Dragon Gate Europe:Open the German Gate 10/31/09の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
2枚、約2時間40分です。
@マーク・ホーキンス、トミー・エンドvs.ヤング・バックス
ホーキング、エンドがスピードにのったスタイルで戦うので
親和性が高く予想以上の内容に。
バックスの領域に辿り着いてはいませんが
2対2のスポットを混ぜて綺麗にYバックスの素晴らしい活躍へと結びつけました。
良質なオープニングです。
まあまあ良い試合。
Aバッド・ボーンズvs.KAGETORA
ボーンズの強キャラ設定が特に体格が小さい訳でもないKAGETORAが弱く振舞わせ
違和感のある構図になってます。
攻防を押し出した後半は盛り上がったけれど。
少し悪い試合。
Bドラゴン・キッドvs.エル・ジェネリコvs.吉野正人vs.横須賀享
(音が消える不具合あり)
数珠ムーブや待ちは3ウェイならまだしも4ウェイでやると緊張感が著しく欠けますね。
また試合中の連携の動機づけが
歴史に依存している部分がありますが
ユニットを作っては壊してるからこういう事をやられてもといつも思いますね。
終盤も技を盛り込みすぎだし、
ルチャ・ルール適用の4コーナーズ・マッチにした方が洗練された気がします。
取りあえず楽しませる、というベクトルから言えば成功している試合ではありますが。
平均より少し上。
CCIMAvs.マイク・クァッケンブッシュ
時々投げでインパクトを与えたり、スピードで緩急をつけながら
レスリング・ベースで試合を進めていきます。
終盤は似通った技を使う中で切磋琢磨の攻防です。
レスリング比率が高い&クオリティが思ったように伸びないのを高尚だと勘違いし、
観客がMOTYチャントを送っていますが
全然アメドラvs.クァックやアメドラvs.CIMAのようなレベルには辿り着いていません。
まあまあ良い試合。
DBxBハルク、土井成樹、ザック・サブレJr vs.堀口元気、斉藤了、エミル・シトッチ
土井と斉藤の繰り返し過ぎる張り合い。
ハルクの孤立役を務められない演舞的見せ方。
安定しているもののパッとしない堀口とシトッチ。
出た途端にドラゲーらしさを消してくるサブレ。
それぞれが個性を出していますが
それが必ずしも+に働かずファン・マッチという領域で収束している。
平均より少し上。
EWXW王座戦:アブソリュート・アンディ(ch)vs.Shingo
その場に適当な技を打って進めます。
実力の差は脚攻めで補っています。
しかしファスト・レスリングというべき
ドラゲー・スタイルのメインでこういう一進一退の移ろいで魅せようとするのは難しいですね。
アンディはWXWレスラーでは出来る方だと思っていたけれど
意外に調整が利かず、大きな波は作れませんでした。
Shingoも挑戦者という事で支配しきらないし、最近はクラシカルに重くない技も使いますからね。
メインとしては弱い内容で、平均レベル。
総評
WXW勢をより起用した事でクオリティはダウン。
CIMAvs.クァックという特別なカードも内容は特別な物ではない。
(執筆日:4/28/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@マーク・ホーキンス、トミー・エンドvs.ヤング・バックスAバッド・ボーンズvs.KAGETORA
Bドラゴン・キッドvs.エル・ジェネリコvs.吉野正人vs.横須賀享
CCIMAvs.マイク・クァッケンブッシュ
DBxBハルク、土井成樹、ザック・サブレJr vs.堀口元気、斉藤了、エミル・シトッチ
EWXW王座戦:アブソリュート・アンディ(ch)vs.Shingo