TOP他大陸のプロレスWXW →WXW:World Lightweight Tournament 9/16/06

WXW:World Lightweight Tournament 9/16/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み3時間20分です。
(SMVの場合はNTSCですが
WXWで注文するとPALになるので注意)
今時ありえないチャプターなしです。

盛り上がりだけは素晴らしいです。
1試合目でいうと
以前参加したことのあるクァックにはWelcome Back!
一方CCを排出したスウィス・マニー・ホールディングスには
1人がSwiss Money!と掛け声をかけ
全員でSucks!と応えるとか。
リングを観客が取り囲んでいるのも良い感じです。

しかしその質に関しては
Back 2 the Roots VI 1/27/07
で述べたとおり。
それを象徴するかのような試合が今回のWXW王座戦。
ハーゲンvs.アーレスというWXW王座戦の黄金カード。
ハーゲンはWXWの個人物第1弾にも選ばれています。
そら期待して見たんですが凄い。
何が凄いって30分間全編を通して
つまらない試合を披露したこの2人がWXWのトップってこと。
こんなので盛り上がれるドイツ人、凄いです。
ついでにハーゲンの体はビール飲みすぎかタプタプです。
なぜに評価されているのか分かりません。
シンプルな技しか使わない
(試合のレベルにまで構築できているかは疑問)
のが凄いと誤解されているのでしょうか。
アーレスも同じようなタイプですし。

PACvs.ジェネリコの黄金カードもあるし、
招聘したトーナメント本戦はそんなことないだろうと思われるかもしれません。
しかし根本的な問題としてマットが固かったり
ロープが適切な緩さではなかったりと
リングの状態が良くなく
特に肝心のライト級には致命的となっています。

そんな中でも飛びまくったPACvs.ジェネリコは
マッチ・オブ・ザ・ナイトですが
PWGでの初対決には遠く及びません。

ついでに決勝は
適当な攻防と凄くあっさり簡素で別に良くない流れで終わり。
Chikaraを思わせる5人絡んでのムーブもあって
この試合を一言で表すなら「学芸祭の出し物」。
がっかりさせられました。

総評
 思わず手に取りたくなるコンセプトですが
 中身は期待を悪い意味で完全に裏切ります。
 この分では16Carat Gold Tournamentも不安です。
 そしてハーゲンのベスト版を購入したことを見る前から後悔しました。
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

Dエル・ジェネリコ(PWG)vs.PAC(1PW)
  基本的な攻防から始まる。
  PACはスピードを生かし隙あらばスタンディング・ムーンサルトを狙う。
  ジェネリコは間一髪で避ける。
  ジェネリコがアーム・ドラッグを連発して行き
  場外に逃れたPACにサマーソルト・ブランチャ。 
  PACはレッグ・ラリアットを決め反撃開始。
  ジェネリコに蹴りを浴びせていく。
  PACはスプリングボード式の技を狙う。
  ジェネリコは避けるとバック・ブリーカー。
  腰に狙いをつけ攻めていく。
  開脚式ムーンサルトを決めるもカウント2。
  ジェネリコはコーナー上へ。
  PACは跳び起きるとコーナー上のジェネリコにハリケーン・ラナ!
  両者ダウン。
  PACはコークスクリュー・シューティングスター・プレスを決めるもカウントは2!
  ジェネリコはオッレッ!を狙う。
  PACは防ぐとスプリングボード式ヘッド・シザース。
  場外に逃れたジェネリコにスプリングボード式コークスクリュー・ムーンサルト!
  リングに戻しスタンディング・ムーンサルト・セントーン!カウントは2!
  ジェネリコはバック・ドロップを後ろに着地するとハーフネルソン・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  ジェネリコはブレーン・バスターを狙う。
  PACは後ろに逃れると押し飛ばしハリケーン・ラナ!カウントは2!
  ならばと捻りを入れた450°スプラッシュへ!
  ジェネリコは避けるとダブル・パンプ・ハンドル・パワー・ボム!カウントは2!
  ならばとオッレッ!を決めブレーン・バスタァァァァーへ!
  PACが雪崩式リバース・ハリケーン・ラナに返す!
  ふらつくジェネリコにシューティングスター・プレス式に延髄切り!
  そしてタイガー・スープレックスで1,2,3!
  This was Awesome!

試合結果

@マーク・ロウディン(WXW)vs.マイク・クァッケンブッシュ(Chikara)
Aトミー・エンド(WXW/PWH)vs.カーボン(WZW)
Bリッキー・マルビン(NOAH)vs.タイジ・イシモリ(NOAH)
Cライトヘビー級王座戦:エミル・シトッチ(WXW)(ch)vs.テンクワ(WXW/PWH)
Dエル・ジェネリコ(PWG)vs.PAC (1PW)
Eバッド・ボーンズ、ケビン・スティーンvs.スティーブ・ダグラス、(アイスマン
Fタッグ王座戦:ブリエス・キャッストレイン、クリス・ラミレス(ch)vs.ムラト・ボスプラス、ウェスリー・クロートン(新チャンピオン!)
GWXW王座戦:アーレス(ch)vs.バロン・ボン・ハーゲン
Hライトヘビー級王座戦、決勝、5ウェイ:エミル・シトッチ(ch)vs.マイク・クァッケンブッシュvs.トミー・エンド(新チャンピオン!)vs.リッキー・マルビンvs.PAC