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MCW:Best of MCW 2022の分析


名勝負 なし
好勝負 MCWヘビー級王座戦:ミッチ・ウォーターマン(ch)vs.アダム・ブルックス(9/10/22)

@MCWヘビー級王座戦:アダム・ブルックス(ch)vs.ミッチ・ウォーターマン(3/27/22)
 レスリングから持ち技までかわし合う演舞。
 そのかわし合う精度はわざとらしさがあるものの
 狙い通りミッチを引き上げる描き方が出来ています。

 アクションは控えめにまったりとした進行で
 沸点抑えめですが、2人の関係性に根付いていて良好。
 
 アダムの手攻めを挟んだ後、
 ハードな打撃でギアを上げ一進一退。

 新星ミッチは豊かな才能あふれる若手ということで
 観客の後押しもあり、終盤の攻防は盛り上がりましたね。
 王座交代劇らしい絵作りがちゃんとありました。

 30分を超える試合時間でしたが、
 ミッチはそつなくこなしってチャンスに見合うレスラーであることを証明しました。

 この試合はまだまだ特別性を作りこむ程はなっていないですが、
 これからどう成長するか楽しみです。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Aケージ・マッチ:スレックスvs.ロッキー・メネロ(4/9/22)
 メネロがイマイチですね。
 打撃のタイミング取りもスレックスとズレているし
 ヒール戦略は中途半端でロー・ブローも無駄に多く、煽り切れていません。

 ただスリング・ショットでケージにぶつけられた際の流血が凄まじく、
 それは流血してしばらくした後にケージ上からスーパープレックスを食らいダウンしている際に、
 (といってもクラシック・ケージぐらいの高さです)
 血だまりがリングに出来る程です。

 なので絵としては鮮烈で激闘のハイライトを見ている感じでした。
 
 スレックスは相変わらず試合構成・緩急のスキル高く
 MCWの盟主っぷりを見せつけました。

 中々良い試合。

BMCWヘビー級王座戦:ミッチ・ウォーターマン(ch)vs.アダム・ブルックス(9/10/22)
 入場時に観客と小競り合いしたりと
 すっかりヒールに転じたアダムがラフに試合をコントロール。
 
 マイクで煽りステージでボディ・スラムを決めて、と
 攻撃的に見事なヒール・スタイルを見せます。

 ミッチも一部攻防でもたつきはありましたが、
 正統派フェイスとして魅力を振りまいていましたね。

 リマッチに期待される、前の試合では出来なかった激しい攻防を展開。
 レフェリー気絶も絡めた演出もあり満足の内容でしたね。

 ぎりぎり好勝負。

C女性王座戦、30分アイアン・ウーマン・マッチ:ジェシカ・トロイ(ch)vs.DELTA(11/26/22)
 DELTAはパンクなコスチュームとメイクでキャラは立っていますが、
 思った通りの攻防を見せることが出来ていませんね。

 パワー・キャラが相手に攻防の形を促されているのって
 表に出てしまうと大変格好がつきません。

 椅子攻撃で反則取られるも、そこから連取する、という定番の展開や
 エプロンの相手に道連れスピアーを決めるハード・スポット。
 そしてジェシカの得意の腕攻めによる十分な攻防量で
 熱戦らしい演出は出来ていましたが、
 如何せんDELTAの地力が求められる水準に届いていなかった。

 平均的な良試合。
 (執筆日:11/?/22)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@MCWヘビー級王座戦:アダム・ブルックス(ch)vs.ミッチ・ウォーターマン(新チャンピオン!)(3/27/22)
Aケージ・マッチ:スレックスvs.ロッキー・メネロ(4/9/22)
BMCWヘビー級王座戦:ミッチ・ウォーターマン(ch)vs.アダム・ブルックス(9/10/22)
C女性王座戦、30分アイアン・ウーマン・マッチ:ジェシカ・トロイ(ch)vs.DELTA(3-2)(11/26/22)