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CMLL:Best of CMLL 2024 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 3本勝負:エチセロvs.ブルー・パンテル(6/11/2024)

3本勝負:エチセロvs.ザック・セイバーJr.(6/22/2024)

GPインターナショナル、トルネオ・シベルネティコ:チーム・インターナショナル(AKIRA、クラウディオ・キャスタニョーリ、デイビー・ボーイ・スミスJr.、フリップ・ゴードン、イクロー・クウォン、カイル・フレッチャー、マンソール、ロビーX、ロッキー・ロメロ、辻陽太)vs.チーム・メキシコ(アトランティスJr.、エスフィンゲ、ユーフォリア、マスカラ・ドラダ、ミスティコ、テンプラリオ、ティタン、ウルティモ・ゲレロ、ヴァリエンテ、ヴォラドールJr.)(8/23/2024)

@3本勝負:エチセロvs.ブルー・パンテル(6/11/2024)
 ダニエルソンに続きマニア感涙のカード。
 
 パンテルはコンディション良く、
 イメージしたレスリングの動きに体がついていきます。

 エチセロも手心加えずスキルを遺憾無く発揮。

 立体感があるのでグラウンドのじっくりしたのが好みでない人ですら
 かなり楽しめる最高の一本目でした。
 
 2本目は演舞で瞬殺して3本目。

 エチセロが上手く間をとって余韻を出し、
 技の攻防も一定以上のクオリティですね。
 
 パンテルもアピール交えながら元気なムーブでダラけず。

 60歳だけどすごいという見え方なので1本目程には絶賛でないにしろ予想以上のまま走り切りました。

 文句なしに好勝負。

A世界女性タッグ王座戦:ステファニー・ヴァッケル、ゼウキシス(ch)vs.ジュヴィア、テッサ・ブランチャード(6/18/2024)
 テッサとステファニーの一進一退。
 見え方も意識しているので観客もちゃんとついていって盛り上がります。

 ルチャルールでタッチ権利の要素はない中で
 ムーブの羅列にせず、タッグの優勢劣勢も魅せていて良し。

 最後のロープ掴んでの抑え込みはレスラーがどうのこうのというより
 カメラワークで演出を後押ししてあげて欲しかった。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

B3本勝負:エチセロvs.ザック・セイバーJr.(6/22/2024)
 密着グラウンドテクニック。
 技術を堪能できる1本目でしたね。

 2本目はセイバーがそのまま攻め手に回り腕攻め。
 攻めのテンポおとして、隙間で観客見て煽ったのは良かった。

 3本目。
 一気に現代プロレスに切り替えるわけではなく
 延長ラインの中で消耗戦を繰り広げます。

 独特の試合運びなので
 相手とぶれてもおかしくないが一致したまま試合進行。
 終盤用の捻りもあり素晴らしい攻防でしたね。

 文句なしに好勝負。

Cマスカラ・ドラダ、ミスティコ、ヴォラドールJr. vs.デス・トライアングル(ルチャ・ブラザーズ、Pac)(7/26/2024)
 普段CMLLで見れないデストライアングル。
 スターパワーを見せつけリング制圧。
 強さ印象付けた一本目でした。

 そのままラフに二本目もやりたい放題。
 いつもならそろそろ反撃するのにと
 やきもきする展開でハラハラさせた上で3本目へ。

 見応えのある大技とチームでの動きで、
 勝敗に注目させる鋭いニアフォール合戦。
 最後がいまだにルチャにだけ残りがちな
 DQフィニッシュで弱かったのが残念。

 好勝負に少し届かず。 

DGPインターナショナル、トルネオ・シベルネティコ:チーム・インターナショナル(AKIRA、クラウディオ・キャスタニョーリ、デイビー・ボーイ・スミスJr.、フリップ・ゴードン、イクロー・クウォン、カイル・フレッチャー、マンソール、ロビーX、ロッキー・ロメロ、辻陽太)vs.チーム・メキシコ(アトランティスJr.、エスフィンゲ、ユーフォリア、マスカラ・ドラダ、ミスティコ、テンプラリオ、ティタン、ウルティモ・ゲレロ、ヴァリエンテ、ヴォラドールJr.)(8/23/2024)
 メキシコvs.多国籍軍。
 人数も多いので良し悪しは分かれましたね。

 良かったのはメキシコに定着しているフリップ。
 いつ見ても動きのキレを維持しているロビーXもスイングしていましたね。
 彼は定期参戦したら絶対に人気が出ますね。

 後はCCとカイルは抜群。
 プロレス上手いとルチャがどうとかジャンルを軽く超えてきますね。

 一方で少しいまいちだったのはアキラ。
 ルチャだと魅力に欠け、攻防作りの練度も物足りない。

 マンソールも元WWEとしてそういう役回りを求められがちとはいえ
 少しアピール過多な印象がありますね。
 すごいスター性あればそれでも良いのでしょうけれども。

 後は辻。
 辻は彼自体がどうのこうのというより
 レフェリーを突き飛ばしてDQになるという微妙な演出が×。
 新日のトップ・スターとはいえ丸め込み敗北くらい許してもらえないか。

 メキシコ側はヴァリエンテの動き鈍く歳を感じましたが、
 全体的にレベル高めに安定。
 中でもミスティコやドラダはレベル高く、
 ブレイク中のエスフィンゲも良かったですね。

 辻とロメロのDQフィニッシュなど水を差される所もありつつ、
 十分に楽しめるお祭り試合でした。

 ぎりぎり好勝負。

 (執筆日:8/?/24)