TOPルチャ・リブレLucha Libre その他 →Todo X El Todo:Best of Todo X Todo 2012

Todo X El Todo:Best of Todo X Todo 2012の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

①3本勝負:アンヘル・ブランコJr.、エル・イホ・デル・ソリタリオvs.エル・イホ・デル・サント、ヴィジャノIV(Todo X Todo 2/25/12)
 サントらがいきなりダブル・トペを決めてスタート。
 味方の背後のコーナー上からダイビング・クロス・ボディを決める定番フィニッシュにいきますが
 珍しいいことにここはソリタリオJrがカウント2ですり抜け試合が続きます。
 まあ返すのは良いんですけどその勢いを止めてしまっているところは若いな、と思いますね。
 ラフ・ファイトで支配して1本取ります。
 2本目からがこの試合の肝。
 ソリタリオJrらが乱戦を続けるのですが椅子攻撃や鉄柱攻撃、嚙み付きでヴィジャノ、サントを流血させます。
 地位を確立したレジェンドの流血とあって熱が入りましたね。
 誤爆という分かりやすい形からサント、ヴィジャノが反撃開始。
 やられたことをやりかえしてブランコ、ソリタリオも流血に追い込みます。
 何度かダイブを決めるなど決めれるパターンに持ち込むのですが
 試合は決まらず結局ソリタリオJrら体力差で押し切られる形。
 最後はソリタリオJr、ブランコJrがサントにキャメル・クラッチを決めて屈辱を与えてフィニッシュ。
 時々偏執的な攻めがあり流血戦としては飛び切りな所もあるものの
 試合としては無駄な余剰部分が多くそこまでは評価できない。
 平均的な良試合。
 (執筆日:4/15/12)

②3本勝負:アンヘル・ブランコJr.、エル・イホ・デル・ソリタリオvs.エル・イホ・デル・サント、ヴィジャノIV(Todo X Todo 3/30/12)
 前回があんな乱戦になったとあって今回も当然荒っぽくなる。
 開始を待たずして乱戦です。
 まずはブランコがサントのマスクを引っ張り鉄柱にぶつけ
 ソリタリオはヴィジャノにボード攻撃を食らわせ流血させます。
 前回は特に感心するまではいかなかったソリタリオですが
 今回は結構良いルードっぷりを見せていましたね。
 子供に握手してやろうか、といってポカポカぶったりと仕草が良く、
 打撃もハード且つ絵になっていて素晴らしかった。
 サントを流血させた後パワー・ボムで沈めて1本。
 
 2本目。
 サント、ヴィジャノが反撃しマスク引き裂き、ボード攻撃などの仕返し。
 ブランコの反撃を含みながらもシークエンスからトペを決めリングアウト決着です。
 前回に比べて3本勝負の構成が王道でしっかりしていますね。
 
 3本目は同時サブミッションなどのスポット連発。
 ただ遺恨のヒートで押しているので余り形にすると
 サント、ヴィジャノの歳やブランコ、ソリタリオJrのメジャーになりきれる点が出てくる。
 更にはトルネード式から通常式に戻してしまって盛り下がりました。
 結局それは背後のコーナー上から控えが飛ぶ定番スポットを使いたかったからのようですけどね。
 その流れに引き込まれまいとブランコが股間を蹴り上げてDQフィニッシュ。
 試合後もサント、ヴィジャノを暴行を加えます。
 3本目がそんなに良くならなかったものの前の試合より好きですね。
 中々良い試合。
 (執筆日:5/2/12)

③マスカラ・コントラ・マスカラ・コントラ・マスカラ:アンヘル・ブランコJr.vs.エル・イホ・デル・ソリタリオvs.エル・イホ・デル・サント(Todo X Todo 3/31/12)
 最初の3ウェイは当然ソリタリオJrとブランコJrが結託してサントを甚振ります。
 軽くサントの反撃もありましたが最後は合体技で沈めます。
 ここは形だけのパートといって良い。
 サントが脱落しマスカラ戦に進出が決まったので
 今度はソリタリオとブランコのシングルを行なうというのがルチャにおける3ウェイ・コントラ戦のルールです。
 ソリタリオが握手と見せかけ手を出しスタート。
 擬似的にブランコがベビーフェイスの立場となりダイブも見せます。
 そこから流れを作り出していくもソリタリオが対処し勝ち抜け。
 ソリタリオvs.サントが試合としてはベストなのですが
 トップ・ルードからマスクを奪う訳にはいかないですしね。
 これは辛いところです。

 そういう訳でサントvs.ブランコJrでマスカラ戦。
 ソリタリオにやられてぐったりしているブランコを攻め立てキャメル・クラッチで1本。
 サントが勝つに決まっている状況で正直のれないですね。
 2本目はブランコが普通に反撃。
 しかし力強さを作り出していたので3本目には少し期待できます。

 3本目ブランコがサントの苦しむ姿を観客に見せて煽った後
 どちらもダイブを打つなど良質な攻防を繰り広げます。
 更にセコンドのソリタリオが手を出してヒートを生み出していく。
 ヴィジャノの抗議でソリタリオが排除され1対1になった状況下で
 ブランコが2本目を取ったフィニッシャーを炸裂。
 サントがカウント2で返したところからニア・フォールにシフト。
 狙い通りに試合を高めて行きましたね。
 しかしこれまでのタッグからするとまったくマスクも敗れず血も流れもしなかったことには拍子抜けしました。
 ブランコをテクニコ・ターンでもさせるつもりなのでしょうか。
 平均的な良試合。
 (執筆日:5/5/12)


注目試合の詳細

なし

試合結果

①3本勝負:アンヘル・ブランコJr.、エル・イホ・デル・ソリタリオvs.エル・イホ・デル・サント、ヴィジャノIV(2-0)(Todo X Todo 2/25/12)
②3本勝負:アンヘル・ブランコJr.、エル・イホ・デル・ソリタリオvs.エル・イホ・デル・サント、ヴィジャノIV(2-1)(DQ)(Todo X Todo 3/30/12)
③マスカラ・コントラ・マスカラ・コントラ・マスカラ:アンヘル・ブランコJr.vs.エル・イホ・デル・ソリタリオvs.エル・イホ・デル・サント(Todo X Todo 3/31/12)