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CMLL:Best of CMLL 2023 part.5の分析


名勝負 なし
好勝負 3本勝負:ソベラーノJr.vs.ヴォラドールJr.(11/10/23)

世界ヒストリック・ウェルター級王座戦:ロッキー・ロメロ(ch)vs.マスカラ・ドラダ(12/15/23)

3本勝負:アトランティスJr. vs.ソベラーノJr.(12/22/23)

@3本勝負:ソベラーノJr.vs.ヴォラドールJr.(11/10/23)
 ソベラーノは女性をはべらせリムジンで登場。
 ただでさえプロレス上手いのに
 キャラのあくも強くしてカリスマ感が半端ないですね。
 1-2本目ソベラーノの攻め99%なのに面白過ぎる。

 3本目攻防としては仕切り直しながら
 ソベラーノが変わらずの振る舞い。
 繋がり感を覚えた上で焦らされましたね。
 
 その上で華麗なるルチャの動きを見せるので効果的。
 場外も使った立体的なスポットを一つ一つ丁寧に構成もしています。

 1シーン、1シーンが区切られているのとスポットの種類が似通っているので、
 名勝負と呼べる所には展開が煮詰って行きませんでしたが、
 両スペル・エストレージャの魅力を堪能できる攻防でした。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:11/?/23)

A世界ヒストリック・ウェルター級王座戦:ロッキー・ロメロ(ch)vs.マスカラ・ドラダ(12/15/23)
 演舞もグラウンドも何気なくやっていますが上質。

 ロメロがラフに転じれば、
 ドラダも跳ね起き、花道移行と技ムーブ以外も含めて凄い動きで魅せます。

 ステージからのビッグ・フライ自爆など
 派手なシーンを織り込みつつ
 息もつかせずどんどん展開していきました。

 その展開の仕方がまた独創的な流れで
 この1年キャリア絶頂を迎えているロメロが年末にまたやってのけた、という印象ですね。

 ただ終盤はそれまでのローラーコースターな攻防が凄過ぎたせいもあり、
 質感が落ちた印象はあってちょっと勿体なかった。

 文句なしに好勝負。

B3本勝負:アンドレード・エル・イドロ、アンヘロ・デ・オロ、ソベラーノJr. vs.アトランティスJr.、ミスティコ、スターJr.(12/15/23)
 イドロがCMLLに参戦。
 ミスティコ指名してアピール合戦してましたが普通に上回っていましたね。
 イドロのスター性が半端ない。

 3本を通してイドロ率いるルード軍の煽りが上質。
 テクニコもハイ・フライヤーとして 
 オーソドックスに貢献していきました。

 最後はソベラーノがアトランティスからフォール勝ちで
 翌週への予告としても〇でしたね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

C3本勝負:アトランティスJr. vs.ソベラーノJr.(12/22/23)
 1本目は軽めに。
 アトランティスがトペを決めるも
 ソベラーノが流れをひっくり返し1本。
 
 2本目はソベラーノがルード色を強めて煽ります。
 アトランティスが逆転させてそのまま押し切り決着。
 定番ながら最初の2本は勢いがありましたね。

 3本目。
 ソベラーノがヘタレ・ルードっぷりを見せながら
 場所を変えていきながらビッグ・スポット。
 潤沢なスポットが用意されていて分かりやすく盛り上がれる内容でした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:1/?/24)