AAA:Best of AAA 1995の分析
| 名勝負 | WWAウェルター級王座戦、3本勝負:シコシス(ch)vs.エル・イホ・デル・サント(5/3/95) |
| 好勝負 | 3本勝負:ラ・パルカ、オクタゴン、エル・イホ・デル・サントvs.シコシス、エディ・ゲレロ、エル・サント・ネグロ(AAA 2/19/95) WWAパレハス王座戦:レイ・ミステリオJr & Sr(ch)vs.フエルザ&フベントゥー・ゲレラ(AAA 3/2/95) 3本勝負:オクタゴン、レイ・ミステリオJr.、エル・イホ・デル・サントvs.ブルー・パンテル、シコシス、フエルザ・ゲレラ(3/17/95) WWAウェルター級王座戦、3本勝負:フベントゥー・ゲレラ(ch)vs.レイ・ミステリオJr(6/16/95) |
@3本勝負:ラ・パルカ、オクタゴン、エル・イホ・デル・サントvs.シコシス、エディ・ゲレロ、エル・サント・ネグロ(AAA 2/19/95)
1本目はエディらルードが奇襲で支配。
そのままフィニッシュですがエディが雪崩式ベリー・トゥー・ベリー、
ネグロがサントに他ならぬキャメル・クラッチを、
そしてシコシスがロー・ブローを決めるのでかなりインパクトがあります。
サントはマスクも剥がれバック・ステージへと消えます。
2本目。
2対3という状況にも関わらずパルカが相手と向かい合います。
しかし卑怯な事にルードは1対1で向き合わず控えが介入です。
2対1スポットをひっくり返す形で何とか1−1に。
3本目。
フェンス、鉄柱と非常にヒートのある乱戦。
そこから1対1の素晴らしい攻防を挟んでルードが再び乱闘での支配です。
マスクを引き裂き、ジャベで決着かと思われたその時お待ちかねのサント・カム・バックで大盛り上がり。
ダイブで大きく爆発させた後でネグロがロー・ブローでDQフィニッシュです。
個々の絡みで特別凄い物は生まれてはいませんでしたが、とにかく盛り上がり第一の展開を最高の俳優で行った内容です。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:10/1/10)
AWWAパレハス王座戦:レイ・ミステリオJr & Sr(ch)vs.フエルザ&フベントゥー・ゲレラ(AAA 3/2/95)
これまでの抗争を見ていると不安を感じるカードでしたが
予想以上の好勝負になりました。
まず足場をかなり堅く作っているのに目を見張ります。
大技を最初から使っているにもかかわらず軽やかな程です。
これによって13分、6分、12分というルチャの限界を超えた長期戦になっています。
全体的な攻防の質は特筆すべきではないものの
重要な所で以下3つの素晴らしいムーブを見せています。
1本目フィニッシュはロメロ・スペシャルを決めている2人を飛び越えてハリケーン・ラナというものですし
2本目には観客席にまで突っ込むトペ・スイシーダ(食らったSrが 戦闘不能になるのではと思われた程)
そして3本目は合体技を利用してフィニッシュ。
最後は死闘の雰囲気が生まれていましたよ。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:5/17/09)
B3本勝負:オクタゴン、レイ・ミステリオJr.、エル・イホ・デル・サントvs.ブルー・パンテル、シコシス、フエルザ・ゲレラ(3/17/95)
手合わせ前から控えも積極的に煽ります。
ルードが情けない姿を見せる序盤の定番ネタで盛り上げます。
雰囲気が出来上がったら締めへ。
ミステリオがトペコンの要領で飛びつきラナ。
端的にまとめた形ながらこの凄技の余韻は素晴らしかったですね。
2本目も観客の熱量を意識しつつ
点での爆発力を活かしながらルード制圧で幕。
3本目。
ルード優位継続ですが、合体技をキーにして展開。
場外ダウン相手へのダイビング技、ダイブ技を連発して度肝を抜きました。
構成はオーソドックスでパンテル/サント、オクタゴン/フエルザ、ミステリオ/シコシスという
個の絡みの強さが大きかったですね。
パンテル/サントはサントがキレていましたね。
序盤のしなやかな動きはミステリオら新世代も真似できないでしょう。
その一方で終盤に見せた、場外でダウンしたパンテルへのトペコンは新世代も顔負けの凄技。
パンテルは地味でしたが2本目のクライマックス導入を担当したように視野の広さは素晴らしいものがあります。
オクタゴン/フエルザ。
流石にオクタゴンはサント、ミステリオに比べると見劣りしましたね。
フエルザは観客に訴える振る舞いでのリズムの作り方がいつもながらに良い。
シコシス/ミステリオ。
シコシスがいつもながらのハード・バンプで
ミステリオのトペコンで飛びついてのハリケーン・ラナとか
ダウンしているシコシスへのトペ・アトミコに代表される
凄い技を引き出していきます。
逆に見るとトリオとしてはそこまで完成されてないように思います。
複数人が関わっての大きな展開はなく
ルード色は分散していますし連携による流れ作りも余り強くない。
緩急はあるのですが間のラインからの微妙な動かしで中途半端でした。
売りがシングルでやるべき要素に集中しているので名勝負とまではいえません。
文句なしに好勝負。
(執筆日:12/?/21)
CWWAウェルター級王座戦、3本勝負:シコシス(ch)vs.エル・イホ・デル・サント(5/3/95)
定番のスポットを使わなかったにもかかわらず
上質のグラウンドを見せてきました。
両脚で首を掴み回して倒すスポットも気持ちよい程回っている。
予想外はこれだけじゃあなかった。
グラウンド後ハリケーン・ラナにいきます。
これがタイミング的にも頭から落ちるハードさといい
決まるかと思わせたのですが決まらないんですね。
いつもと違うモンキー・フリップの打ち方からのトペも素晴らしすぎる。
もう雰囲気は3本目のクライマックス並みになっています。
そして流れるような攻防後に(ここでもそのスピードとムーブは特別な物を感じさせる)
待っていたフィニッシュはシコシスによるキャメル・クラッチという予想外。
2本目以降も続きます。
サントがすぐに取り返す、もしくはルード・プレイ後取り返すのが定番。
しかし最初に見せたのはまさかのグラウンド。
そこからサントの雪崩式技が決まり終わったかと思いきや終わらないんですね。
攻防は激化するばかりで場外でダウンした相手へのトペ・コンヒーロなんて超大技から
素晴らしい連続ダイブを見せてシコシスの連取という予想外の結末まで持っていく。
予想外尽くしの名勝負でした。
大技の連続には若干嫌味を感じない事もないですが
創造性も豊かですし色んな意味でサントなら許されましょう。
ぎりぎり名勝負です。
(執筆日:10/?/10)
DWWAウェルター級王座戦、3本勝負:フベントゥー・ゲレラ(ch)vs.レイ・ミステリオJr(6/16/95)
1本目は微妙で す。
不意打ちでダイブを狙うもベルトを盾にする事で返り討ちにされ瞬殺につながるという物なんですが
ベルトを掲げていたためぱっと見、自ら自爆した感じなんですよね。
2本目の開始時に普通にグラウンドをやっていますし
またこのカードにおいてはそもそも瞬殺ストーリーが余り効果を発揮できないのが実情です。
しかし2本目途中以降から驚異的な内容へとギアが上がっていく。
この試合も全体の流れは薄い方だけれどムーブの流れがあるんですね。
1つだけでも素晴らしいスポットが
配置により連結してより面白くなる。
そういう面で以前よりまた一段進化している。
2ヶ月たっていないのに新たな試みも入っていますし
何よりそれを成功させるのだから当時の勢いを感じますね。
文句なしに好勝負です。
(執筆日:5/17/09)





