TOPルチャ・リブレCMLL 2000年 →CMLL:Infierno En El Ring 8/4/00

CMLL:Infierno En El Ring 8/4/00の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約2時間40分です。
SlamBamJam製。

@3本勝負:ピエロンシート、フィエリート、ファイヤーvs.ウルティモ・ドラゴンシート、ブラシート・デ・オロ、シクロンシート・ラミレス
 1本目は強引な攻防による崩れが目立ちます。
 2本目もテクニコ/ルード間に体格差がないのでルード支配でインパクト薄い。
 まあミニは意識が高く、動くのでクオリティは維持していますけどね。
 3本目は同時3連ダイブでリングアウト・フィニッシュ。
 普通にその後リングでフィニッシュしても良かったと思うが・・・。
 オープニングとしては一応良い内容です。
 悪くない試合。
 
A3本勝負:ドクトル・ワグナーJr、サタニコ、ベスティア・サルバヘvs.リスマルクJr、ブラゾ・デ・プラタ、ネグロ・カサス
 只の乱戦ながら迫真性はありますね。
 2本目は3人まとめてのポルキーのボディ・プレスでフィニッシュ。
 3本目はワグナーXカサスが最後の攻防を務めます。
 ちょっと方向性が定まっていないが、悪いとは言い切れない。
 少し悪い試合。

Bタッグ王座戦、3本勝負:レイ・ブカネロ、ウルティモ・ゲレロ(ch)vs.ヴィジャノIV、ミステル・ニエブラ
 エミリオ・チャールズJrが絡んでタッグ王座を賭ける事に変更。
 1本目はゲレロ、ブカネロが不意打ちのベルト攻撃。
 当時では目新しい連携の取れた技でアピールしながらの追い込みでフィニッシュ。
 2本目はルードが支配。
 先ほど見せた合体技をかわして自爆させるという分かりやすい攻防からテクニコが反撃開始です。
 1度落ち着かせるも機敏な攻撃で圧倒し魅せ続けていますね。
 ダイブとジャベでフィニッシュです。
 3本目。
 ブカネロが対ベテランの攻防でまだ技術的に足りない部分が見えましたが、
 相変わらず連携は良いし、ゲレロが場を上手く支配し攻防を生み出しましたね。
 連続ダイブに1対1へのもつれ込みで最後まで安定していました。
 中々良い試合。

Cカルナヴァル・デ・ラ・ムエルテ:レンコル・ラティーノvs.ブルー・パンテルvs.パンテラvs.ヴィオレンシアvs.オリンピコvs.ドクトル・オーボアマンvs.ブラック・ウォーリアーvs.アストロ・レイJr vs.サファリvs.マスカラ・マヒカvs.グラディアドアーJr vs.ソラールI
 まずはバトル・ロイヤル。
 軽く前振りや関係性を描いていますがごちゃごちゃしているので記憶には残らないですね。
 リングに残った6人と場外に落とされた6人がそれぞれチームを組みトルネオ・シベルネティコへ。
 エリミネーションではなく勝ち抜け方式です。
 ハイ・テンポの中、ジャベからハイ・フライングまで後半な見せ場を生んでいます。
 その中でも大きな役割を務めていたのはパンテルですね。
 まずそんなに力の無いレンコル相手に1回負けるジョブを務めます。
 その泥々の攻防は控え入り乱れての大乱闘という場面転換にも繋がっています。
 またレンコルに負けた後は先発でもぶつかったソラールとベテランらしいレスリングの攻防を披露です。
 枠組みの意識もあり、ハイ・クオリティなのでこれは好勝負になるかなと思ったのですが、
 やはり勝ち抜けというルールがネックになりましたね。
 前半は多少の粗も気にならなかったけれども
 パンテルらビッグ・ネームが抜けると見所がはっきりと弱くなっていきます。
 そして最後はグラディアドールとドクトルのマスカラ戦なんですが、
 この2人、先ほどまで徒党を組んでマヒカをリンチしていたルードなので盛り上がらず(レフェリーのいう事を聞かずDQでマヒカは勝ち抜け)。
 1人でリズムはつけれる程度の能力で行動でも魅せる事が出来ません。
 ドクトルがアトランティスばりの大流血で白いマスクを赤く染めたのでマスカラ戦の雰囲気を生み出したけれども
 それが無かったらと思うとゾッとします。
 中々良い試合。

Dカベジェラ・コントラ・カベジェラ、ケージ・マッチ:ピエロスJr vs.ペロ・アグアーヨSr vs.マスカラ・アニョ・ドス・ミルvs.ヴィジャノIII
 殴るしか脳のない連中にヴィジャノIIIを放り込む。
 基本退屈ですし、余りのスローさや1人自爆芸には時に笑ってしまいます。
 ただ流石にメインになっているだけ一応以下のようなストーリー展開はありました。
 ・脱出したアグアーヨがヴィジャノがリンチされているのを見て戻ろうとするもカラスらにリンチされ担架で運ばれる。
 ・2000は脱出できたが、ピエロがやられているのを見て戻ってくる。
 ・しかしピエロはロー・ブローを誤爆させたばかりか、自分の指示に従えと理不尽に怒り出し暴行。
 ・見捨てて先に脱出したピエロをカラスらがお仕置き。
 このストーリーのおかげで2000とヴィジャノのつまらないシングル対決はテクニコ/ルードの移入まで奪われています・・・。 
 少し悪い試合。

総評
 クオリティもそこそこあり、大大会らしいコントラ戦もあります。
 CMLLが好きなら普通にアリです。
 (執筆日:9/24/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@3本勝負:ピエロンシート、フィエリート、ファイヤーvs.ウルティモ・ドラゴンシート、ブラシート・デ・オロ、シクロンシート・ラミレス(2−1)(リングアウト)
A3本勝負:ドクトル・ワグナーJr、サタニコ、ベスティア・サルバヘvs.リスマルクJr、ブラゾ・デ・プラタ、ネグロ・カサス(2−1)(DQ)
Bタッグ王座戦、3本勝負:レイ・ブカネロ、ウルティモ・ゲレロ(ch)vs.ヴィジャノIV、ミステル・ニエブラ(2−1)
Cカルナヴァル・デ・ラ・ムエルテ:レンコル・ラティーノvs.ブルー・パンテルvs.パンテラvs.ヴィオレンシアvs.オリンピコvs.ドクトル・オーボアマンvs.ブラック・ウォーリアーvs.アストロ・レイJr vs.サファリvs.マスカラ・マヒカvs.グラディアドアーJr vs.ソラールI
Dカベジェラ・コントラ・カベジェラ、ケージ・マッチ:ピエロスJr vs.ペロ・アグアーヨSr vs.マスカラ・アニョ・ドス・ミルvs.ヴィジャノIII