ITV：The Best of ITV Wrestlingの分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | なし |
DVD（PAL,R2）１枚、約１時間２５分です。
The Best of ITV Wrestling A-Zと2本セットになったコレクターズ版があり、それには専用のBOXとブックレットがついています。
ITVで放送されていたWorld of Sportsより。
主要なレスラーを振り返る形で以下の試合をハイライトで収録しています。
①ジャッキー・パロvs.イアン・ギルモア(1970)
ミスター・テレビジョンと呼ばれたパロ。
爆発したような頭で弱そうな外見をしているものの
変則のサブミッションを駆使して勝利をもぎ取ります。
②3本勝負：ミック・マクマーナスvs.キャットウィーズル（1975）
③3本勝負：ミック･マクマーナスvs.トニー・セイント・クレア（1976）
パロの後を継ぎ、TVに最も登場したのがマクマーナス。
ホンキー・トンク・マンを彷彿とさせる所がありますね。
④レス・ケレットvs.レオン・アリス（1974）
ケレットは所々でリアクションや動きで笑いを起こす道化系レスラー。
しかし色物ではなく、それ以外はしっかりとレスリングをしています。
⑤3本勝負：パット・ローチvs.マグニフィシエント・モーリス（1983）
⑥3本勝負：パット・ローチvs.レックス・ストロング（1977）
ローチは来日経験もあるようでオーソドックスなオールド･スクール･スタイルを見せます。
バック･ブリーカーが得意技。
時計じかけのオレンジやインディ･ジョーンズなど俳優活動も行いました。
⑦3本勝負：ケンドー・ナガサキvs.マイク・マリノ（1975）
ナガサキは剣道の面の模様をしたマスクをかぶった怪奇ヒールで
Wrestler of the Millenniumにも選ばれています。
ナガサキがマスクを脱いだ名シーンも収録。
マネージャーのジョージEギレット（ゴージャス・ジョージのような格好）が喋り
儀式仕立てに演出しています。
⑧ジャイアント・ヘイスタックスvs.クイック・キック・リー（1983）
⑨ジャイアント・ヘイスタックスvs.ジョニー･ウィルソン（1981）
ヘイスタックスは210cm、250kgに及ぶスーパー･ヘビー級のヒールとして活躍しました。
圧殺系が得意技ですね。
ちなみに⑧の相手、リーは修行に訪れていた前田日明です。
⑩ビッグ・ダディvs.マイティ・ジョン・クイン（1979）
⑪ビッグ・ダディvs.ジャイアント・ヘイスタックス（1981）
同じスーパー･ヘビー級のベビーフェイスがこのビッグ・ダディ。
投げ技が得意技です。
当時人気のスポーツ選手#1に選ばれたそうで
元パートナーのヘイスタックスとの対決はいわばヨーロッパ版ホーガンvs.アンドレといった所でしょうか。
①ビッグ･ダディvs.アナコンダ（1981）
②3本勝負：ビッグ･ダディ、ヤング･デイビッドvs.ミック･マクマーナス、スティーブ･ローガン（1979）
③ビッグ・ダディ、ボビー・ボールド・イーグルvs.ワイルド・アンガス、ブル・パレット（1982）
④ビッグ・ダディvs.ミシシッピ・モーラー（1982）
⑤ケンドー・ナガサキvs.ビッグ・ダディ（1975）
⑥ケンドー・ナガサキvs.リー･ブロンソン（1977）
⑦ケンドー・ナガサキvs.ビッグ・ダディ（1975）
試合中にナガサキがマスクを剥がれるも
負け知らずのダディから勝利しています。
⑧3本勝負：ジャイアント・ヘイスタックス、ビッグ・ダディvs.スティーブ・ヴィドー、ティボア・スザック
⑨3本勝負：ジャイアント･ヘイスタックス、ビッグ･ブルーノvs.ビッグ・ダディ、トニー・セイント・クレア（1978）
⑩3本勝負：ミック・マクマーナス、スティーブ・ローガンvs.ケンドー・ナガサキ、ゴージャス・ジョージ（1976）
アメリカのゴージャス･ジョージとは別人です。
⑪3本勝負：フィット･フィンレー、ロッキー・モランvs.マーティ・ジョーンズ、ヴィク・フォークナー（1983）
⑫3本勝負：ビッグ・ダディ、リンゴ・リグビーvs.ジョン・クイン、ローラーボール・ロコ（1979）
ジム・サヴィールがレスラー時代を語った物と
レス･ケレットはHardest manだとレスラーが語ったインタビューが収録されています。
総評
本編６人がどんなレスラーかは大体分かりますが
ハイライトとはいえ試合でこれは、という物がないですね。
ナガサキのマスクを脱ぐシーンが一番印象に残っています。
（執筆日：7/3/09）
DVD Rating：☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
①ジャッキー・パロvs.イアン・ギルモア(1970)②3本勝負：ミック・マクマーナスvs.キャットウィーズル（２－１）（1975）
③3本勝負：ミック･マクマーナスvs.トニー・セイント・クレア（１－１）（ダブルKO）（1976）
④レス・ケレットvs.レオン・アリス（1974）
⑤3本勝負：パット・ローチvs.マグニフィシエント・モーリス（２－１）（1983）
⑥3本勝負：パット・ローチvs.レックス・ストロング（２－１）（1977）
⑦3本勝負：ケンドー・ナガサキvs.マイク・マリノ（２－１）（1975）
⑧ジャイアント・ヘイスタックスvs.クイック・キック・リー（1983）
⑨ジャイアント・ヘイスタックスvs.ジョニー･ウィルソン（1981）
⑩ビッグ・ダディvs.マイティ・ジョン・クイン（1979）
⑪ビッグ・ダディvs.ジャイアント・ヘイスタックス（カウントアウト）（1981）
①ビッグ･ダディvs.アナコンダ（1981）
②3本勝負：ビッグ･ダディ、ヤング･デイビッドvs.ミック･マクマーナス、スティーブ･ローガン（２－０）（1979）
③ビッグ・ダディ、ボビー・ボールド・イーグルvs.ワイルド・アンガス、ブル・パレット（1982）
④ビッグ・ダディvs.ミシシッピ・モーラー（1982）
⑤ケンドー・ナガサキvs.ビッグ・ダディ（1975）
⑥ケンドー・ナガサキvs.リー･ブロンソン（1977）
⑦ケンドー・ナガサキvs.ビッグ・ダディ（1975）
⑧3本勝負：ジャイアント・ヘイスタックス、ビッグ・ダディvs.スティーブ・ヴィドー、ティボア・スザック（２－１）（1976）
⑨3本勝負：ジャイアント･ヘイスタックス、ビッグ･ブルーノvs.ビッグ・ダディ、トニー・セイント・クレア（２－１）（1978）
⑩3本勝負：ミック・マクマーナス、スティーブ・ローガンvs.ケンドー・ナガサキ、ゴージャス・ジョージ（２－１）（1976）
⑪3本勝負：フィット･フィンレー、ロッキー・モランvs.マーティ・ジョーンズ、ヴィク・フォークナー（２－１）（1983）
⑫3本勝負：ビッグ・ダディ、リンゴ・リグビーvs.ジョン・クイン、ローラーボール・ロコ（２－１）（1979）