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French Catch:Best of Frence Catch 1968 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 3本勝負:ペドロ・カブレラ、アルバート・サニスvs.トニー・マルティノ、バーナード・カクラド(8/31/68)

ダニエル・ブカードvs.ジョージ・コーヘン(12/26/68)

@3本勝負:ペドロ・カブレラ、アルバート・サニスvs.トニー・マルティノ、バーナード・カクラド(8/31/68)
 グラウンドに倒して立ち上がって。
 定型の作り方ではありますが
 その身体的なバネ、しなやかさ、テンポ感のリズムで目を見張るものに仕上げています。

 動きのバリエーションも幅広い。

 打撃ベースにシフトするとドロップ・キック連打に場外受け身。

 間の手繰り方も良好で全体の中でも変化をつけていますね。

 それぞれ張り合って攻防に熱が入ると
 スピードのせてまずは一本。

 2本目も良質なテンポ間で一本目の勢いを継続。

 3本目。
 ジャイアント・スイングなど
 1本目を上回る盛り上がりをしっかり作って、
 完成度の高さを見せつけた内容に仕上がっています。

 マルティノ、カクラドのタッグも良いですね。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:11/?/21)

A3本勝負:ジーン・フェラーvs.アンドレ・ボレ(12/8/68)
 フェラーは後のアンドレ。
 打撃が利かないフェラーをボレがレスリングで倒したり、
 フェラーがボレをシザース・ロックで引っ張ると
 そこに歓声が沸き、良い雰囲気になっていますね。

 韻踏みの流れから上手く当時の最大の見せ場、場外転落に繋げます。
 フェラーのアッパーカート連打からのボディ・スラムで綺麗に1本。

 2本目。
 追い込まれたボレが拳を打ち込み、
 フェラーを場外に投げ捨てとヒート・アップ。

 フェラーはまだ巨人症が進んでおらず身軽さがある当時ならではの受け身、
 エプロンから殴られ飛び降りたり、アッパーカートに吹き飛んだりと、
 素晴らしいものを見せましたね。

 ボレがボディ・スラム、セントーン連発で追いつきます。

 3本目。
 良い関係性をそのままに攻防。
 これでもまとまっていますが、
 上2本と比べて短めだったので、
 もう少し2人の攻防を見てみたかった、と思うほど。

 総計30分以上ながら退屈しなかった。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:4/?/20)

Bダニエル・ブカードvs.ジョージ・コーヘン(12/26/68)
 コーヘンのアスリート能力は素晴らしいものがありますね。
 この手のレスラーは存分に攻めさせて盛り上げることが多いですが、
 今回はブカードがヘッド・シザースやリスト・ロック、フルネルソンに捉えていく中で
 どう逃れるかの部分で身体能力を発揮しているのが面白かったですね。

 打撃で後半シフト・チェンジすると
 華やかさを意識しながら削り合いを展開。
 ダウン・カウントの見せ場に合った攻防でした。

 一方で似たような見せ方が続き、
 30分と長いので、もう一つギア・チェンジがあっても良かったですね。

 ぎりぎり好勝負。
 MOTY候補です。
 (執筆日:11/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@3本勝負:ペドロ・カブレラ、アルバート・サニスvs.トニー・マルティノ、バーナード・カクラド(2-1)(8/31/68)
A3本勝負:ジーン・フェラーvs.アンドレ・ボレ(2-1)(12/8/68)
Bダニエル・ブカードvs.ジョージ・コーヘン(30分時間切れ)(12/26/68)