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AAA:Best of AAA 2022 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 ショーセンター・トーナメント決勝:ラレド・キッドvs.エル・イホ・デル・ヴァイキンゴ(10/23/22)

@マスカラ・コントラ・マスカラ:ペンタゴンJr. vs.ヴィジャノIV(Triplemania XXX Mexico City 10/15/22)
 ヴィジャノが入場中のペンタを襲撃。
 一方的に攻め立てつつも硬軟組み合わせが良いですね。

 ペンタが反撃かと思わせて
 それ以上の追い込みをかける展開。
 どストレートな見せ方ですが、
 ペンタのスター力と正確なタイミングでの展開が素晴らしかったですね。

 両者血みどろになりながらの後半戦。
 雰囲気がありましたが、高齢ルチャドール(ヴィジャノIVは57歳)の試合の毎度の事で
 切り返しに説得力ない所も散見されたことは否めない。

 それでも勢いで押し切ってTriplemaniaのメインとして締めくくりました。
  
 好勝負に少し届かず。

Aエル・イホ・デル・ヴァイキンゴvs.ラレド・キッドvs.タウルス(10/2/11)
 最初は辿々しい3ウェイ。
 シングルでもリズムが合いませんでした。

 ただ字面に起こした時にはすごいムーブを見せるし
 流石に後半になる頃には矯正してズレを無くしてきました。

 タウルスのトペを皮切りに怒涛の攻防。
 終盤の派手さは前半の微妙な印象を払拭するに余りあるものでしたね。

 好勝負に少し届かず。

Bショーセンター・トーナメント決勝:ラレド・キッドvs.エル・イホ・デル・ヴァイキンゴ(10/23/22)
 ラレドが先手を取りヴァイキンゴは自分のペースを掴めない様子を見せます。
 ラレドが場外で物をぶつけたりとルード・モードに入り、
 一方的な展開ながらそのストーリー・ラインで惹きこみます。

 スポットの点がメインになりつつも
 決勝ということで花道投げといった特別なものもあるし、
 攻防量にメリハリがあるので点のままで終わらず、
 つながって大きなうねりとなっています。

 終盤わざわざカウント2だったとレフェリーが実況席でアナウンスするのは微妙。
 レフェリーは黒子てあるべきでしたね。

 ここら辺から過剰演出で落しどころが見つからない感じがあり、
 もう少しすっきりまとめた方が印象は良かった。

 しかし決勝このカードの期待には応えた激戦です。

 ぎりぎり好勝負。

C3本勝負:ドラゴン・ベイン、エル・イホ・デル・ヴァイキンゴvs.アルファ・ウルフ、トキシン(12/25/22)
 入場するなり乱戦。
 ウルフらが支配してそのまま1本。
 2本目も荒々しくベインらを甚振っていきます。
 ダイブと張りて合戦で盛り上げ1-1。
 この2本は展開こそテンプレですが意外に軽くない質量感を持っていて良かったですね。
 
 3本目は4人が適切に攻防織り交ぜ大盛り上がり。
 欲を言えばもう少し尺が欲しかったか。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:12/?/22)