CMLL:Puebla 1/24/11の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
約1時間15分です。
1/17/11(Arena Puebla)の大会より。
@3本勝負:フエルザ・チカナ、サウロンvs.ブラック・ティグレ、ブルー・センテル
前座クラスなのにいきなり控えに攻撃なんて
火花の散らし方をされてもしっくりきませんね。
その後にしたのも乱戦って訳でもなく
余り価値を感じさせないグラウンド・レスリングだし。
その後も一般的なハイ・フライの攻防ですが、
技、その後の動きに歳による衰えを感じさせます。
ただミスはしないし、定番の展開に頼らなずある程度自由にやっているのは良いですね。
終盤はカットが多く、ダレたものの
最後のダイブを防いでのフィニッシュは面白い。
少し悪い試合。
A3本勝負:ブルー・パンテル、ルーシュ、トスカーノvs.エフェスト、ミステリオッソII、サングレ・アステカ
1本目はパンテルxアステカのレスリングながらどちらももっさりしていまいち。
ミステリオッソらルード側の控えが入ってきて〆。
2本目は引き続きルードが制圧。
息が上がっているような感じで
テンポ良く痛めつけられないシーンが目立ちましたね。
ミステリオッソがここまで精細を欠くのも珍しい気がしますけれども彼もまた歳かな。
流れがなく唐突なタイミングでテクニコが反撃し2本目終了。
3本目は仕切って1対1ですがルードがリベンジを受けるという
2本目からの流れを引き継いでかなり中途半端な内容に。
ミステリオッソが場外で投げられる必要性はまったくなかったし、
エフェストのロー・ブローを食らったという嘘のアピールは茶番過ぎる。
誰にも感心できなかった試合。
ひどい試合でした。
B3本勝負:アヴェルノ、メフィスト、ヴォラドールJr vs.ラ・マスカラ、ラ・ソンブラ、ヴァリエンテ
まずはヴァリエンテvs.アヴェルノ。
ヴァリエンテの絡みつき方、アヴェルノの変化のつけ方は見事です。
マスカラは所々で試合運びを相手に頼ってしまう意思決定の弱さが目立つものの
弱さを武器に出来る可能性があるのは魅力的ですね。
テクニコがダイブを決め流れを掴むも
ヴォラドールがキレのあるリバース・ヘッド・シザースでひっくり返し1本。
2本目が始まる前からルードがそのままテクニコを甚振ります。
アヴェルノ、メフィストは言うまでもなく鉄板タッグですが、
そこにヴォラドールがトップ・リーダーとして加わりトリオとして機能していたのには驚きましたね。
ヴォラドールのルード転向は成功のようです。
常道のあっさりフィニッシュで3本目にもつれ込む。
テクニコがそれぞれ素晴らしい動きを披露した後、
(ソンブラは相変わらず没個性的だが)
3人同時技などの見せ場に持っていく構成。
最後、全員参加の攻防を前に出しすぎて
タイミングを取りきれずスムーズにはいかなかったものの
トリオの要素を一通りやりきった上で魅せてくれましたね。
このカードでの王座戦が見たい、と改めて思わせた内容。
中々良い試合。
総評
メインは久しぶりに良好なトリオ・マッチです。
(執筆日:8/14/11)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@3本勝負:フエルザ・チカナ、サウロンvs.ブラック・ティグレ、ブルー・センテル(2-1)A3本勝負:ブルー・パンテル、ルーシュ、トスカーノvs.エフェスト、ミステリオッソII、サングレ・アステカ(2-1)
B3本勝負:アヴェルノ、メフィスト、ヴォラドールJr vs.ラ・マスカラ、ラ・ソンブラ、ヴァリエンテ(2-1)