TOPルチャ・リブレCMLL 2006年 →CMLL:73rd Anniversary 9/26/06

CMLL:73rd Anniversary 9/26/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚約2時間25分です。
SlamBamJam製。

@ダーク・エンジェル、レディー・アパッチェ、マルセラvs.アマポーラ、ヒロカ、プリンセサ・スヘイ
 躍動感あるアップ・テンポ・ベースの中
 ここでこんな技を出してくるか、と唸るような
 しっかりした構成で6分ない試合時間ながら完全燃焼しました。
 まあまあ良い試合です。

A3 本勝負:アレックス・コズロフ、アヴェルノ、メフィストvs.フェリノ、エル・サグラド、ウルティモ・ドラゴン
 1,2本目は皆が皆キレのある動きを見せて
 ノン・ストップ・アクションを繰り広げるのだから文句なし。
 この内容で3本目まで来たら後は鉄板のアヴェルノとメフィストの連携力が残ってますからね。
 派手に盛り立てながらしっかり締めます。
 かなり完成度が高いですよ。
 グッド・マッチに少し届かず。

B3本勝負:ブルー・パンテル、ドス・カラスJr、レイ・ブカネロvs.鈴木健想、マルコ・コルレオーネ、オリンピコ
 額に三つ目、胸に日本国旗のペイントをして天狗のお面で入場。
 鈴木の斬新過ぎるセンスに脱帽です。
 試合はここで一息、とテクニコス対ルードス色を強めにして
 攻防やスピードの面を控えめにした内容。
 直接的で道化の健想に間接的で(=尊大) 憎々しいまでにパーフェクトのコレロンという
 正反対のヒールが組んでいるのは面白いですね。
 平均より少し上。

C3本勝負:ドクトル・ワグナーJr、グロンダXXX、ネグロ・カサスvs.ダミアン666、ハロウィーン、ミステル・アギラ
 赤鬼グロンダを筆頭にダミアン、ハロウィーン、アギラと
 AAA色の強いお茶濁しマッチ。
 ここにワグナーを入れるのは何ともかわいそうですね。
 トイレ休憩試合同然の悪い試合。

Dトリオス王座戦、3本勝負:ヘクトル・ガルザ、ペロ・アグアーヨJr、ショッケルvs.アトランティス、タルザン・ボーイ、ウルティモ・ゲレロ
 いきなりの3人攻めで2本目もターザンのダイブを受け止められるも
 そこにゲレロがダイブというスポットぐらいで空気。
 3本目もややヒートに頼り気味な内容。
 目玉のアトランティスとアグアーヨの絡みは良いな、と思うんですけど
 ショッカーの仲間割れでお茶を濁された形で終わってしまいましたし・・・。
 2年ぶりの王座復活なんだからもう少し頑張って欲しかったですね。
 悪くない試合。

Eマスカラ・コントラ・マスカラ、3本勝負:ミスティコvs.ブラック・ウォーリアー
 ウォーリヤーの スケール・アップと
 両者のマスク引き裂き+ミスティコの流血という
 舞台設定を3本目開始時、実時間3分足らずで整え
 その後はカウント2.9プロレスをじっくりと。
 ウォーリヤーは雰囲気美人っぽい印象を受ける割に
 3本目の不意打ちサブミッションやラ・マヒストラルの返し等
 意外に良い動きを見せて一進一退の熱戦という目的を達成しています。
 只その一方で課題も多かったですね。
 ウォーリヤーはマスク上半分引きちぎられるんですが
 このせいでマスクを脱いだ時の衝撃はありませんし
 いちいちマスクを直さないといけないので余計な間も空きがち。
 1,2本目の性急な試合構築と相まって3本目がややくどく感じます。
 平均的な良試合。
  
総評
 素晴らしい幕開けだったものの後半からトーン・ダウンしてしまいましたね。
 只今回会場の一体感がこれぞ記念大会という程凄くて
 視聴後の満足感は結構高いですよ。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Eマスクvs.マスク、3本勝負:ミスティコvs.ブラック・ウォーリアー
  ウォーリヤーが姿を現したミスティコの前に立ちふさがる。
  ミスティコはステージから花道のウォーリヤーにクロス・ボディ。
  ウォーリヤーが走って花道のミスティコにビッグ・ブーツ。
  クローズラインでリングに入れる。
  ビッグ・ブーツを3発決める。
  セカンド・ロープからダイビング・レッグ・ドロップ。
  変形ロメロ・スペシャルを決めタップを奪う!
  ウォーリヤーが先取(1分半)!

  ミスティコのマスクを引き裂く。
  リフト・アップしコーナーの上に落とす。
  ミスティコは流血している。
  ウォーリヤーはロープに振ろうとする。
  ミスティコが振り返しバック・ブリーカー。
  ドロップ・トー・ホールドから619。
  スプリングボード式ヘッド・シザース。
  ロープに走ると飛びついて丸め込みに持って行き1,2,3!
  ミスティコが追いつく(1分半)!

  ウォーリヤーのマスクを引き裂き上半分を剥ぎ取ってしまう。
  ロープに振ろうとする。
  振り返されるもハンドスプリングで止まると肩に飛び乗りアーム・ドラッグ。
  セカンド・ロープから飛びつきヘッド・シザース。
  場外に逃れたウォーリヤーにトルニージョ。
  リングに戻る。
  ウォーリヤーもリングに戻る。
  ミスティコがハリケーン・ラナを決めるもカウントは2。
  ボディ・シザースで丸め込もうとする。
  ウォーリヤーが防ぐと同時にフェイス・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ロープに走ろうとする。
  ミスティコは脚を掴んで倒すとロープに走る。
  ウォーリヤーはショルダー・スルーに返す。
  エプロンに着地されるもスピン・キックで落とす。
  トペ・コンヒーロで追撃する。
  リングに戻る。
  エプロンに上がってきたミスティコに突進。
  ミスティコはカウンターで蹴りを入れるとスプリングボード式サンセット・フリップへ。
  ウォーリヤーは動きに合わせて逃れるとドロップ・キック。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振る。
  ミスティコがヘッド・シザースを決める。
  場外に落ちたウォーリヤーにスプリングボード式トルニージョ。
  リングに戻る。
  スライディング・キックを決めるとアサイ・ムーンサルトへ。
  ウォーリヤーは脚を上げて迎撃。
  トペ・スイシーダを決める。
  リングに戻ろうとする。
  ミスティコが脚を引っ張って落とす。
  何とかリングに戻る。
  ウォーリヤーはリングに戻ると気がついていないミスティコの隙を突き腰へのサブミッション。
  レフェリー・チェックが入る。
  ミスティコは腕を上げると何とかロックを外す。
  ウォーリヤーがロープに振る。
  ミスティコが2本目と同じ形で丸め込む。カウントは2。
  ロープに振ろうとする。
  振り返されるもクロス・ボディへ。
  ウォーリヤーは受け止めると背に回してスラム。
  カバーするもカウントは2。
  ミスティコがハリケーン・ラナを狙う。
  ウォーリヤーがパワー・ボムに切り返す。
  ロープに足をかけるもカウントは2。
  レフェリーに抗議する。
  その隙を突いてミスティコがスクール・ボーイ。カウントは2。
  ミスティコがウォーリヤーを起こそうとする。
  ウォーリヤーが不意を突いてインサイド・クレイドル。カウントは2。
  ミスティコは飛び乗り肩車の状態になると反転してハリケーン・ラナへ。
  ウォーリヤーがサンセット・フリップに切り返すもカウントは2。
  ミスティコの腹を蹴り上げる。
  ボディ・スラムを決めるとセカンド・ロープからチョップを落とす。
  ミスティコは避けて自爆させるとカバー。カウント2。
  ミスティコはボディ・スラムを決めるとコーナーに登る素振りを見せる。
  悩んでいる様子だが観客の声を受け決心した様子。
  リングに戻ってボディ・スラムを決めるとコーナーに登りムーンサルトへ。
  避けられるも着地し低空ドロップ・キックからラ・マヒストラルへ。
  ウォーリヤーは逃れるとラ・マヒストラル。カウントは2。
  ミスティコがロープに走る。
  ヘッド・シザースの入りからアーム・バーに持って行きタップを奪う!
  ミスティコの勝利(13分半)!
  ウォーリヤーはマスクを渡すと去っていく。

試合結果

@ダーク・エン ジェル、レディー・アパッチェ、マルセラvs.アマポーラ、ヒロカ、プリンセサ・スヘイ(2−1)
A3本勝負:アレックス・コズロフ、アヴェルノ、メフィストvs.フェリノ、エル・サグラド、ウルティモ・ドラゴン(2−1)
B3本勝負:ブルー・パンテル、ドス・カラスJr、レイ・ブカネロvs.鈴木健想、マルコ・コルレオーネ、オリンピコ(2−1)
C3本勝負:ドクトル・ワグナーJr、グロンダXXX、ネグロ・カサスvs.ダミアン 666、ハロウィーン、ミステル・アギラ(2−0)(DQ)
Dトリオス王座戦、3本勝負:ヘクトル・ガルザ、ペロ・アグアーヨJr、ショッケルvs.アトランティス、タルザン・ボーイ、ウルティモ・ゲレロ(新チャンピオン!)(2−1)
Eマスカラ・コントラ・マスカラ、3本勝負:ミスティコvs.ブラック・ウォーリアー(2−1)