Highspots:The Absolute Best of Johnny Saint Volume.1 Disc Oneの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
約1時間50分です。
収録日ではなく放送日で表記。
@ジョニー・セイントvs.キース・マルチネリー(ITV 10/25/75)
序盤。
倒立や相手の上を回るレスリングを見せます。
型をつけたものながら本当に身体能力があるからこそ出来る動きです。
後半は抑えたグラウンドでやや弱くなって1R終了。
2Rは徐々に投げを織り交ぜるもいまいち印象に残らず。
3R。
モンキー・フリップ着地などの攻防でギアを挙げてきました。
4R。
何が決着に結びつくのかどうしても見えにくいのが問題ですね。
疲れがたまりながらも動きを鋭くして徐々に盛り上げています。
5R。
キースがロープ走りからクロス・ボディを決め最初のフォール。
6R。
セイント速攻から素晴らしいセイント・スペシャルを決め1-1。
さあ最後はどう決めてくるのかなと思いきやここで終了してしまいました。
6R制だったのか良く分かりかねますね。
平均より少し上。
時間切れドロー?
Aブリティッシュ・ライト級王座戦:ジム・ブリークス(ch)vs.ジョニー・セイント(ITV 5/4/73)
ブリークスはヒールらしく裏技を機転として使い
硬いサブミッションで痛めつけていく戦略。
王座戦らしい緊迫感がありますね。
セイントは華麗で、それでいて強烈な回転系の動きが反撃。
終盤はブリークスがクラバートで完全に捕らえ、
ゴング後に振り切られブリークスが悔しがる形です。
2R。
セイントのすっくとした立ち姿と派手な受けが目立ちますが
ちょっと1パターンで全体のための溜めRという感じですね。
3R。
セイントのダウンが目立ち始めます。
それに伴いブリークスが顔に手を当てたりと荒っぽく白熱していきます。
しかしさあここからという所でセイントが流血。
レフェリーが危険だと判断してドクター・ストップです。
1-0のまま終了で不満が残るエンディングです。
1-1の状況でおきるならまだ心の準備が出来るんですけどねぇ。
平均より少し上。
Bスティーブ・ベスト、ジョニー・セイントvs.スティーブ・ローガン、マイク・マクマナス(ITV 5/4/74)
ヒール側が大雑把でセイントのスキルが活かされません。
憎たらしさがあるから一応盛り上がるけれどそれだけ。
悪い試合。
Cジョニー・セイントvs.ジム・ブリークス(ITV 9/9/78)
王者関係が入れ替わった事でジムの小物っぷりがより際立っています。
しかしセイントの柔軟なレスリング・マジックは見ていて面白いが
攻めすぎでハラハラしない所があります。
余裕で一本終了の印象です。
ジムが盛り返してきますが前回のように裏技を使わないので物足りないですね。
セイントの受けが良かったので一応成り立っていましたけど。
また英国ルールって正確には3本勝負ではないんですよね。
フォールは2回取らないといけないのですが
ドクター・ストップやテクニカル・ノックアウトだと1回で決着です。
この試合もテクニカル・ノックアウトで2本目で終わります。
どうも中途半端ですね。
悪くない試合。
Dジョニー・セイントvs.マイク・ジョーダン(S4C Welsh TV 9/9/78)
(2R途中から)
ジョーダンも綺麗な動きをしますね。
セイントも安心して力を出していける様子。
型をつけながら進行させます。
場外も利用して見せたのは面白いですね。
1本目は綺麗にまとめました。
2本目はマイクが腕を取っての投げ。
狙いが一貫しています。
素晴らしい数珠の攻防もありました。
現代でこれをやったらスタンディング・オベーションが起きますよ。
マイクは地味ながら典型的なテクニシャンで
やっている側も楽しそうなアスリート・レスリングでした。
中々良い試合。
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:4/2/11)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ジョニー・セイントvs.キース・マルチネリー(1-1)(全R終了?)(ITV 10/25/75)Aブリティッシュ・ライト級王座戦:ジム・ブリークス(ch)vs.ジョニー・セイント(テクニカル・ノックアウト)(ITV 5/4/73)
Bスティーブ・ベスト、ジョニー・セイントvs.スティーブ・ローガン、マイク・マクマナス(2-1)(ITV 5/4/74)
Cジョニー・セイントvs.ジム・ブリークス(テクニカルノックアウト)(ITV 9/9/78)
Dジョニー・セイントvs.マイク・ジョーダン(1-0)(全R終了)(S4C Welsh TV 9/9/78)