AAA:Best of AAA 2012の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | クルーザー級王座戦、イリミネーション・マッチ:ジャック・エヴァンス(ch)vs.シコシスvs.フベントゥー・ゲレラvs.テディー・ハート(3/19/12) ディナスティア、マスカリータ・ドラダ、オクタゴンシートvs.ミニ・チャーリー・マンソン、ミニ・イステリア、ミニ・シコシス(8/12/12) |
@クルーザー級王座戦、イリミネーション・マッチ:ジャック・エヴァンス(ch)vs.シコシスvs.フベントゥー・ゲレラvs.テディー・ハート(3/19/12)
まずはライバルであるテディーとエヴァンスがヒート・アップ。
シコシスとフービーが王者を落とテディーに加勢しエヴァンスがリンチされます。
1対3をいきなり持ってくると停滞するものですが
合体技などにより逆に自然と加速させることに成功していますね。
また協力関係は大きな展開により描かれず
それぞれが各場面で判断する構成となっているので
頭を働かせて、ついたり離れたりと試合を自由に描いています。
後半からはAAAお得意のハードコア。
テーブル、椅子、買い物籠、ラダーと次々と凶器が出てきます。
乱入者により場外テーブルに画鋲葬されたシコシスがまずは脱落。
人体破壊技を凌いだエヴァンスがテディーを沈め、最後はエヴァンスvs.フービーです。
テディーvs.エヴァンスとは一味違ったクルーザー級ならではの攻防を繰り広げました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:6/1/12)
AAAAミニズ王座戦:ミニ・シコシス(ch)vs.マスカリータ・ドラダ(6/2/12)
ドラダの軽さを活かしたレスリング。
いつもはアーム・ドラッグなどを決める訳ですが
今回はトルベジーノのように空中浮遊からサブミッションに入る技に拘っているのが面白い。
シコシスが体格の違いを見せつけた後、
ドラダが縦横無尽に飛び回り良い攻めの積み重ねを見せます。
3本勝負ならここで1本でしょうね。
続いてはシコシスのセコンド、ミニ・イステリアが介入。
マスク剥ぎから合体技まで行って煽ります。
3本勝負ならここで2本目。
ロープに押し飛ばしたところでドラダがロープに飛び乗りハイ・フライと
意表を突いたタイミングで反撃開始。
セコンドのオクタゴンシートのダイブ、ドラダのダイブと続けて攻勢を仕掛けるも
最後はシコシスがマスクを剥いでからのフィニッシャーで幕。
3本勝負の構成を活かしながら高いレベルのタイトル・マッチに仕上げました。
中々良い試合。
(執筆日:7/20/12)
Bディナスティア、マスカリータ・ドラダ、オクタゴンシートvs.ミニ・チャーリー・マンソン、ミニ・イステリア、ミニ・シコシス(8/12/12)
ディナスティアは初めて見ましたがアピール上手いですね。
カリスマ性を醸しています。
また前転かと思いきや逆立ちしたりとムーブも凄く、
ミニでもこのような動きができるのか、と感心させます。
ドラダはご存知の通りトップ・クラスのムーブができますが
そんなにレスラーとしてのバランスは良くないので
ディナスティアのような選手が出てくると彼ばかりに負担がかからず
トリオとしての完成度が上がってきますね。
オクタゴンシートは特に印象に残らず。
一方でルードですがイステリアはキレがありますね。
マンソンは感情をのせるのが上手いし、シコシスは冷静に状況を判断しています。
後半はダイブを前倒しして、もっと単純明快な流れにしても良い気がするものの
AAAとは思えぬ素晴らしい試合でした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:9/1/12)
Cドクトル・ワグナーJr. vs.LAパーク(11/15/12)
とにかく観客の盛り上がりが異常。
インパクトある火炎椅子攻撃を初手で放り込むと
その後は応援を引き出す見得ベースで試合を作り上げていきます。
アクションはたいしたことないんですが
グダつかないぎりぎりのラインで魅せてくる。
ある意味、メキシコ版、ロックvs.ホーガンといっても良いか。
流血、ダイブでスローながらも試合は発展。
終盤はレフェリー絡みで演出を加えました。
一見の価値はある。
中々良い試合。
(執筆日:12/25/12)
注目試合の詳細
なし試合結果
@クルーザー級王座戦、イリミネーション・マッチ:ジャック・エヴァンス(ch)vs.シコシスvs.フベントゥー・ゲレラ(新チャンピオン!)vs.テディー・ハート(3/19/12)AAAAミニズ王座戦:ミニ・シコシス(ch)vs.マスカリータ・ドラダ(6/2/12)
Bディナスティア、マスカリータ・ドラダ、オクタゴンシートvs.ミニ・チャーリー・マンソン、ミニ・イステリア、ミニ・シコシス(8/12/12)
Cドクトル・ワグナーJr. vs.LAパーク(11/15/12)