしていました。
 しかしながら@のせいで客の関心を引く事はできず。
 まあまあ良い試合。

B準決勝:バッド・ボーンズvs.アーレス
 アーレスがまったり試合を支配する一方で
 良い攻防も見せていましたが所謂WXWレベル。
 平均レベル。

Cチャック・テイラーvs.石森太二
 この大会ならではのカードですが・・・
 なんなんでしょうね。
 石森がまったくテイラーを立てる気がなく
 攻めっぱなしでそのまま終了。
 ひどい試合です。

D4コーナー・エリミネーション・マッチ:ビッグ・ヴァン・ウォルター、マーク・スレイターvs.アブソリュート・アンディ、PCOvs.ファーマー・ジョー、モット・ヴァン・カンダーvs.レボリューション・パープル
 最初こそファン・マッチとして機能していましたけれども
 実力以上の長時間設定のせいで試合をだらだらした物に変えました。
 悪い試合。

Eマイク・クァッケンブッシュvs.丸藤正道
 これぞこの大会ならではのドリーム・マッチでしたが・・・
 丸藤はvs.ルチャの経験が少ないのでしょうか。
 クァックの動きに余り対応できているようには見えませんでした。
 16分と言う時間設定が特別短いと感じた訳ではありませんが
 もう少し長いとお互いを知り調整できたかもしれませんね。
 同じ事をそれぞれのスタイルでやる、という序盤のアイディアなんかは良かったので残念です。
 まあまあ良い試合。

FWXW王座戦:スティーブ・ダグラス(ch)vs.エル・ジェネリコ
 ダグラスは前夜のダメージが残ってたのではないでしょうか。
 動きが鈍かったですね。
 それを考えるとジェネリコはもう少し労わってやった方が良かったのでは、と。
 平均レベル。

G決勝:ブライアン・ダニエルソンvs.バッド・ボーンズ
 ヒールのアメドラによる手練手管を
 バッド・ボーンズがその肉弾力で突破していく単純明快な内容。
 トーナメント全体を使ってヒール力の極値を持ってきた
 アメドラのキャリーが素晴らしく試合のほとんどを構築していましたね。
 @に食われるかと思いきや、いやはやどうして
 観客の盛り上がり、クオリティ共に決勝にふさわしい出来となっています。
 好勝負に届かずも中々良い試合です。

総評
 特別凄い試合があった訳ではないですが
 オープニング、メイン共にクオリティの高いものとなり
 他も良い試合がありました。
 前年とは違って各日安定して結果を残した大会でしたね。
 来年も期待していますよ。
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

@準決勝:クリス・ヒーローvs.ブライアン・ダニエルソン
  アメドラは真っ向から勝負せず焦らす。
  ヒーローはマイクを取るとBest in the Worldならちゃんと戦えと言う。
  突然アメドラが襲いかかりハーフ・ボストン・クラブ。
  ヒーローに蹴り飛ばされるとまたロープに逃げる。
  ヒーローは引き離すと腕狙い。
  アメドラは脚を取るとインディアン・デス・ロック。
  ヒーローは逃れると腕にセントーン。
  腕を蹴り飛ばす。
  アメドラがロープに逃れ脱臼したと言う。
  レフェリーがアメドラの腕を引っ張る。
  アメドラがクラバート。
  ヒーローがボディ・スラムに切り返し両腕を引っ張る。
  腕攻めで優位に試合を進める。
  丸め込みへ。
  アメドラはロープに脚をかけて逃れるとエプロンに出て時間を稼ぐ。
  ようやくリングに戻ってきたアメドラにチョップ。
  腕を引っ張り腕にローリング・フォア・アームズ。
  腕へ捻る。
  アメドラはたまらず場外に出る。
  リングに戻ったアメドラはヒーローにロー・キック。
  ヒーローは蹴りを受け止めると腕を蹴り飛ばす。
  アメドラがグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
  アーム・バーを狙う。
  ヒーローが腕をロックして防ぐと腕へのドロップ・キック。
  チョップを浴びせる。
  アメドラが脚を取りロメロ・スペシャルを狙う。
  防がれるや鼻フックでキャメル・クラッチ。
  チン・ロックで締め上げる。
  ヒーローがキー・ロックに返す。
  アメドラはロープに振るとキッチン・シンク。
  股間へキッチン・シンクを決めたり顔を引っかいたりする。
  エプロンに出たヒーローを蹴り落とすとトペ・スイシーダ。
  リング内へのブレーン・バスターを狙う。
  ヒーローが耐え逆に場外へのブレーン・バスターを決める。
  リングに戻ってきたアメドラの腕にドロップ・キック。
  リスト・ロック。
  アメドラがスナップ・メアに返し鼻に平手。
  カバーする。
  ヒーローはカウント2で返すと平手。
  アメドラも打ち返す。
  アメドラがアッパーカートを打ちロープに走る。
  ヒーローがカウンターでローリング・フォア・アームズを決めロープに走る。
  アメドラがカウンターでローリング・フォア・アームズを決めロープに走る。
  ヒーローはかわすと同時にローリング・フォア・アームズ。
  腕を取るとチョップを叩きこんで行く。
  腕を取り投げるとカバー。カウント2。
  掟破りのキャトル・ミューティレーションに捕らえる。
  反転させられるも再びキャトル・ミューティレーション。
  アメドラが反転させ起き上がる。
  ヒーローがチキン・ウィング・クロス・フェイスに狙いを変える。
  アメドラが逃れジャーマン。
  攻めて行きダイビング・ヘッド・バッドへ。
  ヒーローは食らう直前にクラバートに捕らえる。
  そしてクラバート・スタナー。
  カバーするもカウント2。
  続けてSTF。
  アメドラが何とかロープを掴む。
  ヒーローがコーナー上へ。
  アメドラはヒーローの体勢を崩すとコーナー上へ。
  張り手にヘッド・バッドの打ち合い。
  アメドラが打ち勝ちスーパープレックス。
  両者ダウン。
  フォア・アームズの打ち合い。
  ヒーローがシャツを脱ぐ。
  チョップの打ち合い。
  ヒーローがフォア・アームズ。
  アメドラがロープに走ってフォア・アームズ。
  ヒーローがビッグ・ブーツ。
  ロープに走ってのフォア・アームズの打ち合いに。
  ヒーローがローリング・フォア・アームズ。
  アメドラがふらふらになりながらもランニング・ヘッド・バッド。
  続けてロー・ブローからスモール・パッケージで1,2,3!
  アメドラの勝利!


Eマイク・クァッケンブッシュvs.丸藤正道
  握手して試合開始。
  お互い長所を活かして腕の取り合い。
  クァックがクルーシーフィックス。
  丸藤がカウント2で返すと同時にカバーに持っていく。カウント2。
  仕切り直し。
  脚へのサブミッションの攻防。
  丸藤が4の字を決めクァックがロープを掴む。
  丸藤がショルダー・タックル。
  バックの取り合い後丸藤がドロップ・トー・ホールドに顔面への低空ドロップ・キック。
  クァックがアーム・ドラッグを連発。
  丸藤の肩の上に横にのると首を掴んで回転し投げ飛ばす。
  場外に逃れた丸藤にフェイク・ダイブ。
  丸藤がリングに戻る。
  クァックは丸藤を倒すとレッグ・ロック。
  丸藤がロープを掴む。
  コーナーの丸藤が突進してきたクァックの首を両脚で掴みターン・バックルにぶつける。
  サブミッションに捕らえる。
  クァックが丸め込みに返す。カウント2。
  ロープに振られたクァックがサンセット・フリップ。カウント2。
  丸藤がクァックの頭部を踏みつける。
  クァックの頭部を脚で挟んで捻る。
  カバーするもカウント2。
  コーナーに振りバック・エルボーへ。
  クァックは避けるとブルドッグ。
  両者ダウン。
  クァックがフェイス・バスターからスパイラル・スプラッシュ。
  続けてBTSから丸め込み。カウント2。
  4の字とアンクル・ロックの複合技を決める。
  丸藤がロープを掴む。
  掌底へ。
  丸藤が同ロープ走りからアックス・ボンバー。
  カバーするもカウント2。
  後頭部へのニー・ストライクからバックを取る。
  逃れられるも延髄切りを決めダブル・アーム・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  ならばと不知火へ。
  クァックは押し飛ばすと突進。
  ショルダー・スルーを食らうもエプロンに着地する。
  ショルダー・ブロックを狙った丸藤を蹴り上げるとトルネードDDT。
  カバーするもカウント2。
  ならばとQD3もカウントは2。
  もう1発狙う。
  丸藤が逃れて不知火へ。
  クァックがロール・アップに切り返す。
  丸藤がカウント2で返しロール・アップ。
  カウント2で返されるやスーパー・キック。
  クァックが耐え掌底へ。
  丸藤はカウンターでもう1発スーパー・キックを入れると
  不知火につなげ1,2,3!
  丸藤の勝利!
  試合後両者は握手。

試合結果

@準決勝:クリス・ヒーローvs.ブライアン・ダニエルソン
Aダグ・ウィリアムス、マーティン・ストーンvs.エミル・シトッチ、ジミー・ジェイコブス
B準決勝:バッド・ボーンズvs.アーレス
Cチャック・テイラーvs.石森太二
D4コーナー・エリミネーション・マッチ:ビッグ・ヴァン・ウォルター、マーク・スレイターvs.アブソリュート・アンディ、PCOvs.ファーマー・ジョー、モット・ヴァン・カンダーvs.レボリューション・パープル
Eマイク・クァッケンブッシュvs.丸藤正道
FWXW王座戦:スティーブ・ダグラス(ch)vs.エル・ジェネリコ
G決勝:ブライアン・ダニエルソンvs.バッド・ボーンズ(優勝!)