CMLL:4/24/10 & 5/1/10の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
約2時間です。
SlamBamJam製。
4/23/10(Arena Mexico)の大会より
@グラン・オルタナティヴァ準々決勝:プーマ・キング、ウルティモ・ゲレロvs.デュランゴ・キッド、テハノJr
1本勝負の中で花道での襲撃から始めるので
緊張感を持って試合がスタートしましたね。
ダラダラとせず印象的な攻防で一進一退。
ゲレロが脱落してしまうもプーマが健闘して補う、というドラマも悪くない。
欠点としてはプーマが余り身体能力が高くない事。
味方の補佐を受けての技も高度がなかったですしね。
またゲレロが格下のキッドにあっさり押さえ込まれたのは説得力なし。
悪くない試合。
Aグラン・オルタナティヴァ準々決勝:デルタ、ヴォラドールJr vs.アヴェルノ、ラジエル
アヴェルノらルードが襲撃しリング支配という展開。
繋ぎがほとんどないまま2対2の鏡合わせ的攻防へと移るのでおいてけぼり。
デルタ、ヴォラドールのフィニッシャーが
どちらも相手をロープにひっかけてのフライ技だったので最後までその印象は消えない。
悪い試合。
Bグラン・オルタナティヴァ準決勝:デルタ、ヴォラドールJr vs.プーマ・キング、ウルティモ・ゲレロ
この日は準決勝までなのだからこの試合ぐらいはゆったりやれば良いのに
いきなり持ち技の攻防から同時ダイブを繰り出し後はもう大技で決めにかかります。
普段は入り乱れるのに控えがカットだけして
如何にも激戦を気取るのもどうかと思いますね。
凡戦ながら終盤にゲレロが演技によって攻防に感情を付与したのが救い。
少し悪い試合。
C3本勝負:ブルー・パンテル、ミスティコ、ストロング・マンvs.アトランティス、ドラゴン・ロホJr、レイ・ブカネロ
ストロング・マンは日本参戦の経験から流れを持ってアピールできるようになりましたね。
そうなればその存在はネタの域から脱する事が出来る。
ストロング・マンが試合の中心に立った内容ながら
一年前と比べると随分面白い内容になっています。
アトランティス、ブカネロのヘタレも素晴らしい。
主役をストロング・マンに譲ったミスティコだったが、
地味に凄い回転運動を見せていましたね。
後ろのコーナー上から飛ぶ定番のフィニッシュ方法を
アレンジした3本目のフィニッシュも面白く、
エンターテイメントに溢れた内容。
平均的な良試合。
4/30/10(Arena Mexico)の大会より
D3本勝負:マスカラ・コントラ・マスカラ:ペケーニョ・ウォーリアーvs.ブラシート・デ・オロ
ブラシートはミニながら本家の体格そっくり。
それって動けない事を意味していて試合も
ウォーリアーが一方的にリンチ。
動いて格好つけるも双方向でまるで動けていない
2本目ウォーリアーが開いてが動かなくても良い
一方向の意思で格好がつくルードとして良い試合運び
適当なブラシートの技にやられてあげないといけない
ウォーリアーが負けなくて良かったとしか言いようがない
悪い試合。
Eグラン・オルタナティヴァ決勝、3本勝負:へクトール・ガルザ、ポルヴォラvs.デルタ、ヴォラドールJr
デルタはスムーズに攻防を行えず経験の無さを露呈。
他も十分に引っ張れていませんでしたが
この危うい状況でベテランのガルザが表情豊かに動いて
味気ない攻防に感情を付け加えてくれました。
試合としては決勝という事で
1本目に同時ダイブ及びカウンター・フィニッシュが出るハイ・スパートな展開。
その一方で3本目のカットしあった後の攻防はボリュームたっぷりにやるかと思いきや
レフェリー誤爆からあっさりと決着させています。
この面子では決勝が無理という事が改めてわかっただけ。
平均レベル。
総評
決勝を単独で最終日に回し、3本勝負にしたものの
このカードではそれに見合う内容を残すのは無理でした。
(執筆日:8/15/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@グラン・オルタナティヴァ準々決勝:プーマ・キング、ウルティモ・ゲレロvs.デュランゴ・キッド、テハノJrAグラン・オルタナティヴァ準々決勝:デルタ、ヴォラドールJr vs.アヴェルノ、ラジエル
Bグラン・オルタナティヴァ準決勝:デルタ、ヴォラドールJr vs.プーマ・キング、ウルティモ・ゲレロ
C3本勝負:ブルー・パンテル、ミスティコ、ストロング・マンvs.アトランティス、ドラゴン・ロホJr、レイ・ブカネロ(2-1)
Dマスカラ・コントラ・マスカラ、3本勝負:ペケーニョ・ウォーリアーvs.ブラシート・デ・オロ(2-1)
Eグラン・オルタナティヴァ決勝、3本勝負:へクトール・ガルザ、ポルヴォラ(優勝!)vs.デルタ、ヴォラドールJr(2-1)