TOP他大陸のプロレスWXW →WXW:16 Carat Gold Tournament 2007 Day Two 5/5/07

WXW:16 Carat Gold Tournament 2007 Day Two 5/5/07の分析


名勝負 なし
好勝負 クラウディオ・カスタニョーリvs.マット・サイダル

2枚組み約2時間35分です。
WXWで注文したためPALになります。

1試合目−2回戦:バッド・ボーンズ(ICWA)vs.エル・ジェネリコ(PWG)
 実はこれが今大会で一番見たかったカード。
 私的ドリーム・マッチです。
 怪物バッド・ボーンズが世界に通用するかどうかが気になってました。
 さて試合の方は見事なキャラクター・レスリング。
 技巧から見れば何という事もない駄作なんですけど。
 ボーンズの素晴らしい怪物的攻めに対し
 生贄ジェネリコがどう逆襲するか、というのが見物。
 中々良い試合。
 キャラ的にボーンズは面白い素材だと思うので
 アメリカに渡って欲しいな。
 
2試合目−4コーナー・サバイバル:ダグ・ウィリアムスvs.アツシ・アオキvs.エミル・シトッチvs.ビッグ・ヴァン・ウォルター
 トーナメントが進むほどWXW絡みの試合が多くなるのは困りもの。
 
3試合目−2回戦:アーレス(WXW)vs.ナイジェル・マッギネス(ROH)
 予想通り可もなく不可もなく。
 
4試合目−クラウディオ・カスタニョーリvs.マット・サイダル
 試合時間がやや短めに設定されたのが逆に幸いし
 早いテンポかつ一進一退の攻防で
 切り返し合いも見事。
 そこらへんCCはクァック相手で鍛えてますからね。
 
5試合目−アブラス(アブソリュート・アンディ、シェイン・ダグラス)、デイビー・リチャーズvs.PAC、トミー・エンド、テンクワ
 典型的な6人タッグ。
 悪くは無いが本来の目的、
 翌日のPACvs.リチャーズの予告編という性質を強めるべきであった。 

6試合目−2回戦:クリス・ヒーロー(CZW)vs.斉藤了(Dragon Gate)
 正直斉藤には悪いがこれがCIMAだったらなぁと思ってしまう。
 ヒーローは体格に頼った攻めをしないから
 スピードvs.体格差という構図もできず
 苦しい試合内容。
 平均的なレベルの試合。
 
7試合目−2回戦:潮崎豪(Noah)vs.ムラト・ボスポラス(Eurostars)
 23分は長すぎる。
 2人の実力から言って12分、
 長くて14分が限界でしょう。
 ラリアットなどの相打ち、チョップ合戦
 大技食らっても気合で起き上がったりが多すぎてうんざり。
 もう1つ、観客。
 WXWファン、盛り上がりは良いのだが 
 チャントの加減、時期というものがまったくわかっていないからうっとうしくなる。

特典−タッグ王座戦:ムラト・ボスポラス、ウェスリー・クロートンvs.アブラス
 特典つけるにしてももう少しましなものはないのか。

総評
 WXW絡みの試合が増え全体的な質はやや低下したものの
 期待していたものを見せてくれた1試合目に
 伏兵CCとサイダルが好勝負と
 2夜目も中々の出来です。
 只3夜目はトーナメントの組み合わせで内容が期待できないので
 PACvs.リチャーズの1試合頼み。
 果たしてどうなるか。  
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Cクラウディオ・カスタニョーリvs.マット・サイダル  
  CCはサイダルを子供扱い。
  サイダルはコーナー上から飛んでヘッド・シザース。
  相手の攻撃を避けアーム・ドラッグ。
  CCは場外に出て間を置く。
  CCは力比べを申し出る。
  届かないサイダルは椅子をリングに入れようとするもレフェリーに止められる。
  脚を払いロープに走るがバック・ブリーカーを食らう。
  サイダルはコーナーから飛んでアーム・ドラッグを決めるとフェイク・ダイブ。
  逆立ちからヴィクトリー・ロールへ。カウント2。
  CCはダイビング・アッパーカートを決める。
  カバーするもカウント2。
  CCが痛めつけていく。
  ジャイアント・スイングを決めカバー。カウント2。
  フィッシャーマンズ・スープレックスもカウント2。
  サイダルはコーナー上のCCにハリケーン・ラナ。
  ヘッド・シザースを決めると場外に逃げたCCにダイビング・クロス・ボディ。
  リングに戻しコーナー上から飛びつきDDT。
  カバーするもカウント2。 
  CCがビッグ・ブーツにランニング・アッパーカート。
  カバーするもカウント2。
  ウォータースライドを狙う。
  サイダルは逃れると丸め込む。
  CCが体勢を入れ替える。カウント2。
  サイダルが不意をついてのハリケーン・ラナ。
  体勢を入れ替え合った末サイダルがスタンディング・シューティングスター・プレス。カウントは2。
  CCがウォータースライドを決めカバーするもカウントは2。
  サイダルはビッグ・ブーツを避けるとハリケーン・ラナへ。
  CCは耐えると打ち上げてのアッパーカートを狙う。
  サイダルは肩に着地し逃れる。
  CCがアッパーカート。
  サイダルは食らいながらも丸め込みへ。カウント2。
  ならばとレッグ・ドロップからシューティングスター・プレスを狙う!
  CCがコーナー上のサイダルにアッパーカートを決め投げ落とす。
  サイダルは前転して着地。
  CCが向かってきたサイダルを打ち上げアッパーカート!
  カバーするもカウント2。
  ならばとリコーラ・ボムへ!
  サイダルがサンセット・フリップに返すもロープをつかまれる。
  CCが打ち上げる。
  読んでいたサイダルはハリケーン・ラナに切り返すも
  CCはその動きを利用し丸め込み1,2,3!

試合結果

@2回戦:バッド・ボーンズ(ICWA)vs.エル・ジェネリコ(PWG)
A4コーナー・サバイバル:ダグ・ウィリアムスvs.アツシ・アオキvs.エミル・シトッチvs.ビッグ・ヴァン・ウォルター
B2回戦:アーレス(WXW)vs.ナイジェル・マッギネス(ROH)
Cクラウディオ・カスタニョーリvs.マット・サイダル
Dアブラス(アブソリュート・アンディ、シェイン・ダグラス)、デイビー・リチャーズvs.PAC、トミー・エンド、テンクワ
E2回戦:クリス・ヒーロー(CZW)vs.斉藤了(Dragon Gate)
F2回戦:潮崎豪(Noah)vs.ムラト・ボスポラス(Eurostars)
@タッグ王座戦:ムラト・ボスポラス、ウェスリー・クロートン(ch)vs.アブラス(新チャンピオン!)