TOP他大陸のプロレスDragon Gate Europe →Dragon Gate Europe:Open the Global Gate Disc One

Dragon Gate Europe:Open the Global Gate Disc Oneの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間45分です。

Open the Spanish Gate 10/30/09より
 (執筆日:4/28/10)
@ドラゴン・キッド、Shingovs.ヤング・バックス
 リングが小さくトップ・スピードを出せなかったり受けを小さくする必要に迫られても
 しっかり対応して結果を出してくる所は流石です。
 またいつもよりも考えて試合を行っているし、
 終盤は白熱した戦いを持続させるために細やかな工夫、技術が見られるので
 単に制限を最低限に抑えたというより
 それが能力をより開花させた所があったように思います。
 面白かった。
 好勝負に少し届かず。 

A4コーナーズ・エリミネーション・マッチ:エル・ジェネリコvs.マンドリルvs.Pac vs.ショーン・サウス
 ジェネリコ、マンドリルがベビーフェイス、
 Pac、サウスがヒールと分かれてタッグ的に進みます。
 マンドリル、サウスは低レベルだが出ずっぱりにならないのでそこまでイラつかせない。
 最後にサウスが残り単純なクライマックスになってましたが
 Pacとジェネリコの黄金の絡みがそれなりに実現しており満足。
 勿論Pacとジェネリコでシングルを組むのが理想ですけど。
 平均より少し上。
 試合後はノー・サイドで和解。

BBxBハルク、吉野正人、土井成樹vs.CIMA、KAGETORA、横須賀享
 15分はベーシックなプロレス。
 攻めにスピードや技の派手さなどの付加価値がありません。
 安定したクオリティながら特筆すべき事はなし。
 しかし終盤5分はタッチ・ワーク、スピードを増して
 連続技、合体技とドラゲーならではの技を見せていき盛り上げました。
 全体的にKAGETORAが軽くテンポが遅れてましたが特に問題ではないですね。
 海外興行のメインとしては十分なレベルかな。
 中々良い試合。

Open the German Gate 10/31/09より
 (執筆日:4/28/10)
Cマーク・ホーキンス、トミー・エンドvs.ヤング・バックス
 ホーキング、エンドがスピードにのったスタイルで戦うので
 親和性が高く予想以上の内容に。
 バックスの領域に辿り着いてはいませんが
 2対2のスポットを混ぜて綺麗にYバックスの素晴らしい活躍へと結びつけました。
 良質なオープニングです。
 まあまあ良い試合。

Dバッド・ボーンズvs.KAGETORA
 ボーンズの強キャラ設定が特に体格が小さい訳でもないKAGETORAが弱く振舞わせ
 違和感のある構図になってます。
 攻防を押し出した後半は盛り上がったけれど。
 少し悪い試合。
 
Eドラゴン・キッドvs.エル・ジェネリコvs.吉野正人vs.横須賀享
 (音が消える不具合あり)
 数珠ムーブや待ちは3ウェイならまだしも4ウェイでやると緊張感が著しく欠けますね。
 また試合中の連携の動機づけが
 歴史に依存している部分がありますが
 ユニットを作っては壊してるからこういう事をやられてもといつも思いますね。
 終盤も技を盛り込みすぎだし、
 ルチャ・ルール適用の4コーナーズ・マッチにした方が洗練された気がします。
 取りあえず楽しませる、というベクトルから言えば成功している試合ではありますが。
 平均より少し上。

FCIMA vs.マイク・クァッケンブッシュ
 時々投げでインパクトを与えたり、スピードで緩急をつけながら
 レスリング・ベースで試合を進めていきます。
 終盤は似通った技を使う中で切磋琢磨の攻防です。
 レスリング比率が高い&クオリティが思ったように伸びないのを高尚だと勘違いし、
 観客がMOTYチャントを送っていますが
 全然アメドラvs.クァックやアメドラvs.CIMAのようなレベルには辿り着いていません。
 まあまあ良い試合。

GBxBハルク、土井成樹、ザック・セイバーJr vs.堀口元気、斉藤了、エミル・シトッチ
 土井と斉藤の繰り返し過ぎる張り合い。
 ハルクの孤立役を務められない演舞的見せ方。
 安定しているもののパッとしない堀口とシトッチ。
 出た途端にドラゲーらしさを消してくるセイバー。
 それぞれが個性を出していますが
 それが必ずしも+に働かずファン・マッチという領域で収束している。
 平均より少し上。

HWXW王座戦:アブソリュート・アンディ(ch)vs.Shingo
 その場に適当な技を打って進めます。
 実力の差は脚攻めで補っています。
 しかしファスト・レスリングというべき
 ドラゲー・スタイルのメインでこういう一進一退の移ろいで魅せようとするのは難しいですね。
 アンディはWXWレスラーでは出来る方だと思っていたけれど
 意外に調整が利かず、大きな波は作れませんでした。
 Shingoも挑戦者という事で支配しきらないし、最近はクラシカルに重くない技も使いますからね。
 メインとしては弱い内容で、平均レベル。

総評
 ドラゲーが関わっているカードは収録してあるのでドイツ興行は全て含まれています。
 単品で発売したHighspotsの立場が無い気が・・・。
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ドラゴン・キッド、Shingo vs.ヤング・バックス
A4コーナーズ・エリミネーション・マッチ:エル・ジェネリコvs.マンドリルvs.Pac vs.ショーン・サウス
BBxBハルク、吉野正人、土井成樹vs.CIMA、KAGETORA、横須賀享
Cマーク・ホーキンス、トミー・エンドvs.ヤング・バックス
Dバッド・ボーンズvs.KAGETORA
Eドラゴン・キッドvs.エル・ジェネリコvs.吉野正人vs.横須賀享
FCIMA vs.マイク・クァッケンブッシュ
GBxBハルク、土井成樹、ザック・セイバーJr vs.堀口元気、斉藤了、エミル・シトッチ
HWXW王座戦:アブソリュート・アンディ(ch)vs.Shingo