CMLL:5/29/11の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
SlamBamJam製。
5/20/11の大会より
@フォルハンド・ウン・イードロ準決勝:ポルヴォラvs.デルタ
デルタはムーンサルト系で歓声を引き出す事は出来るものの
あくまでアンダーカードの中では光っている、というレベル。
他もバランスよく技を持っているがまだ完成されていませんね。
一方でポルヴォラはアイリッシュ・ウィップX2+ブルドッグという攻めをするように
どう感じ取られるか、空間的意味合いを捉えながら試合が出来ている。
多種の攻防の共立も出来ていてシングルをこなせる実力がはっきりと感じ取れました。
まあまあ良い試合。
Aフォルハンド・ウン・イードロ準決勝:アンヘル・デ・オロvs.フエゴ
観客に見せるほどの技術でもリズムでもないレスリングから
技を決めるのではなく披露するため、でしかない
微妙なタイミング取りでのハイ・フライングへ。
またパンテルが先ほどのポルヴォラに続いてフエゴについており、
そのフエゴが勝ちかけるもオロのセコンド、ゲレロのカットでふいになるという
決勝への舞台設定があるのでオロはもっとルード・アピールできなければ駄目ですね。
シングルで戦う能力がない事が明らかになってしまった内容。
悪い試合です。
B3本勝負:メトロ、スペル・ポルキー、ヴァリエンテvs.レイ・ブカネロ、テリブレ、テハノJr
アヴェルノ離脱に伴いリードする存在になるであろうテリブレ&テハノJr。
ブカネロもそこに溶け込んでいてこのルード・チームが
上手く混沌を残しつつも統制の中で試合を盛り立てます。
1本目がやりすぎてルードがDQを取られる展開、
つまり最初の2本共ルードの上手さが発揮される展開なので土台はしっかりしている。
3本目ですがポルキーに潰されるかと思いきや、
コミカル要素は抑え只の人気者としてテリブレと相対するのでOK。
ヴァリエンテ、メトロのルード3人衆を分離するダイブも素晴らしかった。
役割分担でコンパクトにまとめすぎな気がするも良い内容。
まあまあ良い試合でした。
C3本勝負:アヴェルノvs.ラ・マスカラ
まずはアヴェルノが影武者を入場口から登場させ、
マスカラの気がそれた所を背後から不意打ち、という仕掛け。
これでストーリーに引き込むとアヴェルノが鉄板の煽りを見せ1本。
さあ、2本目と行きたい所なんですが、1つ問題が。
アヴェルノがマスカラのマスクを引き裂く際、
全然配慮せず思いっきりやってしまう。
それによって大きく剥げてマスカラの顔上半分が見える事になってしまいます。
まあルチャでは良くある事なんだけど
今回は編集でマスカラの顔にぼかしが入っていて、
いや、分かるけど、えぇー!?となってしまう。
まあ攻防の試行錯誤という面は余りなく、
ストーリーに重きを置いた内容なので良いんですけどね。
30分に及ぶマスカラ戦が本当に凄い試合になったのか
確信の持てる内容ではなかったけれど
前哨戦としてのストーリー・テリングはまずまず。
悪くない試合です。
試合後マスカラがマスカラ・コントラ・マスカラを要求。
総評
準決勝及び前哨戦という事で見るべき、と言う程ではないが
興味深い内容なのでおまけで加えても全然良い。
(執筆日:7/6/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@フォルハンド・ウン・イードロ準決勝:ポルヴォラvs.デルタAフォルハンド・ウン・イードロ準決勝:アンヘル・デ・オロvs.フエゴ
B3本勝負:メトロ、スペル・ポルキー、ヴァリエンテvs.レイ・ブカネロ、テリブレ、テハノJr(2-1)
C3本勝負:アヴェルノvs.ラ・マスカラ(2-0)(DQ)