TOP他大陸のプロレスオーストラリアのプロレス →PWA:Best of PWA 2020

PWA:Best of PWA 2020の分析


名勝負 なし
好勝負 ジェシカ・トロイvs.チャーリー・エヴァンス(8/8/20)

@マッティ・ウォールバーグvs.マディソン・イーグルス(2/15/20)
 ポンザらがウォールバーグを襲撃し足に椅子攻撃。
 マディソンは冷静に脚攻めでスタートします。
 この出だしの演出があるとはいえ
 男女対決なのに下手に自ら回らないのは流石のマディソン。

 ウォールバーグも受け手に回りつつも
 ロープを使ったアームバーなど
 カウンターを効果的に使うことで
 足の痛みでリズムをつかめない状態を上手く演出している。

 表現力は際立っていましたが、
 試合自体はほとんどウォールバーグが技出せずに
 10分かからず終わるという抗争上のワン・マッチの扱い。

 コロシアムも優勝したし、ウォールバーグはもっと上の位置付けにして欲しいですね。

 平均より少し上。
 (執筆日:2/?/20)

Aジェシカ・トロイvs.チャーリー・エヴァンス(8/8/20)
 Wrestling Go!で素晴らしい試合を見せたパートナー対決。

 エヴァンスのねちっこいグラウンドに
 ジェシカも相手の様子をよく見てムーブの合いの手を入れています。

 一つ一つの動き出しに価値があり、
 なんとなしには動かない意味ある攻防。

 ジェシカのテクニカルでいて地味にならない試合運びは良いし、
 エヴァンスの考えられた構成も素晴らしい。

 ライバリティに基づきながら
 多様なプロレス要素を見事に複合させました。
 お見事。

 ぎりぎり好勝負。

Bチャーリー・エヴァンスvs.ジェシカ・トロイvs.ステフ・デ・ランダー(11/7/20)
 オーストラリアが誇る女性レスラーTOP3の3ウェイ。

 数珠と1対2を織り交ぜ
 3ウェイの独創性を追求する姿勢は
 00年代前半のUSインディーを彷彿とさせます。

 その分作っている感はかなり強いですけれども
 それ以上に感心する工夫量なので良いでしょう。

 場外の椅子トラップへの一撃は
 コロナ禍の観客も思わずHoly Shit!チャントを起こしてしまう程。

 素晴らしい一戦でした。

 好勝負に少し届かず。

Cサム・オズボーン、ミック・モレッティ、チャーリー・エヴァンス、ウィリアム・プレストン、カイ・ドレイク、パリス・デ・シルヴァ、キングスレイvs.ジェシカ・トロイ、ジャック・ボンザ、マッティ・ウォールバーグ、マット・ロジャース、ジミー・タウンセンド、ジュード・ロンドン、リルバード・ルッチ(12/5/20)
 大人数なのでファン・スポットは一定量ありますが、少し内輪的な印象も。

 ダイブから合体技で整理した後、それぞれ見せ場を。

 WWE等と比べると弱さを感じざるを得ない所はあります。

 オズボーンが会場の骨組みを登っていき上から飛び降りるシーンも
 もう少し下に皆が集まる理由作りとかタイミングを合わせて欲しかったですね。

 まあまあ良い試合。
 (執筆日:12/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@マッティ・ウォールバーグvs.マディソン・イーグルス(2/15/20)
Aジェシカ・トロイvs.チャーリー・エヴァンス(8/8/20)
Bチャーリー・エヴァンスvs.ジェシカ・トロイvs.ステフ・デ・ランダー(11/7/20)
Cサム・オズボーン、ミック・モレッティ、チャーリー・エヴァンス、ウィリアム・プレストン、カイ・ドレイク、パリス・デ・シルヴァ、キングスレイvs.ジェシカ・トロイ、ジャック・ボンザ、マッティ・ウォールバーグ、マット・ロジャース、ジミー・タウンセンド、ジュード・ロンドン、リルバード・ルッチ(12/5/20)