TOP他大陸のプロレスWXW →WXW:16 Carat Gold Day One 3/7/08

WXW:16 Carat Gold Day One 3/7/08の分析


名勝負 なし
好勝負 エル・ジェネリコvs.石森太二

ブライアン・ダニエルソンvs.マイク・クァッケンブッシュ

2枚組み約3時間です。
ROHで注文したためNTSCでした。
ディスクもラベルがついて綺麗になってますね。

@4コーナー・サバイバル:アダム・ポラックvs.エミル・シトッチvs.マーク・スレイターvs.マーティン・ストーン
 唯一のノン・トーナメント・マッチ。
 この4人を1つの部屋に閉じ込めて
 ROHのDVDを見続けさせれば良いと思いますね。
 まったくもって悪い試合でした。

トーナメントのオープニング・セレモニー
 シトッチはラウディンの食事に毒を盛って欠場させ
 代わりに出場権を獲得する。

Aアーレスvs.ビッグ・ヴァン・ウォルター
 でかぶつウォルターに苦戦する人気者アーレス。
 つまらない展開ながらにくめない中身に。
 一応楽しめました。
 少し悪い試合。

Bジミー・ジェイコブスvs.トミー・エンド
 観客からレイシー・コールを送られたジェイコブス、
 こずるいヒールを演じ見れる物にしてきました。
 しかし、こういう格下相手にも素直に負けてやるから
 ジェイコブスは出世しない気がする・・・。
 少し悪い試合。

Cアブソリュート・アンディvs.クリス・ヒーロー
 アンディが手下に介入したり、脚攻めをしたり、で試合を構築。
 しかしWXW勢によるロング・マッチは
 苦痛と言わないまでも退屈でしかない。
 少し悪い試合。

Dエル・ジェネリコvs.石森太二
 石森もルチャの素養があるので
 お互いやり返すという王道的展開から始め
 スピードとハイ・フライングを武器に
 一段また一段と上のステージに持って行き
 ブレーン・バスタァァァァァァァァァー炸裂にふさわしいクライマックスに辿り着きました。
 ぎりぎり好勝負。

Eバッド・ボーンズvs.PCO
 ヒール・マネージャーのヤコビが当日発表するとしていたレスラーはPCOと発覚。
 しかし彼がIWSの悪のオーナーで
 元WWFレスラーなんておそらく誰も知らない訳で
 ヒール・プレイをしても反応は微妙・・・。
 重量感溢れる試合だっただけに惜しいですね。
 平均より少し上。

Fチャック・テイラーvs.エミル・シトッチ
 短めながら良い感じのクルーザー級の攻防を。
 またチャックが奇声を上げて楽しませてくれました。
 平均より少し上。

Gブライアン・ダニエルソンvs.マイク・クァッケンブッシュ
 世界最高峰のレスリング・テクを持つ両者の対決。
 試合はクァックの脚攻めvs.アメドラの腕攻め、という一極攻め対決に。
 そのせいで技術と技術の真っ向からのぶつかり合いは
 短めで終わってしまいましたが
 腕が痛めばロープに振る事もできない、
 必殺のサブミッションの決め合いも無し、と
 サイコロジーの徹底で素晴らしい試合に仕上げてきました。
 文句なしに好勝負。

Hダグ・ウィリアムスvs.丸藤正道
 お互いに譲歩して
 得意分野に踏み込みきれなかった感じ。
 良い試合ではありますがメインとしては1つ物足りないですね。
 セミが素晴らしい試合だっただけに。
 平均的な良試合。

総評
 WXW勢はどうでも良し。
 DとGの試合があるのだから
 今回も大成功の大会です。
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

Dエル・ジェネリコvs.石森太二
  まずは軽くレスリング。
  石森がショルダー・タックルからロープに走る。
  ジェネリコがアーム・ドラッグを連発。
  場外に逃れた石森にフェイク・ダイブ。
  リングに戻ってきた石森にショルダー・タックル。
  石森は跳び起きるともう1回やってみろ、と言う。
  石森がヘッド・シザースを決める。
  場外に逃れたジェネリコにフェイク・ダイブ。
  リングに戻ったジェネリコを蹴りつけ主導を握る。
  チョップの打ち合い。
  ジェネリコがロープに振りレッグ・ラリアット。
  カバーするもカウント2。
  攻めていく。
  石森はジェネリコをコーナーに振り返し突進。
  ショルダー・スルーに返されるもエプロンに着地し蹴り。
  ミサイル・キックと続ける。
  更に場外に逃れた所をムーンサルト。
  リングに戻すとロープにしがみつかせラ・ケプラーダ。
  カバーするもカウント2。
  スワントーン・ボムもカウント2。
  クロス・アーム・ジャーマンを狙う。
  ジェネリコは逃れるとブルー・サンダー・ドライバー。カウント2。
  オッレッ!へ。
  カウンターで蹴りを入れられふらつくも突進してきた石森にミチノク・ドライバー。
  カバーするもカウント2。
  コーナー上へ。
  石森が捕らえスーパープレックスを狙う。
  殴り落とされるも駆け上がって雪崩式ハリケーン・ラナ。
  続けてクロス・アーム・ジャーマンもカウント2。
  ハンドスプリングの技へ。
  ジェネリコが後を追い顔面へのドロップ・キック。
  そしてオッレッ!。
  フルネルソン・スープレックスにつなげるもカウントは2。
  ブレーン・バスターを狙う。
  石森は後ろに逃れジャーマンを狙う。
  ジェネリコが防いでロープに振る。
  石森はハンドスプリングから飛びつきボディ・シザースの丸め込み。
  カウント2で返されるや低空ドロップ・キックからシャイニング延髄切り。
  コーナー上へ。
  ジェネリコが捕らえブレーン・バスタァァァァァーを狙う。
  石森がサンセット・フリップ・パワー・ボムに切り返す。
  ジェネリコは着地すると顔面へのドロップ・キック。
  そしてブレーン・バスタァァァァァァーへ。
  石森も抵抗。
  石森がトップ・ロープからのトルネードDDT。
  カバーするもカウントは2。
  ならばとリバース・ハリケーン・ラナ。
  カバーするも再びカウント2。
  コーナー上へ。
  ジェネリコがビッグ・ブーツを決め動きを止めるとブレーン・バスタァァァァァァー。
  カバーし1,2,3!
  ジェネリコの勝利!


Gブライアン・ダニエルソンvs.マイク・クァッケンブッシュ
  クァックが握手を求めアメドラも応じる。
  両者最初から力の入ったレスリング。
  アメドラはリスト・ロックを打ち払うと離れ際にフォア・アームズ。
  クァックはバックを取りアーム・ドラッグを打ち離れる。
  アメドラが握手を求める。
  応じたクァックを蹴りつけアッパーカート。
  バックを取られたクァックだったが脚を取る。
  アメドラがロープを掴む。
  クァックがロープを使ってアーム・ドラッグ。
  場外に出たアメドラにトペ・コンヒーロを決めリングに戻る。
  アメドラは脚を押さえている。
  しばらくしてリングに戻ってくる。
  クァックは当然脚を狙う。
  アメドラはロープに掴まり距離を取る。
  クァックがアメドラの腕を取り中央に持ってくる。
  アメドラは後方に倒れて腕を蹴り飛ばす。
  腕に狙いをつけ圧倒。
  クァックはエルボーをいれ逃れると低空ドロップ・キックからラ・マヒストラル。
  アメドラはカウント2で返すとクァックの腕をマットに叩きつける。
  ロメロ・スペシャルを決める。
  引き続き腕を攻める。
  クァックが痛みをこらえながら起き上がりチョップ。
  アメドラはアッパーカートを決めるとフロント・スープレックスからコーナー上へ。
  ダイビング・ヘッド・バッドにいくも避けられ自爆。
  両者ダウン。
  クァックがチョップを打ち振ろうとするも痛みで動きが止まる。
  アメドラがその隙を突き振り返し突進。
  クァックはカウンターで蹴りを入れるとフライング・エルボー。
  BTSから丸め込み。カウント2。
  アメドラが不意を突いてニーを入れるとキャトル・ミューティレーションを狙う。
  クァックは脚を蹴りつけるとサンセット・フリップ。
  カウント2で返されるも続けて丸め込み。カウント2。
  ロープに振ろうとするも腕が痛む。
  アメドラが腕に蹴りを入れニー・ストライク。
  そしてトライアングル・チョークに捕らえる。
  クァックは3度目で腕を上げるとロープに脚をかける。
  アメドラが腕を蹴りつけていく。
  クァックが蹴りを受け止めドラゴン・スクリュー。
  続けてクローズラインを避けるとダブル・レッグ・ロック。
  アメドラが何とかロープを掴む。
  クァックがダイビング・ダブル・ニー・ドロップを決めカバー。カウント2。
  ハーフ・ボストン・クラブへ。
  アメドラがアーム・バーに切り返す。
  クァックが体を起こし逃れる。
  すかさずアメドラが腕を払いスモール・パッケージ・ホールド。
  丸まったままお互い体勢を入れ替えあうもカウント2止まり。
  クァックが掌底へ。
  打ち払われるもその動きを利用してローリング掌底。
  カバーするもカウント2。
  コーナー上へ。
  アメドラが捕らえデッドリー・ドライブ。
  クァックは前転して着地するとスクール・ボーイへ。
  アメドラがキャトル・ミューティレーションに切り返す。
  たまらずクァックがタップ・アウト!
  アメドラの勝利!

試合結果

@4コーナー・サバイバル:アダム・ポラックvs.エミル・シトッチvs.マーク・スレイターvs.マーティン・ストーン
Aアーレスvs.ビッグ・ヴァン・ウォルター
Bジミー・ジェイコブスvs.トミー・エンド
Cアブソリュート・アンディvs.クリス・ヒーロー
Dエル・ジェネリコvs.石森太二
Eバッド・ボーンズvs.PCO
Fチャック・テイラーvs.エミル・シトッチ
Gブライアン・ダニエルソンvs.マイク・クァッケンブッシュ
Hダグ・ウィリアムスvs.丸藤正道