TOP他大陸のプロレスイギリス TV黄金期プロレス →Highspots:The Absolute Best of Johnny Saint Volume.2 Disc One

Highspots:The Absolute Best of Johnny Saint Volume.2 Disc Oneの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間10分です。

@ジョニー・セイントvs.マイク・ジョーダン(Reslo Mid 80's)
 (3Rから)
 この2人ならではの数珠の切り返し合いからジョーダンが1本目をとります。
 セイントが追い込まれている事を印象付けたいのだろうけど
 その後のセイントの受身は少々大袈裟で数を重ねすぎ。
 アーム・ロックから立て直して追いつくのは良いと思いますけどね。
 全体的にキレがいまひとつでヨーロピアン・レスリングのわざとらしさが目立ってしまいました。
 まあまあ良い試合。

A1本勝負:ジョニー・セイントvs.ジョニー・パランス(Reslo Late 80's)
 (2Rから)
 パランスは脚を大きく開いてバランスを取っているのが良いですね。
 体が大きく見えます。
 今で言えばモクスリーに通じるような所です。
 そのパランスれに対しセイントが技術を武器に
 どういう道筋で勝負を取れる所までいけるかが面白いですね。
 お互い出方を伺って相手を見るニュートラルの瞬間も試合にフィットしていて良い感じ。
 平均的な良試合。
 
Bジョニー・セイントvs.ジム・ブリークス(Reslo Late 80's)
 (3Rから)
 ブリークスは小さい体格を利用して子供のようなヒール像を上手く作り上げました。
 テンションも高く観客を大いにのせています。
 こういうのは下手するとからかうだけのファン・マッチになる事も多いのだけど
 1本目を取られた瞬間にブリークスがロー・ブローを打ってしっかり勝負する事が出来ています。
 ヒールを良く分かっていますね。
 3本目も場外投げからの決着で上手くフィニッシュを演出している。
 アメプロの要素が利いた内容。
 まあまあ良い試合です。

Cジョニー・セイントvs.トニー・コスタス(ITV 10/17/81)
 コスタスは落ち着いたファイトでサブミッションをじっくりかけるタイプ。
 そのためセイントは対ジョーダンなどと比べタイミングをより意識した試合運びになっていますね。
 1本取られてからコスタスも良い攻めを出して行きましたが、後一歩コスタスのアピールが足りない。
 平均より少し上。

Dジョニー・セイントvs.ヴィク・フォークナー(ITV 3/11/78)
 ヴィクは頑張って動いているけど本格派とはいえない。
 攻防は成立しているれどそれで魅せる事が出来ません。
 最後も場外に転落する際に脚がロープに引っかかってしまってテクニカル・ノックダウンだし
 煮え切らない内容でしたね。
 少し悪い試合。
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:4/29/11)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジョニー・セイントvs.マイク・ジョーダン(2-1)(Reslo Mid 80's)
A1本勝負:ジョニー・セイントvs.ジョニー・パランス(Reslo Late 80's)
Bジョニー・セイントvs.ジム・ブリークス(2-1)(Reslo Late 80's)
Cジョニー・セイントvs.トニー・コスタス(2-1)(ITV 10/17/81)
Dジョニー・セイントvs.ヴィク・フォークナー(テクニカル・ノックアウト)(ITV 3/11/78)