TOPルチャ・リブレCMLL 2011年 →CMLL:Best of 2010 & Copa Jr. Final 1/8/11

CMLL:Best of 2010 & Copa Jr. Final 1/8/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

SlamBamJam製。
約1時間15分です。

@タッグ王座戦、3本勝負:ラ・ソンブラ、ヴォラドールJr.(ch)vs.ヘクトール・ガルザ、ミステル・アギラ(7/16/10)
 ガルザ、アギラではスピード、ハイ・フライの攻防が出来ないので
 カウンターや誤爆で主導を切り替える以外は淡々と試合を進める事しか出来ない。
 最後もそれぞれ不意をついた丸めこみばかりで技の応酬はない。
 少し悪い試合。

A決勝、ウニベルサル王座戦、3本勝負:獣神サンダー・ライガーvs.ラ・ソンブラ(8/13/10)
 ライガーはプロレス寄りの試合運びですね。
 ソンブラが意味性を感じさせる特殊な技を持ち寄り、
 ある程度なんでも出来るので悪くない形となっています。
 1、2本目はちゃんとフィニッシュへの道筋を描いていました。
 しかし攻防自体を重ねる事は出来ず羅列に過ぎないから3本目はきついですね。
 どちらも必殺技クラスの技を返しあう凡庸なカウント2の繰り返し。
 過剰です。
 ゲレロ戦よりは良かった・・・。
 しかしやっぱりライガーはメヒコでは駄目です。
 悪くない試合。
 (執筆日:12/19/10)

B3本勝負:ラティーノ、ミスティコ、ショッケル、ストロング・マンvs.アトランティス、フェリノ、へクトール・ガルザ、ネグロ・カサス(12/3/10)
 1本目は意図のない乱戦。
 何も見所がないまま、やりすぎて反則を取られる結末です。
 2本目、抗争中のラティーノXガルザはハード・ヒットで良かったし、
 ミスティコのムーブ、フェリノの補佐力も光ったものの
 実質1本勝負の構成で8マン・タッグでは個が場に働きかけるにも限界がありますね。
 少し悪い試合。
 (執筆日:5/14/11)

CコッパJr.決勝、3本勝負:ドラゴン・ロホJr.vs.アヴェルノ(12/25/10)
 ゆったりしたサブミッションをかけて土台を作ります。
 ロホがトペを決めるもアヴェルノがフィニッシュまで持っていく形。
 一般的な展開で特別な試合である事を感じさせる部分がないですね。
 2本目もエプロン、場外を使ってリングを広く使った攻防で、
 2本目として適切ながらこれまた味気ない。
 3本目も小奇麗な攻防。
 アヴェルノがルード色を攻めに加え、
 ロホも張りあった所から熱を帯びてきましたが、
 最後はレフェリー絡みのロー・ブローでDQフィニッシュ。
 決勝でこんなフィニッシュを持ってくるのがルチャなんですよね…。
 良質な内容ながらvs.ヴォラドールJr.のように
 テクニコ/ルードの形にはまらず攻防に特別味がありません。
 それこそ普段会わないルード対決が実現したと言うカードのプレミアだけです。
 平均的な良試合。

総評
 期待していた決勝が普通の試合に終わる。
 知名度のあるカードを効率的に集めたい人向けでしかありません。
 (執筆日:10/2/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし 

試合結果

@タッグ王座戦、3本勝負:ラ・ソンブラ、ヴォラドールJr.(ch)vs.ヘクトール・ガルザ、ミステル・アギラ(新チャンピオン!)(2-1)(7/16/10)
A決勝、ウニベルサル王座戦、3本勝負:獣神サンダー・ライガー(新チャンピオン!)vs.ラ・ソンブラ(2-1)(8/13/10)
B3本勝負:ラティーノ、ミスティコ、ショッケル、ストロング・マンvs.アトランティス、フェリノ、へクトール・ガルザ、ネグロ・カサス(2-0)(12/3/10)
CコッパJr.決勝、3本勝負:ドラゴン・ロホJr.(優勝!)vs.アヴェルノ(2-1)(DQ)(12/25/10)