CMLL:Best of CMLL 2021の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | NWA世界ヒストリック・ウェルター級王座戦、3本勝負:ヴォラドールJr.(ch)vs.バンディード(3/26/21) |
@NWA世界ヒストリック・ウェルター級王座戦、3本勝負:ヴォラドールJr.(ch)vs.バンディード(3/26/21)
演舞の切れ味は良いもののオリジナリティは薄め。
ただ、ここぞの目を引く動きは流石ですね。
パワー・ボムをサンセット・フリップに切り返したバンディードが先取。
2本目はヴォラドールがトペを決め簡潔に。
いつも通り最初の2本はなくても同じ。
3本目が本番です。
+1の工夫を凝らして発展させていきます。
一進一退で大技を打ち合いニアフォール合戦。
丸め込みやロープ・ワークで当意即妙な変化をつけていきます。
投打締何でもできるオールラウンダーな2人ならではですね。
全体構成は少し弱めですが、技の質感で勝負しきりました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:4/?/21)
Aコッパ・インディペンディエンシア決勝:グラン・ゲレロvs.ヴォラドールJr.(9/17/21)
決勝ということで派手なスポットが幾つも。
ただ最初のトペやステージ・ダイブも
決め手側:ヴォラドールの優位性には直結しておらず、
ゲレロのケモニート虐めによる煽りといい単発性が強いですね。
トペコンを受け止めパワー・ボムも迫力がありましたが、
次のシーンに移ると動きすぎていてダメージ感、激闘感を受けれず…。
最後もフィニッシャーとして説得力弱い。
この流れなら丸め込みやジャベで決めて欲しかった。
まあまあ良い試合程度。
B世界ヘビー級王座戦:ウルティモ・ゲレロ(ch)vs.エチセロ(88 Aniversario 9/24/21)
ゲレロが強烈なスライディング・キックで場外に落とし
マスクを引き裂いて煽って掴みは十分ですね。
ポイントを突いていて流石の安定感です。
エチセロは試合運びの流れがやや歪な所も感じますが、
ウルティモと狙い通りの一進一退で盛り上げます。
ダイブも一定数ありビッグ・マッチ感ありましたね。
ただ試合を通してエチセロがウルティモを上回る印象は受けず。
好勝負に届かずも中々良い試合。
C世界ヘビー級王座戦:エチセロ(ch)vs.バルバロ・カベルナリオ(11/12/21)
攻防に立体感を持たる工夫が利いている一方で、
それでベストなリズムから少し乱れているのも確か。
ダイブを交えた一進一退を見せつつも
ストレートに上乗せされず足踏みも。
エチセロは抜擢を受ける中で少し奇をてらい過ぎな印象も。
地味でも本来の良さをもっと押し出した方がという気がしますね。
後半カベルナリオがギアを上げて改善すると
エチセロのエプロンから場外へのドロップ・キック自爆受け、
カベルナリオの場外ダウン相手へのダイビング・ボディ・プレス、とビッグ・スポット連発。
終わってみれば両者の良さを上手く掛け合わせた内容に。
好勝負に届かずも中々良い試合。
DNWA世界ヒストリック・ミドル級王座戦:ミスティコ(ch)vs.アヴェルノ(12/25/21)
軽やかな攻防の演舞は良いですし、
必殺技、その上位版を返し合う展開はストレートに盛り上がっていきます。
ただ1本勝負でやっているので、
決まらない説得力が弱く、何よりミスティコですね。
動きにもう少しキレがあればと思ってしまいますし、
ここぞの見得も物足りなさもあります。
その点でオリジナルのミスティコvs.アヴェルノには到底及びません。
まあまあ良い試合。
(執筆日:1/?/22)
注目試合の詳細
なし試合結果
@NWA世界ヒストリック・ウェルター級王座戦、3本勝負:ヴォラドールJr.(ch)vs.バンディード(2-1)(3/26/21)Aコッパ・インディペンディエンシア決勝:グラン・ゲレロvs.ヴォラドールJr.(優勝!)(9/17/21)
B世界ヘビー級王座戦:ウルティモ・ゲレロ(ch)vs.エチセロ(新チャンピオン!)(88 Aniversario 9/24/21)
C世界ヘビー級王座戦:エチセロ(ch)vs.バルバロ・カベルナリオ(11/12/21)
DNWA世界ヒストリック・ミドル級王座戦:ミスティコ(ch)vs.アヴェルノ(12/25/21)