TOPルチャ・リブレCMLL 2000年 →CMLL:Sin Piedad 12/15/00

CMLL:Sin Piedad 12/15/00の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚約2時間35分です。
SlamBamJam製。

@3本勝負:アラン・ストーン、クリス・ストーンvs.リッキー・マルビン、ソンブラ・デ・プラタ
 数少ない見せ場の同時スポットさえ意思疎通が取れずに間が空く場面がある上、
 ダラダラ感が途中から色濃くなる悪い試合。 
 只終盤のフェイク・ダイブでかがんで
 それを踏み台に味方がダイブするスポットは良かったですね。

A3本勝負:フェリノ、トニー・リベラ、サファリvs.ヴィオレンシア、ベスティア・サルヴァヘ、フエルザ・ゲレラ
 リスト・ロックから逃れようとしてリベラが頭を打つという
 情けないミスをした時にはどなる事かと思いましたが動きで挽回しましたね。
 1本目は良いスポットで締め、2本目は適当にルードが支配。
 3本目も同時ダイブなど見所は多かったものの
 動かし始めとフィニッシュがちょっと微妙でしたね。
 平均レベル。

B3本勝負:ブラック・ウォーリヤー、ドクトル・ワグナーJr、ブルー・パンテルvs.ロス・ビジャノスIII、IV、V
 序盤の張り合う攻防から安定したクオリティを叩き出すと
 カットから全員が入りトリオ・スポットでフィニッシュ。
 先ほどの行動を利用して裏をかいているのが上手いですね。
 2本目はルチャには珍しい孤立。
 脚攻めを活かしてヴィジャノIVを捕まえタッチできるかできないかで魅せます。
 逃げられるもしっかり仕留めて1−1。
 3本目もルード支配が延長ですが、すぐにヴィジャノスもやり返し、両チーム、マスクがずたずた。
 これで舞台は整いましたを。
 最後までしっかりトリオ・シーン+場外ダイブで盛り上げました。
 全体的に完成度の高い一戦。
 唯一の欠点は高齢なのでここぞのスピードや自爆関連のキレに欠け、演舞である事の短所が少し出ている事ですね。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:9/24/10)

C3 本勝負:アトランティス、ミステル・ニエブラ、エル・サタニコvs.ショッケル、タルザン・ボーイ、エミリオ・チャールズJr
 乱戦から始めてテンションを維持したまま2本目に持っていくと
 キレのある動きで一進一退の攻防を見せます。 
 サタニコ一人、試合のリズムと合わなかった印象を受けますが
 他は基本的に良かったですよ。
 まあまあ良い試合です。

Dタッグ王座戦、3本勝負:レイ・ブカネロ、ウルティモ・ゲレロ(ch)vs.エル・イホ・デル・サント、ネグロ・カサス
 サント、カサスはドリーム・タッグ的位置づけなんでしょうね。
 1本目がかなりの押せ押せムードで場外ダイブも飛び出します。
 更には今回サントの動きが思わず唸らされる程冴えている。
 しかしそれが仇となって正直収まりがつかなくなった感じですね。
 2本目以降王者組が連携等で挽回する展開も
 パワー・バランスを考えると説得力に欠けます。
 ゲレロ、ブカネロのタッグは決して悪くないと思うのですがね。
 試合としての盛り上がり所がいま一つ足りませんでした。
 平均より少し上。

Eカベジェラ・コントラ・カベジェラ:ペロ・アグアーヨSr vs.シエン・カラス
 ルチャにはベテランならではの戦い方があるけど
 アグアーヨSrの場合いっちゃ悪いけどロートルって印象ですよ。
 セコンドやレフェリーで盛り上げようという展開で
 乱雑な内容が最初から最後まで続きます。
 悪い試合。

総評
 セミ、メインはいまいちながらミッド・カードが頑張りましたね。
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

B3 本勝負:ブラック・ウォーリヤー、ドクトル・ワグナーJr、ブルー・パンテルvs.ロス・ビジャノスIII、IV、V
  (IVとVの見分けがつかないので適当に判別しています)
  IV対パンテルで試合開始。
  バックの取り合いからパンテルがテイクダウンでフロント・ヘッド・ロック。
  IVがフロント・ヘッド・ロックを取り返す。
  パンテルがリスト・ロックに返す。
  IVが前転からリスト・ロックを取り返す。
  パンテルがヘッド・シザースに持っていく。
  リスト・ロック。
  IVがヘッド・シザースに持っていく。
  両者ポーズ。
  ウォーリヤー対III。
  ウォーリヤーが転がって投げる。
  IIIが脚を払ってカバー。
  すぐ返されるもアーム・ドラッグ。
  もう1発狙う。
  ウォーリヤーは外すとヘッド・シザース。
  ドロップ・キックへ。
  IIIが外して起こそうとする。
  ウォーリヤーはアーム・ドラッグに切り返すとヒップ・トスを狙う。
  IIIが体勢を入れ替えヒップ・トス。
  V対ワグナー。
  ワグナーはコーナーに押し込むもマスクに触っただけでクリーンに離れる。
  Vがすぐに距離をつめクローズライン。
  Vがショルダー・タックル。
  ロープに走ると伏せたワグナーにエルボー・ドロップ。
  レッグ・ドロップへ。
  ワグナーは避けるとボディ・スラム。
  ボディ・プレスへ。
  Vは避けるとクローズラインで落とす。
  III対パンテルに。
  ロープ・ワークからIIIがヒップ・トス。
  ハリケーン・ラナを決める。
  肩車される状態に持って行きヘッド・シザース。
  再び肩車された状態に。
  今度はサンセット・フリップに移行する。
  ワグナー、ウォーリヤーが入ってきてカット。
  IV、Vもリングに入ってくる。
  ビジャノスはそれぞれヘッド・ロックを決めるとリング中央でぶつけようとする。
  ワグナー、パンテル、ウォーリヤーが押し飛ばしたためビジャノスがぶつかる。
  リングに残ったのはIIIのみ。
  パンテルが羽交い絞めにする。
  ワグナーに打ち上げられたウォーリヤーがクローズライン。
  IIIは場外に落ちIVが入ってくる。
  パンテルがIVを羽交い絞めにする。
  ワグナーに打ち上げられたウォーリヤーがドロップ・キックを決める。
  IVが落ちVが入ってくる。
  3人はVをコーナーに連れて行く。
  IIIが入ってきたのを見てウォーリヤーが突進するもドロップ・トー・ホールドを食らいコーナーに激突。
  IVが入ってきてワグナーにショルダー・スルー。
  IIIがV越しにコーナー上のパンテルにハリケーン・ラナ。
  ワグナーにクルーシーフィックスを決めて3カウント、パンテル、ウォーリヤーにはサブミッションを決めギブ・アップさせる!
  ビジャノスが先取(6分)!
 
  ウォーリヤーがいきなりIVにクローズライン。
  IVはウォーリヤーの頭部に脚をかけて1回転すると腕をロック。
  コーナーを使ってアーム・ドラッグを決める。
  ヘッド・シザース。
  ウォーリヤーがIVを蹴り飛ばしハイ・ニーにいくも避けられ転落。
  パンテルがVの脚を取って倒すとワグナーにタッチ。
  ワグナーはVの脚を攻める。
  Vが自陣に転がってIIIにタッチ。
  ワグナーがIIIの不意をついて低空ドロップ・キック。
  脚を攻める。
  ロメロ・スペシャルを狙う。
  IIIが耐える。
  ワグナーは諦めるとパンテルにタッチ。
  パンテルが脚にニーを落とす。
  IIIは食らいながらも転がって何とかタッチする。
  パンテルがVにバック・ブリーカー。
  ボディ・スラム。
  ウォーリヤーがダイビング・ボディ・プレス。
  ワグナーも続いてダイビング・ボディ・プレスを決め1,2,3!
  IVをコーナー上に横にするとウォーリヤーがスプラッシュ。
  ワグナーがダブル・アーム・パワー・ボムを決め1,2,3!
  これで1−1(4分)!

  2本目終了後から乱闘になる。
  パンテルとワグナーがIV、Vのマスクを引き裂こうとする。
  IVをコーナーに逆さ吊りにしてドロップ・キック。
  リングに一人残されたVのマスクを引き裂こうとする。
  パンテルがIIIの頭部を鉄柱にぶつける。
  パンテルがVにレッグ・ロックを決めたりして甚振っている。
  IVに狙いを変えIVにコーナー上からエース・クラッシャー。
  パンテルがカバー。カウント2。
  コーナーに振りスプラッシュへ。
  IVは避けると自陣に向かうが脚を取られタッチできない。
  IIIとレフェリーが言い合いになる。
  その隙にワグナーがIVを攻撃している。
  カバーするもカウント2。
  ボディ・スラムからダイビング・ヘッド・バッドへ。
  IVは避けて自爆させるもウォーリヤーに掴まってしまう。
  ウォーリヤーがレッグ・ロックからカバー。カウント2。
  IVに突進。
  IVは打ち上げてコーナーに激突させる。
  ロープに振りクローズライン。
  マスクを引き裂く。
  IIIとVも入ってきてワグナー、パンテルが乱戦に。
  ワグナーもVにマスクを引き裂かれている。
  IIIもパンテルのマスクを完全に引き裂く。
  控えはコーナーに戻る。
  パンテルがVをロープに押してから走るもエプロンのIVにヘッド・バッドを食らう。
  IVがロープ越しにボディ・プレスを決める。
  ワグナーがセントーンでカットしようとするも避けられ誤爆。
  IIIがワグナーをカバー。
  ウォーリヤーがセントーンでカットしようとするも避けられ誤爆。
  IVとVが3人をカバーするも返される。
  IIIが3人をカバーするも返される。
  IVがワグナーにハリケーン・ラナ。
  同時にIIIがパンテルにハリケーン・ラナ。
  同時にIVがウォーリヤーにクローズラインを決めカバー。
  3人ともカウント2。
  ワグナーとIVが胸に張り手を打ち合う。
  ワグナーが低空ドロップ・キック。
  脚を取ろうとする。
  IVが延髄切りを決め突進。
  ワグナーはヒップ・トスに切り返して場外に落とすとエプロンからトペ・アトミコ。
  ウォーリヤーがIIIにショルダー・スルー。
  ドロップ・キックで落とすとトペ・スイシーダ。
  Vはパンテルをコーナー上にのせるとデッドリー・ドライブ。
  レッグ・ドロップを決める。
  クローズラインへ。
  パンテルは避けるとショルダー・タックルで落としトペ・スイシーダ。
  ワグナーがIVにクローズライン。
  ドロップ・キックを決める。
  クローズラインへ。
  IVは避けると変形のアブナミドル・ストレッチを決めギブ・アップさせる!
  ビジャノスの勝利(9分半)!

試合結果

@3本勝負:アラン・ストーン、クリス・ストーンvs.リッキー・マルビン、ソンブラ・デ・プラタ(2−1)
A3本勝負:フェリノ、トニー・リベラ、サファリvs.ヴィオレンシア、ベスティア・サルヴァヘ、フエルザ・ゲレラ(2−1)
B3 本勝負:ブラック・ウォーリヤー、ドクトル・ワグナーJr、ブルー・パンテルvs.ロス・ビジャノスIII、IV、V(2−1)
C3 本勝負:ア トランティス、ミステル・ニエブラ、エル・サタニコvs.ショッケル、タルザ ン・ボーイ、エミリオ・チャールズJr(2−1)
Dタッグ王座戦、3本勝負:レイ・ブカネロ、ウルティモ・ゲレロ(ch)vs.エル・イホ・デル・サン ト、ネグロ・カサス(2−1)
Eカベジェラ・コントラ・カベジェラ:ペロ・アグアーヨSr vs.シエン・カラス