French Catch:Best of Frence Catch 1977の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 3本勝負:ケイダー・ハソーニ、ペティット・プリンスvs.アントン・テジェーロ、ボブ・レミー(1/7/77) |
@3本勝負:ケイダー・ハソーニ、ペティット・プリンスvs.アントン・テジェーロ、ボブ・レミー(1/7/77)
いつ見てもプリンスはバネが凄いですね。
ケイダーも良い動きです。
対するヒールはムーブでの見せ場は相手に任せて
しっかり流れを作ります。
特にアントンは間違いのない仕事をしますね。
セコンドの介入からプリンス孤立、
場外転落でリングアウトになりかけるケイダー、
再び孤立したプリングの流血、と
定番ながらドラマチックな展開が熱いですね。
2対1などのタッグ・スポットも豊富でこの年のMOTY候補でしょう。
文句なしに好勝負。
(執筆日:1/?/22)
A3本勝負:ジーン・コーン、ミシェル・ファヌーペンvs.ジャッキー・リチャード、ジーンメナード
(8/22/77)
力強い組付きの一方で軽やかな様式美も見せます。
良質なアクションで掴んだ後、流れを作って綺麗にまとめました。
2本目はヒールが主導権を握って押し切る形。
あっさり目ですが、3本勝負の中の一部としてはちゃんと機能していますね。
3本目はヒール度を増して逆転への機運を演出。
相手をロープに固定する定番シーンで盛り上げ〆。
少々ダイナミックさには欠ける所があるかもしれませんが、
どのポイントもきっちり押さえた内容と言えるでしょうね。
中々良い試合。
(執筆日:1/?/22)
Bル・ペティット・プリンスvs.アルバート・サニズ(10/15/77)
俊敏に側面、前転、何でもござれ。
とんでもない切れ味を見せる第一人者のプリンス。
サニズも対抗意識バチバチで立体感のある攻防を繰り広げます。
サニズはムーブでこそ若干落ちますが、
やるべきことわかっていて良い意味でごちゃごちゃさせつつ筋を通しています。
サニズがプリンスを肩車するも
何もなく下ろしたりと現代的感覚からすると意味不明なシーンもありますが、
とにかく楽しい軽量級ならではの攻防です。
切っ掛け不足な感はあるも
途中で切り替えてプリンスがダウン・モードへ。
そこから反撃して華やかに締めくくりました。
序盤の攻防を見てるとこれはこれで良いものの
激しいニア・フォール合戦も見たかったですね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:4/?/21)