CMLL:Torneo Copa Jr. 12/11/10の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
SlamBamJam製。
1枚、約1時間20分です。
12/10/10の大会(アレナ・メヒコ)より
@バトル・ロイヤル
トーナメントの対戦カードを決めるためのいつものバトル・ロイヤルですが
今回は勝ち残った方がシード権を得られるというメリットがついています。
ヴォラドールJr.、ショッケルが残り、そのままシングルへ。
A準々決勝:ヴォラドールJr. vs.ショッケル
ショッケルがクローズラインを只耐えて復活。
準々決勝の位置づけなのでニア・フォールは多めだが
手抜きという事は他と変わらない。
悪い試合。
B16人決勝:オリンピコvs.ルーシュ
ルーシュが小気味良く攻めているが
オリンピコがまったく体格の良さを示せず黙っていて、最後に丸めこむだけ。
これはちょっと手抜き過ぎる。
ひどい試合。
C16人決勝:ラ・ソンブラvs.メフィスト
メフィストがロープ悪用フォールしたぐらいか。
後はソンブラの技をただ並べただけ。
この2人なら勢いで短時間の内にまとめきれると思いきや。
ひどい試合。
D16人決勝:ドラゴン・ロホJr. vs.マキシモ
マキシモがキスまで持っていき丸めこみ。
最後の最後でロホがジャベに捕えフィニッシュという簡易攻防。
悪い試合。
E16人決勝:ラ・マスカラvs.フェリノ
マスカラがいきなりシャツを脱いでトペ。
フェリノはジョバーといっても問題ない扱い。
敏捷性が売りなのに受け一辺倒だったらそうなるのも当然ですね。
悪い試合。
F8人決勝:ラ・ソンブラvs.オリンピコ
入場時にオリンピコが奇襲し、ソンブラがトペコンで反撃。
ようやくテクニコとルードの双方がアピールできた試合となりました。
終盤はクイックが上手く利いています。
悪くない試合。
G8人決勝:ドラゴン・ロホJr. vs.ラ・マスカラ
マスカラがマスクに手をかける程ヒートしていたのは状況との違和感を覚える。
試合時間の短さからロホが主導権を取り返すようなスポットも少ないが、
一応ロホがマスカラの攻めを凌いでいく場面があるので、少し悪い試合。
H準々決勝:ドラゴン・ロホJr. vs.ラ・ソンブラ
簡易の攻防ながら入りはまずまず。
ニア・フォール戦は良い技もあるが、技の種類の使い分けは適当です。
悪くない試合。
I準決勝:ドラゴン・ロホJr. vs.ヴォラドールJr.
ヴォラドールの前にロホはテクニコ扱いとなっています。
しかしこれが良かった。
ロホは最近ルードとしてキビキビした動きが出来ていませんでしたからね。
3戦目という状況も重なった中でテクニコとしての可能性が開けました。
ヴォラドールも容赦ない頭部攻撃と良質な間によって相対する。
ダイブが幾つも含まれる構成を可能にした以上に、
両者の間の素晴らしい化学反応が見られました。
8分しかなかったので、この位置づけで今度は王座戦でも見たいですね。
中々良い試合。
J3本勝負:ラティン・ラバー、ミスティコ、ストロング・マンvs.ヘクトール・ガルザ、ミステル・アギラ、テリブレ
ガルザらルードが奇襲を仕掛け1本。
2本目はルードが支配するリングに1人ずつ入りやられる。
ストロング・マンが反撃の鍵とするもアピールではなく攻防で試合を作ろうとした結果、
ストロング・マンの魅力よりもその拙さばかりが前に出た形になっています。
3本目もダラダラな1対1の対決。
アギラがいつもより印象的な動きが出来た事ぐらいが良い所です。
悪い試合。
総評
トーナメントは1本勝負、短い時間になるので中身は薄いのが常ながら
今回は素晴らしい試合が1試合生まれました。
またトーナメントの組み方を工夫してきたのも面白かったです。
ロホ・ファンは押さえておきたいですね。
(執筆日:10/2/11)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@バトル・ロイヤルA準々決勝:ヴォラドールJr. vs.ショッケル
B16人決勝:オリンピコvs.ルーシュ
C16人決勝:ラ・ソンブラvs.メフィスト
D16人決勝:ドラゴン・ロホJr. vs.マキシモ
E16人決勝:ラ・マスカラvs.フェリノ
F8人決勝:ラ・ソンブラvs.オリンピコ
G8人決勝:ドラゴン・ロホJr. vs.ラ・マスカラ
H準々決勝:ドラゴン・ロホJr. vs.ラ・ソンブラ
I準決勝:ドラゴン・ロホJr. vs.ヴォラドールJr.
J3本勝負:ラティン・ラバー、ミスティコ、ストロング・マンvs.ヘクトール・ガルザ、ミステル・アギラ、テリブレ(2-1)