CMLL:Guadalajara 10/17/04 & 11/7/04の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚約1時間30分です。
SlamBamJam製。
10/17/04の大会より
@マスカラ・コントラ・カベジェラ、3本勝負:ミスティコ、ヴォラドールJr vs.アンスラックス、エヴォラ
(1本目途中から)
取り敢えずアンスラックス、エヴォラは連携技、鏡像技、ルード・アピールと一通りの物をそろえていますね。
しかしそれで試合を組み立てて行く能力まではありません。
1本目はルードが押し切りエンド。
2本目は背水の陣に置かれたミスティコ、ヴォラドールが飛ぶも中々主導権を握れない展開で焦らします。
勿論1−1にもつれこむのですが、ここでノン・キャプテンがそれぞれ脱落するという2本目にしては珍しい展開が見られました。
3本目。
テクニコが支配し平然と2人共がリングにい続けます。
これはルードだからテンプレートになっているのであってテクニコだと集中力を削がれますね。
すぐに反撃すべきルードもつまらない事に時間をかけて停滞気味でした。
エプロンから場外へのサンセット・フリップ・パワー・ボムという大技を同時に決めてブレイクスルーした後、
再びそれぞれが脱落して1対1にもつれこむ展開。
(キャプテン・ルールを無視して先ほどとは別の方が生き残っているいい加減さ・・・)
脱落者が介入しながらニア・フォールを作り出し〆です。
全体的にテクニコのキャリアの浅さ故の粗さ、ルードの能力の不足が目立ちました。
しかし過剰ブックによる補佐と、マスクが赤く染まるほどの大流血によって(ムーブ崩れの言い訳にもなる)コントラ戦の総力戦にはなっている。
まあまあ良い試合。
A3本勝負:アトランティス、ラヨ・デ・ハリスコJr、ミステル・ニエブラvs.アンヘル・ブランコJr、アポロ・ダンテス、ウニベルソ・ドス・ミル
1本目はルードが仕掛けて乱闘スタート。
支配ではなくルードが普通にハイ・フライングで勝利です。
そのため2本目もニュートラル・スタート。
ファリスコ、ニエブラの腰振り、翻弄アピールの後、アトランティスが軽くカウント3を奪います。
3本目も重い体を動かして変哲のない攻防。
最後は2000のパイル・ドライバーによりニエブラがKO、担架で運ばれます。
悪い試合。
11/7/04の大会より
BNWAミドル級王座戦、3本勝負:アヴェルノ(ch)vs.サタニコ
本格的に接する事は出来ていないレスリングですね。
そうなると年を取っているサタニコはきつい。
アヴェルノがステージを下げて作為的に攻防しているのが見える内容となってしまいます。
相手の土俵に持ち込ませないという戦いがある1,2本目の内はまだ良いけど、3本目にはニア・フォールを要求されますからね。
また技巧派であるが故にフィニッシュもどうしてもあっけない固め技、それに対するカウンターの丸め込みとなるのも痛い所です。
少し悪い試合。
C3本勝負:エル・イホ・デル・サント、ミスティコvs.レイ・ブカネロ、ウルティモ・ゲレロ
サントXゲレロは調整こそ必要だが良い可能性を見せました。
しかしミスティコが何かするたびに良くやったと褒めるようなテンポの悪さで、試合としては小さくなっています。
悪くない試合。
総評
@はBest of Mistico Vol.2に収録されてましたね。
見るべき内容かはさておき。
(執筆日:9/22/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@マスカラ・コントラ・カベジェラ、3本勝負:ミスティコ、ヴォラドールJr vs.アンスラックス、エヴォラ(2−1)A3本勝負:アトランティス、ラヨ・デ・ファリスコJr、ミステル・ニエブラvs.アンヘル・ブランコJr、アポロ・ダンテス、ウニベルソ・ドス・ミル(2−1)
BNWAミドル級王座戦、3本勝負:アヴェルノ(ch)vs.サタニコ(2−1)
C3本勝負:エル・イホ・デル・サント、ミスティコvs.レイ・ブカネロ、ウルティモ・ゲレロ(2−1)