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Arena Coliseo De Monterrey:Best of ACM 2013の分析


名勝負 なし
好勝負 3本勝負:チャールズ・ルセロvs.レイ・ハチセロ(8/4/13)

@3本勝負:アンヘル・ブランコJr.、ドクトル・ワグナーJr. vs.LAパーク、ヴィジャノIV(6/2/13)
 序盤からセコンドが手を出しヒート・アップ。
 通常タッグ・マッチ・ルールが適用されている中で
 半ばトルネード・タッグ的な按配でセコンドが絡むことで
 観客を巻き込んで試合の熱を高めていきます。
 アクション自体は老体でもできることで、変哲もないことだが
 空気感の作り方と観客の熱を平然と受け止めてみせるところは流石大ベテランって感じですね。
 だれない内にまず1本締めます。
 動けなさ過ぎて気性の荒さを体現できないので心配でしたが
 2本目は初っ端から観客席をぶつけると
 ボードなどハードコアなスポットで熱を持続させます。
 裏手のコーナー上からのダイブ&誤爆といった定番からフィニッシュ。
 ただこのフィニッシュで終えれば良かった。
 リーダーではなかったようでやたら乱闘を続けましたが長すぎる印象。
 3本目は再び通常タッグ・ルールを守りながらの攻防です。
 適度に攻防を行った後、ダブル・フォールでパークvs.ワグナーに。
 AAAで抗争しているだけに動けない中で二ア・フォールを見せました。
 ただやっぱり長い。
 平均的な良試合。
 (執筆日:7/?/13)
 
A3本勝負:イホ・デル・センチュリオン・ネグロ、レイ・ハチセロ、シンボロvs.ブラック・スピリット、チャールズ・ルセロ、ゴールデン・ボーイ(7/21/13)
 (初見の選手も多いので以下の選手名間違っているかも)
 まずはマット・レスリング。
 ルセロがテリーやナヴァーロを思わせる素晴らしい動きを見せます。
 ゴールデン・ボーイとハチセロは演舞で沸かせます。
 反応速度は遅いですけどね。
 複数人絡んだ3人同時ジャベでフィニッシュ。
 2本目はセコンド乱入。
 花道でのアーム・ドラッグなど
 リングに留まらずに大きく空間を使って
 荒っぽい雰囲気を作り出した後フィニッシュ。
 3本目。
 シンボロらがリングを制圧し、
 引き続き荒々しい雰囲気でスタート。
 場外乱闘で広げた後、再びリングに6人同時に入り乱れ〆。
 構成は良いもののロートル感が目立ちましたね。
 素晴らしいマット・レスリングも見られましたが一部に過ぎないし。
 平均的な良試合。

B3本勝負:チャールズ・ルセロvs.レイ・ハチセロ(7/28/13)
 1本目はオーソドックスなレスリングから。
 ベテランですがフィニッシュに向けての立体的ハイ・フライも安定感があります。
 2本目以降も特別凄い試合をしてやろう、という意識は見られないものの
 ベテランならではの経験からくる技の選択や
 韻と段階を踏んだ連関付は味わい深いものがあり、
 印象深いスポットも結構ありました。
 彼らにありがちな、現役に比べるとこの点で凄く見劣りするな、
 という部分がないのが大きいですね。
 好勝負に少し届かず。

C3本勝負:チャールズ・ルセロvs.レイ・ハチセロ(8/4/13)
 前回の試合が評価されたか早くも再戦が組まれました。
 今回はレスリングの芯の部分、
 より力を通わせて実体をもたせたり、
 攻防に立体性を出して試合を絞めたりしています。
 また中でもかなりスローな動きに
 バネを使った伸びやかさを共同させていたのは目を見張りました。
 こんなことができるのかとびっくりしましたね。
 決して前回力を抜いていた訳ではないものの
 今回は試合にかける意気込みに特別なものを感じます。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:9/?/13)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@3本勝負:アンヘル・ブランコJr.、ドクトル・ワグナーJr. vs.LAパーク、ヴィジャノIV(2-1)(6/2/13)
A3本勝負:イホ・デル・センチュリオン・ネグロ、レイ・ハチセロ、シンボロvs.ブラック・スピリット、チャールズ・ルセロ、ゴールデン・ボーイ(2-1)(7/21/13)
B3本勝負:チャールズ・ルセロvs.レイ・ハチセロ(2-1)(7/28/13)
C3本勝負:チャールズ・ルセロvs.レイ・ハチセロ(2-1)(8/4/13)