PWA:Back In Black Label 2/12/21の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | パーフェクツ・プレイグラウンド・ブロウル:ジミー・タウンセンドvs.ウィリアム・プレストン タッグ王座戦、ラダー・マッチ:ヴェロシティーズ(ジュード・ロンドン、パリス・デ・シルヴァ)(ch)vs.MKプラス・ウルトラ(カイ・ドレイク、マイケル・スペンサー) |
@PWWA王座戦:ジェシカ・トロイ(ch)vs.ロビー・イーグルス
ジェシカの動きの良さを際立たせる
開始直後の導入の攻防は上手かったですね。
ロビーが早くも試合を支配しますが、
ロビーの間によるスタンスの見せ方が良いし、
ジェシカも果敢に反撃を試みていき、
相互の魅力が爆発しています。
これほど見応えのある中盤も中々ないでしょう。
攻防が変転しても2人の相互理解の強度は変わらず。
ロビーの強さを感じさせる中で、
ジェシカの腕狙いの一貫性はジェシカ勝利の可能性を十分に残していたし、
その腕狙いを華やかなアクションで実現できる彼女の強みを存分に活かしていました。
攻防に広がりがあり期待値が右肩上がりだったからこそ
チャーリーが介入してDQというエンドは残念過ぎる。
同じDQでももう少しマシな形で出来なかったか。
それでもチャーリーがヒール・ターンし次回チャーリーvs.トロイの対決となったのは楽しみ。
好勝負に少し届かず。
ASMS vs.チョーク・ブロッカーズ
Bサム・オズボーンvs.ステフ・デ・ランダー
Cリーダーシップ・オブ・ザ・レッド・ネイション:キングスレイvs.ジャック・ボンザ
Dオージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)vs.
ジェネレーション・ナウ(マッティー・ウォールバーグ、リッキー・サウス)
GNのオープン・チャレンジに出てきたのはAO。
デイヴィスは負傷欠場中だったのでサプライズでしたね。
AOはブランクを感じさせない連携で迫力がありましたね。
GN側も現在進行形の勢いを感じさせますね。
身体能力発揮して真っ向からAOとぶつかる攻防は
スピーディでインパクトがあり見応え十分。
AOの復帰戦という名ばかりでなく
中身もしっかり詰まっていて、見応えのある一戦でした。
最後はGNが押し切った感ですが、
まだまだ伸ばせる余地もあったのでは。
好勝負に少し届かず。
Eパーフェクツ・プレイグラウンド・ブロウル:ジミー・タウンセンドvs.ウィリアム・プレストン
PWAによるシネマティック・プロレス。
戦いに移るまでの話し合いが長ったらしいものの
戦いが始まってみれば面白かったですね。
ジミーの彼女のチェリーも加わって1対2ならではの攻防に、
公園の遊具をふんだんに使った見せ場。
それだけなら路上プロレスで良い訳ですが、
シネマティック・プロレスならではの物をどう生み出すか。
積極的なカメラ・アングル使いにBGMで盛り上げると
プロレスだけに留まらず映画などからネタをふんだんに取り入れ、
ピンポン対決など馬鹿げた戦いをシリアスに演出するバカバカしさをやりきりました。
ただそのプロレス・シーンだけが面白かったのではなく、
最後の仲直り、エンド・シーンの作り方も素晴らしくて、
試合前に長々と会話シーンを挟んでいたのも納得。
総合的に一つの作品に作ろうという作り手の気概をひしひしと感じ取れた。
バカバカしいんだけどセンス良い、格好良い、と思わせるって最高ですね。
お見事です。
ぜひPWAスタッフには今後もシネマティック・プロレスに意欲的に取り組んでもらいたい。
ぎりぎり好勝負。
Fプレミアシップ決勝:リルバード・ルッチvs.ミック・モレッティ
Gチャーリー・エヴァンスvs.マット・ダイアモンドvs.リス・エンジェルvs.ウィル・ケディーズ
Hタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ヴェロシティーズ(ジュード・ロンドン、パリス・デ・シルヴァ)(ch)vs.MKプラス・ウルトラ(カイ・ドレイク、マイケル・スペンサー)
冒頭にダブル・ダイブを持ってくると
タッグとシングルそれぞれをバランス良く絡ませて
テンポ良く攻防を紡いでいきます。
ラダーに登る前に地味にハードな削り合いをしっかりこなし、
これに高さが加わったらどうなるんだという期待感を作り上げます。
そして今度はテーブルに椅子。
ベロシティーズが味方を庇うといったドラマも挟みつつ
期待通り高度のあるスポットもありつつ、と見所は多い。
試合時間が長いので濃淡はありつつも
実直に一つ一つ積み重ねて完走しメインとしての責務を果たしました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:3/?/21)
注目試合の詳細
なし試合結果
@PWWA王座戦:ジェシカ・トロイ(ch)vs.ロビー・イーグルス(DQ)ASMS vs.チョーク・ブロッカーズ
Bサム・オズボーンvs.ステフ・デ・ランダー
Cリーダーシップ・オブ・ザ・レッド・ネイション:キングスレイvs.ジャック・ボンザ
Dオージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)vs.ジェネレーション・ナウ(マッティー・ウォールバーグ、リッキー・サウス)
Eパーフェクツ・プレイグラウンド・ブロウル:ジミー・タウンセンドvs.ウィリアム・プレストン(ノー・コンテスト)
Fプレミアシップ決勝:リルバード・ルッチvs.ミック・モレッティ
Gチャーリー・エヴァンスvs.マット・ダイアモンドvs.リス・エンジェルvs.ウィル・ケディーズ
Hタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ヴェロシティーズ(ジュード・ロンドン、パリス・デ・シルヴァ)(ch)vs.MKプラス・ウルトラ(カイ・ドレイク、マイケル・スペンサー)