TOPルチャ・リブレCMLL 1995年 →CMLL:CMLL in Los Angels 11/25/95

CMLL:CMLL in Los Angels 11/25/95の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚約2時間30分です。
SlamBamJam製。

ハンドカメラ撮影のようで遠方からでブレもあります。

@ラ・ミグラI、ラ・ミグラIIvs.スペル・ディアブロ、エル・メヒカーノ
 ミグラが不器用な長身レスラーで、技を打つも流れがブツ切れ。
 そのため全体としてはパッとしません。
 しかし最初にショルダー・スルーを食らうも先の相手にハリケーン・ラナを決めるなんてスポットが出てきたのは驚きましたね。
 95年の段階でルチャでやっていたとは。
 他のスポットもかなり良くポイントでは盛り上がっていました。
 少し悪い試合。

A3本勝負:ロス・ブラゾスvs.エル・サタニコ、アポロ・ダンテス、ピラータ・モーガン
 ブラゾのキャラはアメリカ人向きですね。
 また1本目を敢えてスカッシュにし
 2本目をタッチできるかできないかの見せ場から入った事で
 観客としては凄く分かりやすかったと思います。
 その上で3本目にはルチャの特徴的なスポットも披露していますしね。
 異国でするルチャとしては素晴らしいですよ。
 平均的な良試合。

Bタッグ王座戦、3本勝負:ヘッドハンターズ(ch)vs.シルベル・キング、ヴァンピーロ
 ヘッドハンターズなんかをタッグ王者にまでした理由がこれっぽっちも分かりません。
 乱戦と低クオリティな攻防が繰り広げられます。
 悪い試合。
 後パワー・ボムを食らうも体勢を入れ替えてフォールを奪うってのはありえない。

C3本勝負:アトランティス、パンテラ、ヘクトール・ガルザvs.エディ・ゲレロ、フェリノ、エミリオ・チャールズJr
 活きの良い選手が定番の内容を。
 素早い攻防、ダイブからルードの支配、マスクを剥ごうとしたりするルード表現まで。
 特に目立った物はありませんでしたが
 粗もなく4試合目として良い仕事をしていると思います。
 まあまあ良い試合。

DIWC王座戦、3本勝負:マスカラ・アニョ・ドス・ミル(ch)vs.ラジョ・デ・ファリスコJr
 ルチャの牧歌的な技や様式的な攻防が
 観客に伝わりにくく盛り上がりは今ひとつ。
 只そういう問題だけでもなく
 タイトル・マッチにしては適当に技を出している感がありましたね。
 少し悪い試合。

E3本勝負:エル・イホ・デル・サントvs.ネグロ・カサス
 このカードならいつも通りやっても良かったと思うんですけど
 ルチャ・リブレが受け入れられるか心配だったのでしょうね。
 最初のグラウンドが様子見で集中力が分散していたり
 中盤辺りでバック・ドロップやネック・ブリーカーといった普段使わない技も見られます。
 また実質1本勝負、アメリカ向き(やや時代遅れな気もするが)のフィニッシュになっています。
 そのため確立されていた型は崩れ流れが少し悪くなっていますね。
 この2人なの でメインとして成立させてはいますが
 数え歌としては期待外れに終わっています。
 まあまあ良い試合。

総評
 見に来た客はそれなりに満足したと思うんですね。
 意外に熱もあったし。
 只興行としてはこれだけの客しか集められず
 ブラゾスの試合がMOTNってのは厳しいですね。

DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

G3本勝負:エル・イホ・デル・サントvs.ネグロ・カサス
  サントが後ろに投げる。
  カサスが場外に出てリングに戻る。
  カサスはサントを倒すと裏に回る。
  起こすとヒップ・トス。
  サントはカサスを倒すとレッグ・ロック。
  後ろに圧迫する。カウント2。
  カサスがアーム・バーに返す。
  サントがグラウンド・ヘッド・シザースに返し腕を取る。
  カサスがロープに脚をかける。
  仕切りなおし。
  カサスが不意をついてドロップ・キック。
  バタフライ・ロック。
  サントがヘッド・ロックに返す。
  両手を掴む。
  サントは回転してからカサスを倒し腕を取る。
  カサスは起き上がるとグラウンド・ヘッド・ロックに返す。
  サントは起き上がるとバック・ドロップ。
  フロント・ヘッド・ロック。
  カサスは脚をかけて倒すと近づく。
  サントは両脚でカサスの首を挟む。
  回転して倒す。
  起き上がった所を回転して倒す。
  カサスが体を起こして両肩をつかせる。カウント2。
  両手を掴む。
  サントがモンキー・フリップから体をかぶせようとする。
  カサスがそれを活かしてモンキー・フリップ。
  サントがロープに走りアーム・ドラッグ。
  脚を払いカバー。
  カサスはすぐに返すと脚を払いカバー。 
  サントがすぐに返し相対する。
  カサスが不意をついてパンチ。
  ネック・ブリーカーを決める。
  もう1発。
  サントがたまらずロープ際に逃げる。
  カサスはサントを起こすとロープに振りドロップ・キック。
  サントが場外に落ちる。
  リングに戻る。
  カサスが脚を取って倒す。
  起こそうとする。
  サントがアーム・ドラッグに切り返す。
  ロープに走るとロープを使ってヘッド・シザース。
  背に乗るとそこからアーム・ドラッグで落とす。
  フェイク・ダイブからアピール。
  カサスは場外で間をおく。
  サントはリングに戻ってきたカサスにドロップ・キックを決めカバー。
  ロープに脚がかかる。
  何度カバーしても同じ。
  サントがブルドッグ。
  顔を蹴りつける。
  ブルドッグを狙う。
  カサスはすり抜けて自爆させる。
  サントを背に担ぐサブミッション。
  落とすとキャメル・クラッチを決める。
  サントは逃れるとロメロ・スペシャル。
  カサスは逃れるとエルボー・ドロップ。
  コーナー上へ。
  サントは突き飛ばすとトペ・スイシーダ。
  リングに戻る。
  カサスもリングに戻ろうとエプロンへ。
  近づいてきたサントにヘッド・バッドを決めるとダイビング・クロス・ボディへ。
  サントが体勢を入れ替える。カウント2。
  カサスはサントをロープに振るとショルダー・スルーを狙う。
  サントがサンセット・フリップに切り返す。カウント2。
  ヴィクトリー・ロールもカウント2。
  ハリケーン・ラナを狙う。
  カサスがパワー・ボムに切り返しカバー。カウント2。
  サントが不意を突きボディ・スラム。
  ダイビング・ヘッド・アタックを決める。
  カサスのセコンドがレフェリーの注意を引く。
  その隙を突きカサスが股間を蹴り上げる。
  カバー。
  サントのセコンドがレフェリーのカウントを妨害し抗議する。
  レフェリーは聞き入れるとカサスの反則を取る(13分)。
  カサスがマイク・アピール。
  サントもマイク・アピールで応じる。
  2本目が始まる。
  カサスがいきなりサントに蹴りかかる。
  ロープに走る。
  サントは脚を蹴りで払いロープに激突させるとキャメル・クラッチでギブ・アップさせる!
  サントの勝利(30秒)!

試合結果

@ラ・ミグラI、 ラ・ミグラIIvs.スペル・ディアブロ、エル・メヒカーノ
A3本勝負:ロス・ブラゾスvs.エル・サタニコ、アポロ・ダンテス、ピラータ・モーガン(2−1)
Bタッグ王座戦、3本勝負:ヘッドハンターズ(ch)vs.シルベル・キング、 ヴァンピーロ(新チャンピオン!)(2−1)(カウントアウト)
C3本勝負:アトランティス、パンテラ、ヘクトール・ガルザvs.エディ・ゲレロ、フェリノ、エミリオ・チャールズJr(2−1)
DIWC王座戦、3本勝負:マスカラ・アノ・ドス・ミル(ch)vs.ラジョ・デ・ハリスコJr(2−1)
E3本勝負:エル・イホ・デル・サントvs.ネグロ・カサス(2−0)