TOPルチャ・リブレToryumon Mexico →Toryumon Mexico:Dragomania 6/3/06

Toryumon Mexico:Desperados del Ring Volume.2 の分析


名勝負 なし
好勝負 ブラゾ・プラティーノ、ブラゾ・デ・オロ、パッション長谷川vs.マサダ、NOSAWA、竹村勝司

1枚約2時間です。
SlamBamJam製。
Samurai TVからの流用になっています。

5/13/06の大会より

民族ダンスで開幕。
闘龍門メヒコの選手がリングに現れウルティモが挨拶。

@アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ、ネグロ・ナバーロ、スカイデvs.藤田Jrハヤト、松山勘十郎、野橋真実
 ウルティモ興行の定番オープニング。
 生徒vs.先生のカードです。
 ルード(相手が日本人で歓声を受けていましたが)の支配が匠でしたが
 一方の生徒は野橋の人生ムーブぐらいしか印象に残らず。
 悪くない試合。

Aダーク・エンジェル、インディア・シュースvs.下田美馬、HIROKA
 下田、HIROKAが椅子を使ったりしてルードとして良い仕事をしましたね。
 しかしシュースはカットしか印象にない程使えず
 エンジェルも技は素晴らしいもののそれだけになってしまいました。
 悪い試合。

Bスクランブル・マッチ:マテマティコ、ウルトラマン、カオス、クチジョ、マノ・ネグラvs.アストロ・ボーイJr、ブラゾ・デ・プラタJr、花岡大介、イホ・デル・ファンタズマ、松崎敏也
 (途中から)
 変則ランブル戦です。
 これは往年のルチャドールが動くのを見て楽しむ類の内容ですね。
 悪い試合。

Cブラゾ・プラティーノ、ブラゾ・デ・オロ、パッション長谷川vs.マサダ、NOSAWA、竹村勝司
 実況のウルティモが大絶賛していた試合。
 これは確かに素晴らしかった。
 1つのお笑いスポットに対して
 双方がそれを前振りとして活かして再利用、連番スポットにしています。
 そしてそのセットが最初から最後まで数え切れない程詰め込まれている。
 更には愚連隊のルード・プレイと
 長谷川とブラゾスの重量差がタッチとして加えられています。
 ここまで完成されたファン・マッチは中々見れない。
 唯一の欠点は長谷川の動きが少し悪い事ですが
 試合5分前に欠場したプラタの代役として選ばれた事を考えると十分許容範囲です。
 ぎりぎり好勝負。 

D4ウェイ・ダンス:アヴェルノ、メフィストvs.バックシート・ボーイズ(トレント・アシッド、アメリカン・ジゴロ)vs.ブルート一生、奥村重雄vs.ミラノ・コレクションAT、岡田かずちか
 とっても玉石混合なカードでしたが
 一生を絡めて数珠サブミッションなどのコミカルな見せ場を作ったり
 実力があり過ぎるアヴェルノ、メフィストは
 素晴らしい連携を見せた後でオーバー・ザ・トップ・ロープ・ルールの反則により退場させる事で
 何とか解決策を探り当てました。
 しかし最後の2タッグの激突は面子上
 ミラノ(この日がデビュー6周年でした)のムーブ披露だけとなり盛り上がらず。
 平均レベル。

ENWAウェルター級王座戦:ラ・マスカラvs.大原はじめ
 王座戦とはいえオーソドックスすぎるきらいがありますね。
 安定はしていましたが、まさに可もなく不可もなくで平均レベル。

Fドス・カラスJr、リスマルクJr vs.マーク・ジンドラック、ジョニー・スタンボリ
 アメリカン・プロレス寄りのずたぼろな内容。
 メヒコがイタリアに勝って、ジンドラックのムーブが見れたのでよしとしないといけないのでしょう。
 ひどい試合。

Gレレボス・スペル・インクレイーブレス:グレート・ムタ、ウルティモ・ドラゴン、アトランティスvs.ペロ・アグアーヨJr、ウルティモ・ゲレロ、ドクトル・ワグナーJr
 レレボス・スペル・インクレイーブレスは信じられないタッグという意味で
 試合開始まで組み合わせが分からない、という趣向なようです。
 さてこのメインの目玉は当然ムタのメヒコ初上陸です。
 前日の武藤時には余りに場違いで試合を完璧に壊したので心配していました。
 今回もムタ・ワールド全開で違和感ありまくりでしたが
 人ではなく怪物ですからそれが異次元として通用しましたね。
 ムタが鉄階段を手にするとそこからワグナーとアグアーヨが仲間割れになりかけ、
 またアトランティス、ゲレロが連携を見せる、というカオスが伝染する場面まで生まれる。
 いつも以上に何をしでかすか分からないライブ感満載の面白さがありましたね。
 平均より少し上。

総評
 Cが勿体無い使い方ではありますが
 面白い大会で毎年開催されるようになったのも納得の出来です。 
 (執筆日:7/2/09)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

Cブラゾ・プラティーノ、ブラゾ・デ・オロ、パッション長谷川vs.マサダ、NOSAWA、竹村勝司 
  愚連隊は相手への歓声が気に入らず帰ろうとする。
  戻ってくるといきなり襲いかかり打撃を入れる。
  3人で長谷川をロープに振ると捕らえてボム。
  入ってきたオロをロープに振るとドロップ・トー・ホールドから連続攻撃。
  マサダとプラティーノが中央で向き合う。
  マサダが顔に張り手。
  もう1発。
  オロが入ってきてしゃきっとしろとプラティーノに張り手。
  プラティーノは四つんばいになってアマレスだとアピール。
  マサダは上で回るもプラティーノはびくともしない。
  プラティーノがマサダに張り手。
  NOSAWAが入ってきてマサダと作戦会議。
  NOSAWAとマサダが四つんばいになる。
  プラティーノがのるだけで潰す。
  竹村が入ってきてプラティーノを羽交い絞めにする。
  プラティーノが竹村をコーナーに押し込む。
  NOSAWA、マサダがプラティーノを蹴りつけると尻が竹村に当たる。
  プラティーノは裏向きになる。
  NOSAWA、マサダが蹴りつけると股間が竹村に当たる。
  プラティーノがアピール。
  NOSAWA、マサダがプラティーノをこずくとプラティーノは泣いてしまう。
  2人でロープに振り伏せる。
  プラティーノがボディ・プレス。
  NOSAWAが起き上がり突進するも肉の塊に跳ね返される。
  マサダも同様。
  プラティーノは長谷川にタッチ。
  竹村が入る。
  長谷川が腰を振ってアピール。
  竹村がクローズライン。
  ロープに振ろうとする。
  長谷川が振り返しショルダー・スルーを狙う。
  竹村がサンセット・フリップを狙う。
  長谷川は逃れてドロップ・キック。
  コーナーに振ろうとする。
  竹村は耐えるとコーナーに振りクローズライン。
  ロープに振る。
  ボディ・シザースで飛びついてきた長谷川にジャーマン。
  ロープに走る。
  長谷川はドロップ・トー・ホールドを決めると続いて619。
  ヘッド・シザースで落としオロと交代。
  NOSAWAが入ってきてオロにドロップ・キックを狙う。
  オロは避けると頭をたたく。
  NOSAWAが胸に張り手を打ちロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  オロはその前で止まると頭を叩く。
  NOSAWAは泣き出す。
  起き上がると押そうとする。
  オロが顔を掴んで倒す。
  NOSAWAは起き上がるとロープに走る。
  オロがバック・ブリーカーを狙う。
  NOSAWAは着地すると払い蹴りへ。
  避けられるもお辞儀。
  オロがその頭を叩く。
  突進してきたNOSAWAにバック・ブリーカー。
  マサダ対プラティーノ。
  マサダがチョップを打つ。
  ロープを使って投げる際にプラティーノが控えのNOSAWAにぶつかる。
  プラティーノが起き上がってマサダを押すとマサダが控えのNOSAWAにぶつかる。
  プラティーノが突進。
  マサダが避けるとその先のNOSAWAがプラティーノを羽交い絞めにする。
  マサダが張り手を打ちに行くが避けられNOSAWAに誤爆。
  竹村がプラティーノを羽交い絞め。
  マサダが次こそはと張り手を狙うも誤爆。
  プラティーノがマサダにヒップ・トス。
  入ってきた竹村を受け流してマサダにぶつけようとする。
  竹村は何とか踏みとどまる。
  プラティーノは入ってきたNOSAWAを受け流して2人にぶつけようとする。
  NOSAWAは止まると読んでいた俺って偉い、と腰振りアピール。
  その裏ではプラティーノが待ち構えている。
  竹村、マサダがNOSAWAに注意する。
  振り返ったNOSAWAにプラティーノがランニング・ボディ・アタック。
  連鎖で食らい3人はコーナーに座り込む形になる。
  まずオロがヒップ・アタック。
  長谷川がヒップ・アタック。
  そして最後にプラティーノがヒップ・アタック。
  6人が向き合う。
  愚連隊がロープに走りクローズラインを叩き込む。
  倒れたのは長谷川だけ。
  オロ、プラティーノが長谷川を起こす。
  再び愚連隊がロープに走りクローズライン。
  やはり長谷川が倒れる。
  オロが長谷川を起こし叱責。
  長谷川は分かったといって腰を振り構える。
  愚連隊がロープに走る。
  クローズラインへ。
  オロ、プラティーノ、長谷川が避ける。
  愚連隊はそのまま反対のロープに走る。
  ショルダー・スルーを狙った3人にサンセット・フリップへ。
  オロ、プラティーノは余裕で耐えるが長谷川にはサンセット・フリップが決まる。
  カウント2でオロがカット。
  NOSAWAがオロを捕まえコーナーに、竹村が長谷川を捕まえ反対のコーナーへ。
  振ってぶつけようとするも押されてNOSAWAと竹村が激突。
  オロと長谷川はNOSAWA、竹村の両脚を取る。
  プラティーノとマサダがリングに入ってくる。
  プラティーノが突進してきたマサダにボディ・アタックを決めるとマサダはその中央に倒れこむ。
  プラティーノがマサダにヒップ・ドロップ。カウントは2。
  NOSAWAが長谷川をロープに振ろうとする。
  長谷川は振り返すとドロップ・キックで落としトペ・スイシーダ。
  マサダが続けてブランチャを狙う。
  長谷川は避けるとスタナー。
  オロがマサダにトペ・スイシーダ。
  マサダがトペ・スイシーダ。
  そして最後はプラティーノ。
  ロープに走る。
  皆が慌てて逃げ出す。
  プラティーノはそれを見てエプロンに出るとレフェリーの補助を受けコーナー上へ。
  そして場外の5人にトペ・アトミコ。
  NOSAWAとオロがリングに。
  NOSAWAが突進。
  オロがカウンターでバック・ブリーカーを決めカバー。
  マサダがカットすべくエルボー・ドロップへ。
  オロは避けて誤爆させると2人をカバー。
  竹村がカットすべくエルボー・ドロップへ。
  オロは避けて誤爆させると長谷川を呼ぶ。
  長谷川はリングに入ると並んでダウンする3人にボディ・プレス。
  何度ものるがすぐに跳ね返される。
  その間にオロが補助してプラティーノをコーナー上に立たせる。
  プラティーノが3人にスワントーン・ボム。
  3人で愚連隊をカバーし1,2,3!

試合結果

@アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ、ネグロ・ナバーロ、スカイデvs.藤田Jrハヤト、松山勘十郎、野橋真実
Aダーク・エンジェル、インディア・シュースvs.下田美馬、HIROKA
Bスクランブル・マッチ:マテマティコ、ウルトラマン、カオス、クチジョ、マノ・ネグラvs.アストロ・ボーイJr、ブラゾ・デ・プラタJr、花岡大介、イホ・デル・ファンタズマ、松崎敏也
Cブラゾ・プラティーノ、ブラゾ・デ・オロ、パッション長谷川vs.マサダ、NOSAWA、竹村勝司
D4ウェイ・ダンス:アヴェルノ、メフィストvs.バックシート・ボーイズ(トレント・アシッド、アメリカン・ジゴロ)vs.ブルート一生、奥村重雄vs.ミラノ・コレクションAT、岡田かずちか
ENWAウェルター級王座戦:ラ・マスカラvs.大原はじめ(新チャンピオン!)
Fドス・カラスJr、リスマルクJr vs.マーク・ジンドラック、ジョニー・スタンボリ(DQ)
Gグレート・ムタ、ウルティモ・ドラゴン、ペロ・アグアーヨJr vs.アトランティス、ウルティモ・ゲレロ、ドクトル・ワグナーJr