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DMDU:Best of DMDU 2021の分析


名勝負 なし
好勝負 ラスト・ドリンクス・デス・マッチ:ジョエル・ベイトマンvs.チャーリー・エヴァンス(3/6/21)

初代DMDUヘビー級王座トーナメント決勝:リッチー・テイラーvs.チャーリー・エヴァンス(5/22/21)

@蛍光灯100本デス・マッチ:ダミアン・リヴァーズvs.ケイレン・ブッチャー(1/16/21)
 旗揚げ戦メイン。

 ケイレンが良い体の張りっぷりを見せます。
 白いコスチュームは血が映えていて良いですね。

 重量感を意識した攻めも特徴が出ています。

 ただダミアンがコミュニケーション・スキルが高くないのもあって
 2人の間の攻防のバランス、凶器とプロレス技との織り交ぜ方は改善の余地が多分にあります。

 足りない所はありつつも旗揚げ戦のメインとしての
 気概は感じる攻防が用意されており、特にフィニッシュはかなり印象的でしたね。

 平均的な良試合。 

Aラスト・ドリンクス・デス・マッチ:ジョエル・ベイトマンvs.チャーリー・エヴァンス(3/6/21)
 飲んで試合をするという形式。
 エル・ドランコのネタ・マッチが印象強いですが、
 アルコールを煽るという行為を格好良いアピール方法として消化させていて、
 チャーリーの上手さも改めて唸る形となっています。

 序盤からいきなりエプロンから場外テーブルへのDVDを受けたりと
 体の張りよう、細かな調整ととにかくチャーリーに感心させられます。

 ベイトマンも安定感あるファイトで
 このチャーリーに対して見劣りしなかったのですから十分。

 終盤に向けてギアを入れ直すと見応えのある攻防に納得のフィニッシュ。

 オマージュ溢れる技使いといい両者の思いが詰まった抜群の内容でしたね。

 ぎりぎり好勝負。

B初代DMDUヘビー級王座トーナメント決勝:リッチー・テイラーvs.チャーリー・エヴァンス(5/22/21)
 チャーリーは流血の跡そのままに登場。
 様になっていますね。

 最初のレスリングは見せ方が上手く、まったく引けを取らず。
 切り替えた打撃戦も重いですね。

 リッチーがエクスプロイダーで主導権。
 的確な構成でメリハリを利かせています。
 これはチャーリーの反撃の流れも光りますね。

 ステージ上での攻防、リングアウトか!?という見せ場など
 決勝らしい演出が2人の戦いを彩ります。

 ぎりぎりリングに戻ったチャーリーにリッチーがラッシュをかけ
 そのまま終わるかと思いきやチャーリーが非常にブリッジが美しいジャーマン。
 チャーリーの観る者の感情を揺さぶるプロレスが
 最後までじっくりと堪能出来ておなか一杯です。
 リッチーも良い仕事をして初代王者にふさわしいパフォーマンスでした。

 ぎりぎり好勝負。
  (執筆日:7/?/21)

CD.R.E.A.M.決勝、初代デス・マッチ王者決定戦、蛍光灯+ガラス・ボード+シャーク・ケージ・デス・マッチ:ジョエル・ベイトマンvs.ケイレン・ブッチャー(初代チャンピオン!)(11/20/21)
 蛍光灯を噛みアピールしようとしたケイレンにベイトマンが不意打ちして蛍光灯連打。
 決勝にふさわしい派手さで
 早々にリングが蛍光灯の破片で埋め尽くされます。

 形式となっている檻はBJWからの輸入ですが、
 近くから見上げたクローズ・アップ・カメラが良いですね。
 檻の高度を強調出来ています。

 そこからの落下スポット自体はやや不十分だったりと
 ダレそうな気配も出てきましたが、
 まさかの芝刈り機投入で問題なく完走。

 初代王座トーナメントの決勝で
 彼らに出来るベストを尽くした理想的な内容でした。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Dデス・マッチ王座戦:ケイレン・ブッチャー(ch)vs.グイード(12/4/21)
 グイードは乱戦のリズム感が良いですね。
 キャリア8年とは思えない老獪さがあります。
 アメリカ人とのことですが、
 ブラック・テリーみたいなメキシカン・ラフ・スタイルの匂いがしますね。

 場外、ステージと移りながら
 ノー・リング・デス・マッチのような楽しさを提供しています。

 リングに戻って技に移っていった際にどうかと思っていたら
 まさかのリングをぶち破るパイル・ドライバー。
 それで場外乱戦が長かったというオチでした。

 魅力的な内容だし、理解はしつつも
 全体構成としてのバランスの悪さも否定はできない。

 中々良い試合。
 (執筆日:7/?/22)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@蛍光灯100本デス・マッチ:ダミアン・リヴァーズvs.ケイレン・ブッチャー(1/16/21)
Aラスト・ドリンクス・デス・マッチ:ジョエル・ベイトマンvs.チャーリー・エヴァンス(3/6/21)
B初代DMDUヘビー級王座トーナメント決勝:リッチー・テイラー(初代チャンピオン!)vs.チャーリー・エヴァンス(5/22/21)
CD.R.E.A.M.決勝、初代デス・マッチ王者決定戦、蛍光灯+ガラス・ボード+シャーク・ケージ・デス・マッチ:ジョエル・ベイトマンvs.ケイレン・ブッチャー(初代チャンピオン!)(11/20/21)
Dデス・マッチ王座戦:ケイレン・ブッチャー(ch)vs.グイード(12/4/21)