TOPルチャ・リブレAAA 1996年 →AAA:Triplemania 4/30/93

AAA:Triplemania 4/30/93の分析


名勝負 なし
好勝負 メキシカン・ナショナル・ライト・ヘビー級王座戦:リスマルク(ch)vs.ラ・パルカ

@3本勝負:エル・イホ・デル・サント、オクタゴン、ヴィジャノIII vs.フエルザ・ゲレラ、ヘビー・メタル、ランボー
 抗争カード同士の上質なやりとり。

 それに加えて控えが入っての合体スポットもあります。
 特にランボーがその意識強く持っていて良かったですね。

 一方でベビーメタルは頑張ろうというのが時に空回りしてましたね。
 最後の攻防はしっかり務め上げて挽回しましたが。

 中盤(2本目)のファウル合戦でレフェリーが反則したか聞く際に
 観客が応えるシーンで観客参加型の試合の色が濃くなり、
 そこからのテクニコの猛反撃で非常に盛り上がりましたね。

 中々良い試合。

Aメキシカン・ナショナル・ライト・ヘビー級王座戦:リスマルク(ch)vs.ラ・パルカ
 記念すべき初回トリプレマニアのショー・スティーラーです。

 シリアス・モードのパルカが素晴らしい。
 場外で間を置いたかと思うと
 コーナー・ワークからミサイル・キックなど
 固定概念に縛られない独創的なアクションを見せます。

 リスマルクも代名詞のバック・ブリーカーを炸裂。
 それぞれ技一つで豊かな意味づけを見せます。

 グラウンドも戦いでありつつ見世物としてのテンポ感がありました。

 ネットでは3本勝負の記載がありますが、おそらく1本勝負が正。
 1本勝負を活かした鬩ぎ合いは過熱し、
 リスマルクが場外へのダイビング・クロス・ボディも放ちます。

 正統派のリスマルクが見せる強度のある芯に
 パルカの変幻自在さがピッタリ噛み合って化学反応を起こしました。

 カウント3ぎりぎりでリスマルクが返したかどうか裁定の審議に入り、試合再開になる演出は
 試合のテンポを損ね分断しているのでいらなかったですが、素晴らしい試合でした。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:12/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@3本勝負:エル・イホ・デル・サント、オクタゴン、ヴィジャノIII vs.フエルザ・ゲレラ、ヘビー・メタル、ランボー(2-1)
Aメキシカン・ナショナル・ライト・ヘビー級王座戦:リスマルク(ch)vs.ラ・パルカ